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在校生・修了生インタビュー
東京都立産業技術大学院大学
産業技術研究科
産業技術専攻創造技術コース

  • 理学・工学・農水産系
  • 東京都
  • 大学院
昔からの夢を叶えるため
研究者になる。その夢を叶えるためアジアの大学院のなかから同大学院を選択しました。

ゴン ルイさん(32歳 ※取材時)

大学卒業後、エンジニアとして活躍。研究者を目指すため、2017年に同大学院に入学。2019年に修了し、東京都立大学の博士課程に進学。その後、研究者としてのキャリアをスタートさせた。

入学の理由

大学卒業後にエンジニアとして就職したものの、心のどこかで「いつかは研究者になりたい」という想いがくすぶっていました。退職を機に各国の大学院の検討を始め、最終的に学術出身と企業出身の双方の教員から指導を受けられる同大学院を選択。一言で「研究者」と言っても大学なのか企業なのかでキャリアが大きく枝分かれしますし、「ここでなら将来の可能性を広げられる」と願書を手に取りました。いつでも自分の研究に没頭できる「東京夢工房」の存在も同大学院に惹かれた理由のひとつです。

大学院の魅力

現在、私は研究者として大学に所属していますが、状況によっては企業に身を移すことも視野に入れています。こうしたキャリアイメージを描けるのは、同大学院で学術と実践の両方を学ぶことができたから。PBLと呼ばれるプロジェクト型演習ではメンバーとともに「高齢者向けの脱水症状予防システム」を開発することができましたし、授業外でもよく「東京夢工房」を活用して自分のビジネスアイデアをかたちにしていました。学術と実践。その二兎を追えることは同大学院の大きな魅力だと思います。

私のオススメ科目

ET(Embedded Technology)特別演習

マイコンの「mbed」を活用して、多種多様なセンサーを操作する演習。この講義が大きなきっかけとなり、研究者となった今も「mbedを活用した医療機器の開発」を自身の研究テーマに設定しています。

組込みシステム特論

ET特別演習の前に開講された、CPUの構造などについて学ぶ講義。電気電子の最低限の知識が学べるため、「IoT時代に必須の授業」とも呼べると思います。私は同講義で、初めて電子回路や信号交換について学習しました。

システムモデリング特論

AIを活用したモデリングについて学習する講義です。プログラミング理論や暗号理論で活用されている「離散数学」の知識はもちろん、実践を通じてアルゴリズムやプログラミングの技術も磨くことができました。

お金のやりくり法

授業料は貯金から。生活費はパートタイムの給料からまかなっていました。学費がリーズナブルなことも同大学院の特長のひとつ。私は対象外でしたが、同級生のなかには教育訓練給付制度を活用されている方もいました。

ある一日のスケジュール

6:00起床。健康のためにエクササイズをします。その後、出社までの時間を活用して課題に取り組むことも。この日はCADソフトを使ってロボットの指のモデリングに臨みました。
9:00自宅を出発。徒歩で職場に向かいます。私は歩きながら考えることが多く、通勤途中の時間を活用して「学んだ技術を活用してなにができるか」と思考をめぐらせていました。
10:00出勤。Webデザイン関連業務をスタートします。大学院には大手自動車メーカーでデザインを担当していた教員の方がいらっしゃるので、講義で学んだ手法などを仕事に活かすことも多かったですね。
12:00ランチ。基本的には同僚と食事を楽しみますが、レポートの締切が近いときなどは参考資料に目を通すこともありました。
17:00業務終了。電車で大学院に向かいます。移動時間を活用して専門書籍や新聞などを読むようにしていました。予習として大学院の講義動画を視聴することもありました。
18:30講義開始。他の受講生との議論に臨みました。同級生の年代は20代から60代まで。IT業界のエンジニアや経営者、大学の教員として働いている方が多かったですね。
20:001コマ目終了。2コマ連続で受講することもありましたが、この日はPBLのメンバーでミーティング。ディスカッションをしながら開発方針を決めました。終了後にそのまま食事会に行くことも。
21:30キャンパスを出て、自宅に向かいます。仕事に学業と体力を使い切っているので、講義終了後は勉強しないようにしていました。その代わり、課題などは日曜日に集中して取り組むようにしていました。
24:00就寝。私は朝型のため、できるだけ早い時間に寝て、身体を休めるようにしていました。
問合せ先03-3472-7889(管理部管理課教育企画・入試係)ホームページはこちら
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