2年間は好きな勉強を続けつつ、自分だけの「これ!」と呼べるものに出会いたかった
浅井優一さん(28歳)
学部時代の留学経験で得た英語力を活かして就活を突破するも、目的のなさに疑問を感じ2005年4月大学院進学を決意。2007年春からはESD研究センターのリサーチアシスタントとして週3回勤務する。
内定を頂いた企業や業種に興味がないまま就職するのに疑問を感じていたとき、鳥飼玖美子教授を通して、この研究科の存在を知りました。初めは通訳・翻訳への道が開ければ、という程度の認識でしたが、実際に学びだすと、「異文化コミュニケーション」という学問のおもしろさにやられました(笑)。異文化、環境、言語、通訳翻訳を領域横断して学ぶと、時代や地域社会固有の思想・価値観の成立事情がわかります。部分的な理解しかなかった「世界」の輪郭が、やっと見え出したという感触です。
将来の目標は「実践する研究者」。入学当初はまさか自分が研究職に就くなんてと思っていましたが、後期課程に進学する際に覚悟を決め、家族も説得しました。現在はとにかく1冊でも多く本や論文を読み、「行為を相対的にとらえる」視座を育んで、変化する時代と環境に対してのヒントを導き出す手がかりをつかもうと必死です。修士論文は国内に的をしぼった研究でしたが、後期課程では海外の環境運動や開発事例にも対象を広げています。目標は「言語論」担当の小山亘准教授です。
言語論
世界、時代を俯瞰する喜びに出会える授業。本専攻で横断的に学ぶ4領域を「つなげている」価値や思想が姿を現し、時代の必然・偶発としての文化や社会が理解できるといっても過言ではありません。
ネイチャー・ライティング論
小説はあまり読まないほうでしたが、この授業では自然に関する欧米や日本の文芸作品を読み、学んでいきます。時代によって自然表現はどう変化してきたか。現代の環境問題とのリンクなど、テーマも興味も尽きません。
通訳翻訳文化論
通訳翻訳のハウツーではなく、その文化的役割について考察する授業。「訳す」とは、言葉を手渡すだけでなく、その時代を体現する文化、すなわち自分たちの属する価値観そのものを交換するということを学びます。
お金のやりくり法
ある一日のスケジュール