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MOTとは?

記事:MOTガイド

MOTの特色

“技術”と“経営”の両方を理解し、
企業のイノベーション戦略を考える大学院
MOTとは、“Management of Technology”の略で、日本語では「技術経営」と呼ばれる学問分野。メーカーやIT企業などの技術系企業の経営には技術と経営の両方を理解し、この両者を融合させたイノベーション戦略が必要という考え方から、MBAの進化系として80年代アメリカで注目を集めた。日本でも、2003年に早稲田大学、芝浦工業大学がMOT専門職大学院を開設したのを皮切りに、2004年には東京理科大学など、2005年には東京工業大学など、2006年には新潟大学などで続々とMOT大学院が登場。対象となるのは、技術系企業で経営や戦略立案に携わる文系ビジネスパーソンや技術者・研究者、あるいは技術系企業の立ち上げをめざす起業家予備軍など。経営の下地がある人材が技術を学び、技術の下地のある人材が経営を学ぶ場として期待されている。一口に技術といっても、IT、バイオテクノロジー、ナノテクノロジーなど、注目を集めている分野は数多くあり、各大学院によって強い分野は異なる。
MOTはこんな人向き!
  • 技術系企業で経営課題解決にかかわっている人
    多くの技術系企業では、優れた技術をいかに利益に結びつけるかに苦心している。MOTは、こうした課題に直面しているビジネスパーソンにとって、課題解決のための視点、手法、知識を得るために最適の場だ。
  • 経営的視点を養ってステップアップしたい技術者・研究者
    技術者・研究者がMOTで学べば、技術系の知識・スキルを活かしつつ、事業立案やマーケティングなどの分野に進む道が拓ける。「経営サイドの人材が技術を学ぶより、技術者・研究者が経営を学ぶほうが効率的」という声も多い。
  • 技術系企業を立ち上げようと考えている人
    MOT大学院は、「最先端の技術をどう経営に活かすか」を実践的に考える場。そのため、技術系企業の起業を考えている人にとっては、MOTでの研究がそのままビジネスモデルの構築や事業計画に直結する。

MOTなんでもQ&A

Q 給料アップ、昇格などに役立つ?
A 日本ではMOTはまだスタートしたばかりで、ビジネス社会での評価はまだ定まっているとはいえない。そのため、現状ではMOTで学んだ経験やMOTの学位をどう評価するかはその企業次第という面がある。とはいえ、MOTが養成する「技術と経営の両方がわかる人材」は希少価値が高く、MOTで学んだ経験を実務にフィードバックして結果を出せば、企業内での評価は当然アップするはずだ。
Q 自分に合ったMOTを選ぶポイントは?
A MOTで扱う“技術”は、エレクトロニクス、機械、IT、化学、バイオテクノロジー、ナノテクノロジーなど多岐にわたる。そのため、各MOT大学院にも得意な技術分野がある。また、中小企業を対象としているMOT、起業家育成に力を入れているMOTなどもある。MBA以上に個性的な大学院が多いので、こうした特色の見極めが大切。また、働きながら通う場合は、開講時間帯、サテライトキャンパスの有無なども重要なチェックポイントだ。
Q 英語力は必要?
A たいていの日本のMOTでは、日本語での授業が中心となる。ただし、一部の授業を英語で行うといったケースはよくあるので、事前に調べておこう。英語の授業が一定割合で実施されるMOTの場合、出願時にTOEICやTOEFLのスコア提出が求められることが多い。授業についていくためには、おおむねTOEIC700点、TOEFL(PBT)600点程度の英語力が必要となるようだ。
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