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MBAとは、Master of Business Administrationの略で、一般に「ビジネススクール」と呼ばれる経営学の大学院(修士課程)修了者に与えられる学位のこと。そのビジネススクールで提供されるMBAプログラムの最大のポイントは、研究者育成ではなく、現役ビジネスパーソンの実践的スキルアップを目的とした教育内容にある。具体的には、マーケティング、ファイナンス、人的資源管理など経営実務に必要な専門知識とビジネスリーダーとして活躍できる論理的思考力などのスキルを身につけることができる。教育方法としては、実際の企業事例を素材にディスカッション中心で授業を行う「ケースメソッド」と呼ばれる手法を採用している大学院が多いのが特色。MBAを取得するためには、以前は欧米へ留学するのが一般的だったが、最近では日本国内の大学院のMBAプログラムも充実。夜間開講、通信教育など受講形態も多様化してきている。
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「今まで目先の仕事に追われて、自分がかかわっているビジネスの全体像が見えていなかったが、MBAを経て、それが把握できるようになった」。MBAプログラムで学んだ多くの人が口にするのこのセリフ。ビジネスを理解するために必要な知識が体系的に身につくことによって、このような力が磨かれるのだ。
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MBAの授業はプレゼンテーションや議論の連続。根拠のない意見や思いつきのアイデアは徹底的に突っ込まれる世界なので、必然的に、データを集めたうえで論理的に考え、論点を明確にして話す力が磨かれていくことになる。もちろん、プレゼンや議論だけでなく、企画書などビジネス文書をまとめる力もアップする。
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社員教育の場としてMBAを評価する企業は増えてきているが、MBAの学位を昇進・昇格の際の条件にするような企業は、日本ではまだまだそう多くない。しかし、欧米のビジネスシーンでは、MBAは「ビジネスエリートなら持っていて当たり前」という認識が定着しており、国際舞台で活躍するなら、MBAの肩書きが役立つ場面は多い。
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MOTとは“Management of Technology”の略で、日本語では「技術経営」と呼ばれる学問分野。メーカーやIT企業などの技術系企業の経営には技術と経営の両方を理解し、この2つを融合させたイノベーション戦略が必要という考え方から、MBAの進化系として80年代アメリカで注目を集めた。日本でも、2003年に早稲田大学、芝浦工業大学がMOT専門職大学院を開設したことを皮切りに、2004年には東京理科大学など、2005年には東京工業大学など、2006年には新潟大学などで続々とMOT大学院が登場。対象となるのは、技術系企業で経営や戦略立案に携わる文系ビジネスパーソンや技術者・研究者、あるいは技術系企業の立ち上げをめざす起業家予備軍など。経営の下地がある人材が技術を学び、技術の下地のある人材が経営を学ぶ場として期待されている。一口に技術といっても、IT、バイオテクノロジー、ナノテクノロジーなど、注目を集めている分野は数多くあり、各大学院によって強い分野は異なる。
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高い技術力はあるのに経営部門と技術部門がうまく連動していないために、経営革新が効率的に進まないという問題は、大手・中小を問わず日本の多くの技術系企業が抱える経営課題。リーダーシップをとって、この問題を解決できる人材へのニーズは高く、経験+MOTで専門性を高めれば、経営の中枢で活躍するチャンスも。
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技術者・研究者のキャリアアップでポイントになるのが、マネジメントに進むのか、技術を極めるのかの選択。前者を選んだ場合のスキルアップの場としてMOTは非常に有効だ。「経営サイドの人材が技術を学ぶより、技術者・研究者が経営を学ぶほうが効率的」という声も多く、MOTで学べば、昇進・転職のチャンスも広がる。
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MOT大学院は、「最先端の技術をどう経営に活かすか」を実践的に考える場なので、MBA以上に実際のビジネスとの関連性は深い。そのため、技術系企業の起業を考えている人にとっては、大学院での研究がそのままビジネスモデルの構築や事業計画に直結する。修了してからではなく、MOT進学が起業準備の第一ステップとなるのだ。
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