経済界、産業界の動向を正確に把握し、証券分析やポートフォリオ(投資配分)の設計、投資価値を算出、投資の助言や投資運用サービスを提供するのが証券アナリストの仕事。証券会社の調査部門に所属するリサーチアナリストが一般的だが、近年の資本市場の発達にともない、金融機関に勤務する、ポートフォリオ・マネージャー(ファンド・マネージャー)、投資アドバイザー、マーケットアナリストなど、専門知識に特化した職種が増えている。
(社)日本証券アナリスト協会では、証券アナリストの社会的信頼を高めるため、プロフェッショナルを認定する「教育・試験制度」を実施し、専門能力の向上と職業倫理の確立に努めている。この資格を取得するには、1次レベルで「経済」「財務分析」「証券分析とポートフォリオ・マネジメント」の3科目を通信講座で学んだ後、第1次試験を受ける。2次レベルでは、1次レベルの3科目に加えて「職業論理・行為基準」の通信講座を受講。第2次試験に合格、3年以上の実務経験があれば、日本証券アナリスト協会の検定会員(CMA(R))として認定される。また2001年3月から検定会員向けに国際的に通用する『国際公認投資アナリスト試験制度』が導入され、05年6月末までに、1837名の検定会員が、この資格を取得している。