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司会者 MC
広瀬 由紀子
- ひろせ・ゆきこ - |
ひろせ・ゆきこ
スクールの司会者養成講座を修了後、プロ司会者となる。現在はフリーとして、ブライダルからイベント、パーティなど多様なジャンルの司会で幅広く活動中。また、ビジネスマナーや接遇などの研修講師としても活躍。
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「和やかな雰囲気の中にも、品格と洗練さを兼ね備えた司会」をモットーに、都内ホテル・レストランを中心に約700組のブライダル司会経験をもつ広瀬由紀子さんは、OLからの転身組。スクールで発声法からアナウンス技術、司会のノウハウまでをトータルに学んだことが、MCとしてのキャリアにつながっていると話します。
今月は、お客様の要望に沿った司会進行が人気の広瀬さんに、ブライダル司会者の仕事内容についてお話を伺います。
ブライダル司会者は当日に司会進行をするだけなのでしょうか?仕事の流れを教えてください。
司会進行はもちろん、そのプログラムを決めることも司会者の役割のひとつです。新郎新婦にお会いして要望を聞きながら、式の流れ、時間配分などを練っていきます。打ち合わせは約1時間30分程度ですね。ここで大筋を決めたら、メールや電話などでやりとりしながら細部を詰め、進行表を完成させます。その進行表をもとに会場担当者と最終確認をし、本番を迎えるという流れです。ブライダルコーディネーターなどがいる場合は、事前に新郎新婦、コーディネーターとともに打ち合わせを行います。 |
進行表作りもするとは知りませんでした。そうすると、必要なスキルは話す技術だけじゃないんですか?
とくに求められるのはコミュニケーション能力です。例えば、新郎新婦がご列席の方々と楽しい時間を過ごしたいという要望をもたれていたら、スピーチを少なくし、歓談時間をなるべく多く設けてあげるなど、司会者はお二人のイメージを形にしてあげなければなりません。そのため、どのような披露宴を希望されているのかを聞き出す能力が非常に重要となります。お二人が安心感をもってお話しして下さるような雰囲気を作ることも大切ですね。また、式場の方との連携という面でもコミュニケーション能力は欠かせません。
ブライダル司会者には、話す技術だけでなく、式場の方と綿密なコミュニケーションをとりながら、時間通り式を進行させる力など、多様な能力が求められるんですよ。
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なるほど。ところで、よく司会者が席をまわりテーブルインタビューする場面をみかけますが、これはその場で判断して行っているのですか?
いいえ。新郎新婦との打合せの際に、いつ、どなたにお話を伺うかを決めた上で行っています。原則として、司会者は新郎新婦の許可なしに勝手に動いてはいけません。新郎新婦に内緒で行うサプライズ演出というのは、姪御さんが新婦にお花を渡すといった程度の内容ですね。 |
事前の打ち合わせがカギとなるんですね。司会当日も大変そうなのですが、「これだけは気をつけなくちゃ仕事にならない」ということはありますか?
体調管理ですね。声を使う仕事ですから、常に喉には気を配っています。それと、司会をする当日に欠かせないのは、進行の確認です。この仕事は一回失敗したらお声がかからなくなることもあるので、私の場合、必ず新郎新婦のプロフィールを声に出して読み、進行表を確認してから自宅を出るようにしていますし、会場に着いてからも祝辞などをいただく方のお名前、進行表を再確認するなど、入念にチェックするようにしています。それから、服装や髪型にも気をつけていますね。私の場合、フォーマルなワンピースを着るようにしているのですが、実は「ご列席の方と同じデザインだった」ということもあるんですよ(笑)。なので、たとえ同じでも、そうとわからないように、シックな色合いで、シンプルなデザインを選ぶようにしています。 |
最後に、この仕事をしていてとくに嬉しかったこと、印象深かった出来事があれば教えてください。
直近のことですが、絶縁状態にあった新婦のお父様と弟様が結婚式の中で和解されたということがあって、それがとても印象に残っていますね。ご新婦の強い要望でやっとご出席された弟様にテーブルインタビューをしたところ、お父様に対する思いをお話しくださりまして、お父様もそれに応えて、「これからは仲良くやっていこう」ということになったのです。テーブルインタビューという手法でそのようなお話が聞け、みなさんが喜んでくださったのはとても嬉しかったですね。私もジーンときて、目が潤んでしまいました。 |
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ブライダル司会者を目指す人へ! |
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思い出に残る一日を、黒子としてお手伝いするのがブライダル司会者です。新郎新婦、ご列席の皆様全員が幸せになり、自分もそれが嬉しいと感じる、そういう気持ちをもった人でないとこの仕事は務まりません。私自身、このプラスアルファの部分が好きで仕事を続けています。本気でこの仕事に興味をもった方に目指してほしいですね。 |
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07:00
起床。メール、携帯の留守電をチェック。 |
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09:30
朝食、着替え後、進行表などを確認してから仕事へ。 |
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10:30
本番の1時間30分前には披露宴会場の最寄り駅に到着。 |
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11:00
祝電や進行の確認。式の開始前には新郎新婦へご挨拶。 |
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12:00
披露宴開始。時間は約2時間30分程度 |
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15:00
披露宴修了後、司会の打ち合わせ場所へと移動。休憩 |
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18:00
打ち合わせ。時間は約1時間30分程度。 |
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20:00
帰宅。メール確認などの仕事後、プライベートタイム。 |
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24:00〜25:00
就寝 |
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身支度を整えたら司会モードに突入。新郎新婦のプロフィール紹介を声に出して読み、席次表、進行表なども確認後、仕事にでかける。
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直接お客様に会ってお話を伺いながら、式の流れを決めていく。打ち合わせは式場となるホテル内や、喫茶店などで行うことが多い。
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Webページからの司会の依頼もあり、メールチェックは欠かせない。現在、お客様とのやりとりの9割がメールとなっている。
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例えば、TVのクイズ番組を観ていて「司会のこういう間の取り方もあるんだな」など、普段でも仕事と関連づけて考えていることが多いそう。
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