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2004年にはデジタルハリウッド大学院が登場し、2005年には東京芸術大学が映像研究科を開設、2006年には映画専門大学院大学が設置されるなど、徐々に、WEBや映像といった分野の大学院が増えてきている。これらの大学院はいったいどんな人材の育成を目的としているのか、修了後にはどんな可能性が開かれているのかなどをまとめてレポートしよう。
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従来は、専門学校や民間スクールが扱う領域だったWEBや映像・映画製作といった分野でプロ養成型の大学院が登場してきている。この背景には、コンテンツのデジタル化やネットインフラの整備が進んだことで、“コンテンツビジネス”が新しいビジネスチャンスの宝庫として期待されていることが挙げられる。日本はもともとアニメやゲームなどエンターテインメント系のコンテンツでは世界をリードする潜在能力をもっており、成長産業としての注目度は非常に高い。そこで、ワンソースマルチユースに対応したデジタルコンテンツ製作やこれらのコンテンツを利用したビジネスをプロデュースする人材、あるいはデジタルメディアの可能性を追求する人材を育成する大学院が注目されているのだ。
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未経験から、現場でWEBや映像の制作に直接携わるクリエイター(WEBデザイナー、CGデザイナーなど)をめざすのであれば、専門学校や民間スクールで十分必要な技術を習得できる。それでは、WEB・映像系の大学院で学ぶ意義やメリットとは何だろうか? これらの大学院では、クリエイター寄りであればディレクタークラスの人材、ビジネス寄りであればプロデューサークラスの人材を育成することをめざしている。つまり、WEBやコンテンツをビジネスに結びつけるために必要な知識やスキル、思考力、実践力を養うことができる点が、この分野のプロ養成系大学院で学ぶ大きなメリットといえる。また、CGなどのデジタル表現の可能性をより高度なレベルで追求できる大学院もある。
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<こんな職種>
WEBを活用したビジネスを立案し、実行するプロデューサー。今や分野を問わず、WEBがビジネスを展開する上での重要なツールとなっており、業界を問わずニーズは高い。また、起業志向の人にも向いている職種だ。
<こんな人に向いている>
クリエイティブな部分に関しては、概要が理解できているだけでも問題ない。重要なのは、企画力や実行力といった能力なので、WEB・コンテンツ業界出身でなくても、他分野で企画やマーケティングの経験がある人なら適性は十分。
<大学院でこんなことを学ぶ>インプットする知識としては、WEBやコンテンツ制作に関する先端的技術に関する知識やWEBビジネスの先端事例など。また、実際にビジネスをプランニングすることで企画力を高めていく。
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<こんな職種>
WEBサイトの企画・編集をする仕事。プロデューサーと現場の制作者の間に立ち、プロデューサーが立てたビジネスプランやユーザーのニーズに沿ったサイトにするためのコンテンツ制作を指揮する。
<こんな人に向いている>WEBデザイナーなど現場の制作者に大して具体的な指示を出す立場にいるので、WEBサイト制作、あるいは雑誌編集などコンテンツ制作に携わった経験がある人に向いている。クリエイティブ志向の人向き。
<大学院でこんなことを学ぶ>WEBやコンテンツ制作に関する先端的技術やWEBビジネスの先端事例、さらにはマーケティングや著作権などビジネス系の知識も。これらをベースに、魅力的なサイトを構築するための企画力を実践的に養う。
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<こんな職種>
映像や音楽、ゲームなどWEBや携帯電話はじめとする各種メディアを活用してビジネス展開できるデジタルコンテンツを制作するディレクター。魅力的なコンテンツを作るだけでなく、ワンソースマルチユースを意識したディレクションも必要。
<こんな人に向いている>
映像、音楽、ゲームなどそれぞれの分野で制作現場での経験をもっていることが理想。ただし、人材が不足している分野なので、経験がない人でも大学院で基礎から体系的に知識・技術を身につければめざすことは可能だ。
<大学院でこんなことを学ぶ>
映像系のコンテンツディレクターの場合は、デジタル映像制作に関する体系的・先端的技術、WEBを活用したコンテンツ活用の先端的事例などを学ぶ。また、著作権などの知識も修得する。
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映像系の大学院では、CGアーチストや映画監督など、トップクラスのクリエイターをめざせるところもある。この場合、大学院で学ぶ前提として芸術系の大学で学んだ経験やクリエイターとしての実績は必要。また、CGなどの表現技術と情報処理技術を融合させたタイプの大学院もあり、先端的な画像処理技術の開発者などをめざすことも可能。この場合は理工系のベースは必要だ。
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