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研究者を養成する情報工学系の研究科は従来からあったが、最近では現場のITエンジニアの実務能力を鍛えるタイプのIT系大学院が増加。オープンソースやWEBシステム、情報セキュリティなどエンジニアにとって旬な技術が学べる大学院が充実してきたことで、現役エンジニアのスキルアップの機会や文系出身者のエンジニアへの転身機会も増えてきた。
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IT業界は急速なスピードで進化している。現場のエンジニアは独学や短期講座などで最新技術をキャッチアップしていかなければならず、オープンソース、WEBシステム、情報セキュリティ、組込みシステムといったニーズの高いテーマに関して体系的に学ぶ機会が少ない。また、最新技術に関しては習熟したエンジニアがまだまだ少ないため、文系からの転身チャンスもある。こうした背景があり、現場で通用する実践的なITスキルを学べる大学院が増えているのだ。情報セキュリティ大学院大学、神戸情報技術大学などここ数年で新しく設置された大学院や研究科・専攻・コースはどれも特賞を強く打ち出している点も特色。文系出身者や社会人を積極的に受け入れるため入試でも理工系の科目を課さない大学院が増えている。
まず、現役のITエンジニアの場合のメリットは上の「注目される理由」で解説したとおり。また、同じIT業界といっても、汎用系のエンジニアなどからよりニーズの高いオープンソースやWEBといった分野に転身を狙っている人、情報セキュリティの知識を強化したいIT企業の営業担当者などのスキルアップにも有効だ。また、最近登場しているIT系大学院のなかには、IT未経験の文系出身者も受け入れているケースが少なくない。一般に、エンジニアが経営を学ぶより、文系出身者がITを学ぶほうがハードと言われ、進学後の勉強は楽ではないが、道は開かれているのだ。また、ニーズの高い技術を大学院レベルで習得することにより、未経験からの転身チャンスも広がることになる。
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●オープンソース ソフトウェアの設計図であるソースコードをインターネットなどで公開すること。OSのLinux、データベースのPostgreSQLなどがその代表格。企業が開発したソフトウェアの場合はソースコードは企業秘密だが、オープンソースの場合はユーザーが自由にソースコードをもとにカスタマイズできる。かつローコストというメリットもある。そのため、LinuxやPostgreSQLは急速に普及し、オープンソースに対応できるエンジニアへのニーズも高まっている。 ●情報セキュリティ 「情報セキュリティ」とは、技術を指す言葉ではなく、企業や個人が文字通り「情報を守る」ことを意味している。ファイアウォールやウイルス対策ソフトなどは、情報セキュリティの一環であり、本質的にはセキュリティポリシーの策定やその徹底が重要なポイントとなる。こうした情報セキュリティの管理システムとして「情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)」が注目されている。
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<こんな職種>
システム開発の上流工程で、顧客の要望をくみ上げ、システムを企画する仕事。ビジネス寄りのコンサルタントと組む場合は、主に技術的な分野が担当領域となる。
<こんな人に向いている>
体系的でかつ最新の技術に関する知識はもちろんだが、コミュニケーションスキルや金融、流通などの業界知識も必要。他業界でキャリアがあれば転身チャンスも。
<大学院でこんなことを学ぶ>
オープンソースや情報セキュリティなど通常現場で習得することを大学院では体系的に学べる。また、ビジネス系の科目もある大学院なら経営や財務・会計も学べる。
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<こんな職種>
システムの全体構造を設計する仕事。例えばERPパッケージやデータベースなどをどう組み合わせてITソリューションを実現するかを技術的側面から考える。
<こんな人に向いている>
上流工程でシステム全体をとらえる立場で仕事をしたいが、コンサルティングやマネジメントではなく、設計・開発(=ものづくり)に携わりたいという人に向いている。
<大学院でこんなことを学ぶ>
オープンソースや情報セキュリティなど通常現場で習得することを大学院では体系的に学べる。ITに関する広範囲で最先端の知識を学んでおきたい。
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<こんな職種>
システム開発などのプロジェクトにおいてメンバーの人選やモチベーションアップ、予算や進捗状況の管理などを行うマネージャー。IT業界内でも慢性的に人材不足の職種。
<こんな人に向いている>
幅広く高度なIT知識ととマネジメント力が求められる仕事なので、通常、経験豊富でかつ管理能力もある人材が就く職種。未経験からの転身は厳しい。
<大学院でこんなことを学ぶ>
プロジェクトマネジメントのフレームワーク(PMP、P2Mといった資格もある)など。MBA系の大学院でプロジェクトマネジメントを学ぶ選択肢もある。
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<こんな職種>
ネットワークやサーバー、データベース、情報セキュリティシステムなど分野に関して、IT製品の導入や技術支援、分析、運用保守を行うエンジニア。
<こんな人に向いている>
文系出身者がIT系大学院を経てITエンジニアへの転職を狙うならこの職種が目標となることも多い。大学院で学ぶ最新技術がダイレクトに活かせる。
<大学院でこんなことを学ぶ>
サーバーやネットワーク、データベース、情報セキュリティなど幅広く学ぶのが理想。その中でもなにか自分の得意分野となるものを作っておきたい。
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<こんな職種>
業務用パッケージソフトのカスタマイズ、業務システム開発、さらに運用・保守などを行う仕事。一般に「SE」と言われる職種にも該当する。
<こんな人に向いている>
業務用システムの開発にかかわるしごとなので、IT未経験者でも金融、会計、あるいはその他の業界の業務プロセスに関する知識・経験があれば有効だ。
<大学院でこんなことを学ぶ>
Javaなどのプログラミング言語が未習特であればそこから。実際に言語を使って疑似のアプリケーションなどを開発しながら技術を磨く。
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<こんな職種>
基本ソフト、ミドルソフト、応用ソフトなどのをフトウェアを設計・開発する仕事。これも一般に「SE」「プログラマー」と言われる職種。
<こんな人に向いている>
パッケージソフトの開発などにはマーケティングなどのセンスやビジネス経験も必要なので、文系出身者にも転身チャンスあり。ものづくりにこだわる人にも適性あり。
<大学院でこんなことを学ぶ>
Java、C++などのオブジェクト指向言語はニーズが高いため、大学院にいるうちにこれらの言語を使ったソフトウェアの設計・開発経験を積んでおこう。
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