IIAが認定する内部監査業務における国際的な資格。日本では、会計事務所や監査法人が行う外部監査を重視する傾向があり、内部監査については国際的にもかなり立ち遅れていた。しかし、金融市場がボーダーレスになり、国境を越えた経済取引が当たり前になっている今日では、日本の企業も海外の投資家や企業に対して、正しい情報を発信し、信用を得ることが必要。企業内の内部統制をはかり、業務が適正に運営されているかどうかをチェックする役割を担うCIA(公認内部監査人)の需要は日本でも高まってきている。
2004年5月の試験から、試験範囲の構成がコア・グローバル・シラバス(パートI、II、III)+専門領域(パートIV)となった。各科目の出題範囲も、パートI=ガバナンス、リスク、コントロールにおける内部監査部門の役割、パートII=内部監査の実施、パートIII=ビジネス分析とIT、パートIV=ビジネス・マネジメント・スキルとなり、各科目の設問数も125問となった。1科目ずつ任意に受験でき、科目合格も可能(科目合格保持には2年以内に少なくとも1科目の受験が必須)。内部監査士(日本内部監査協会認定)や公認会計士、CPA、米国公認管理会計士等の資格保有者はパートIVの受験は免除。受験には4年制大学卒業者、または大学(3年生以上)・大学院の在学生、もしくは内部監査、監査役監査、公認会計士監査、財務、法務関連のいずれかの実務経験を有していることが条件。受験の段階では必要ないが、登録には2年以上の内部監査の実務経験が要求される。
世界では現在4万人を超えるCIA取得者が活躍中。今後は日本でも、試験科目の免除されるCPA、米国公認管理会計士取得者を中心に受験者が増えていくだろう。