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大学へ行くということ

今月のキャリアチェンジストーリー

子育ての悩みを解消するために通信制大学に進学。視野を広げ、生涯学習センターの学習相談員に転身
仲西 千春さん(31歳)

短大国文学科を卒業後、アパレル会社に就職。販売員として4年間働いた後、2001年に結婚を機に退職、同年出産。家事、育児をしながら、転職して仕事(事務職)も続けた。2004年秋に、その年の春に開学したインターネットで学べる通信制大学、八洲学園大学生涯学習学部家庭教育課程に入学。現在4年目。この春から自治体の生涯学習センターで学習相談員を務める。

仲西 千春さん

大学に通おうとしたきっかけ 働きながらの子育てに悩み、新しい視点を求めた

仲西 千春さん

当時は働きながら子育てすることに悩んでいたんです。既存の育児書を読んでも、いつも一緒にいてあげられる専業主婦を前提に書かれているものがほとんどで、自分には当てはまらない。だから、「自分なりの育児書」を作りたい!というのが、外での学びを求めたきっかけですね。誰々ちゃんのお母さん、誰々さんの奥さんという役割だけでない「自分」を確立したいという思いもありました。また、同じ立場のお友達ともっと出会いたいという気持ちもありましたね。母親同士が集まる場所ってどうしても限られてしまうので。

大学を選んだポイント 通信制で家庭教育が学べる自分にピッタリの大学だった

最初は「大学」にこだわっていたわけではなかったんです。ただ、やるからにはしっかり学びたいと考えながら、いろいろと当たっているうちに、大学が候補として残っていきました。通学で心理学を学ぶことも考えたのですが、働きながらでは大変。その点、八洲学園大学は、通信制で、まさに今自分が関心がある家庭教育について学べる大学だったので心が惹かれました。インターネットで学べる新しい大学というのも魅力でしたし、授業料もリーズナブルで、大学内に託児所の設備があることも決め手になりましたね。

大学で得られたもの 学んでいく中で新たな興味が喚起され、視野が広がった

1年次は「乳幼児のしつけ」「親子の信頼関係」など、直接子育てにかかわる科目を中心に取っていました。これらの科目では、親の立場からだけでなく、子どもの立場に立って考えることの大切さを学びましたね。授業で良くない接し方の例を聞いて「私、当てはまってる…」と気づかされたり、逆に「ここはちゃんとできてるな」と理解できたりしました。そして学べば学ぶほど新たな興味が喚起されていきました。例えば、子どもがどうして悪いことをするかという観点から考える「善悪意識の育成」、算数的な考え方を家庭教育に取り込んだ「算数的な活動と家庭教育」といった科目を学ぶことで、ものの見方が豊かになりましたね。また、2年次に学んだ「生涯学習論」はその後のキャリアチェンジにも大きく影響しました。

大学で学んで変わったこと 自分に余裕と自信ができ、人との付き合い方が変わった

仲西 千春さん

大学で学んで視野が広がったことで、心に余裕ができたことが大きいと思います。同時に自分に自信が持てるようにもなりました。その結果、家族や友達のコミュニケーションの取り方が変わりましたね。例えば、子どもの言うことをしっかり聴いてあげたり、反対にこちらの言いたいこともしっかり話してあげることができるようになりました。すると子どもの反応って変わってくるんです。たとえば忙しい時に「ちょっと待ってね」とつい言ってしまいがちですが、「ちょっと待ってね、時計のこの長い針がここまでくるまでね」と小さな子どもにも分かる条件を伝える、それだけで信頼関係が深まるのだということを学びました。
また、夫や主婦仲間とも前向きな気持ちで付き合えるようになり、その中で「人に何かをしてあげること」に喜びを感じる自分を改めて発見しました。それが、学習相談員への転身にもつながりました。

大学・大学院をめざしている人へのメッセージ 子どもがいることを「できない」言い訳にしないで!

何かを学んでみたいという気持ちはあっても、「仕事も子育てもあるし…」と消極的になっている主婦の方は少なくないかもしれません。でも、子どものことを理由にしないでほしいな、と思うんです。もちろん、見切り発車はダメですけど、子どもがいてもできる人はできるし、いなくてもできない人はできない。「ダメかもしれない…」という発想を捨て、「やる」と決めたら「できる!」と考えることが大切だと思います。自分で実践してみて、それを強く感じました。出来ない理由を探すのではなく、出来る事柄を見つけることが大切だと思っています。

現在の仕事をどれくらいやるか分かりませんが、自分が常に学んで行く姿勢を崩さないよう努力したいし、自分の子育ての経験を、悩んでいるお母さんたちに語ることで、いろんな意味で手助けをして行けるようになりたい、と思っています。

現在の生活と仕事

現在は、主婦、母親、学生、学習相談員の4つのわらじを履く充実した毎日。生涯学習センターでは、週4日、子どもからお年寄りまで幅広い層の生涯学習に関するアドバイスなどを行う学習相談員として働いている。家庭では、保育園の年長であるお子さんの育児をしながら、自宅で週2日、18:30〜20:00までの大学の授業をインターネットで受講している。この他、テキスト科目を6科目履修中。

仲西さんが通った大学

八洲学園大学
生涯学習学部
家庭教育課程
家庭教育や生涯学習について、現実の子育てや地域での生活に即して幅広い視点から学べる通信制大学。一度も登校しなくても卒業できるeラーニング大学で、リアルタイムで行われている授業にチャットで参加するシステム。横浜市のキャンパスで生の授業に出席することもできる。学生のほとんどは主婦をはじめとする社会人だ。
http://study.jp/univ/yashima/top.html

過去のバックナンバー

Vol.1小野澤 光子さん 東京国際大学大学院 臨床心理学研究科
Vol.2柿本 真奈美さん 愛知産業大学 通信教育部 建築学科
Vol.3伊藤 美穂子さん 日本大学大学院 グローバル・ビジネス研究科
Vol.4星 智恵さん 情報セキュリティ大学院大学 情報セキュリティ専攻
Vol.5仲西 千春さん 八洲学園大学 生涯学習学部 家庭教育課程
182人の先輩カタログ。