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城咲仁さん

No.1ホストの座を捨て、タレントへと転身された背景には、どのような気持ちの変化があったのですか?
ホストが嫌になってしまったとか?
ぜんぜん。居心地はよかったですよ。接客業って、お客さまに奉仕して喜んでいただくものですが、僕の場合はちやほやされたわけですから。とても気持ちよかったんですけど、そういうものを守っていくことが嫌だったんです。一つの世界に固執した小さい人間になってしまうんじゃないかって。 やめるときは、もちろん怖さもありました。先のことを何も決めずスパッとやめましたから。人生で一番怖かったかな。
そこから芸能界という新しい世界に飛び込まれて、いかがですか?
いろんな仕事をさせてもらって分かったのは、自分が無力だってこと。鼻を根こそぎ取られるくらいに、何もできないということを知らされました。でも、今はそういう状態を楽しんでいます。この仕事は、自分次第でいろんな新しいことに挑戦できるところが魅力。まだまだやってみたいことはたくさんありますよ。
最近は、料理上手としても知られるようになって、料理本「野菜たっぷり おいしいレシピ」も出版されていますね。料理にめざめたきっかけを教えてください。
もともと「食」に興味があって、自然に始めた感じですね。社会に出たばかりの頃ってお金ないでしょ。でも美味しいものは食べたい。なら作るしかないじゃん、っていう発想でどんどん作るようになった(笑)。
「野菜たっぷり おいしいレシピ」は、身近な料理本をめざしました。調味料や食材を使いすぎない、面倒くさいことはやらない、鍋一個で作れる。そんなレシピを載せているので、料理が苦手な人でもチャレンジできると思います。料理って、僕は「愛」だと思っているんです。ぜひ好きな人に作ってあげてほしい。
料理=愛ですか? 単に食べ物をこしらえることが料理ではないと。
そう。「10年前に食べた物が今のその人の細胞を作っている」と聞いたことがあるんだけど、つまり好きな人のために料理を振る舞うことは、その人の10年後を考えているという裏メッセージが込められているあるわけでしょ。それは言葉を超えた愛だよね。



なるほど。料理ってすごく大切なんですね。
ところで、城咲さんがお仕事をされる上で心がけていることって何ですか?
無力な自分が挑むという姿勢ですね。あと、自分の存在できる場所、生かしていただける場所を与えていただけることの喜びを忘れないようにしています。
この世界に入って、いろんな新しいことを学べるチャンスを与えていただいて、僕はすごく幸せだと感じています。だから、昔以上に僕を生んでくれた両親を愛してる。この間ね、それを伝えたくて母親に、「生んでくれてありがとう」って電話したの。「何、言ってんの」って言われたけど(笑)。
そうなんですか(笑)。城咲さんは、謙虚さと、何事にも立ち向かっていく強さをもっていて、その上やさしい。完璧な男ですね!
いやー、まだまだ。僕はまだ女性に役に立つ男になっていない。「城咲仁といるだけで私はキレイになれる」という男にならないとダメだと思ってますから。
子供と高齢者と女性には100の力を出して守れる男になりたいですね。
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