フラワーデコレーター協会(FDA)が花の知識と技術を認定する民間資格。1994年にスタートして以来、仕事に活かせる実践的な知識と技術の資格として、プロ志向の人の間で注目度は高い。資格は2級と1級。試験は各級とも理論と実技が行われる。実技試験ではあらかじめ使用花材を指定せず、デザイン・形態と本数のみを指定し、受験者自らが花材を選んで制作する形式。TPOに合わせて臨機応変に対応できる力が問われる。FDAの指定校・認定校などで花材の形態や組み合わせ、応用力、さらには花の水揚げや保管といった実用的な技能を身につけながら資格試験合格をめざしたい。
FDAではまた、花の色彩に関わるスペシャリスト資格として、フラワーカラーコーディネーター(FCC)ライセンス認定試験を2000年から実施。作品を制作する技術だけでなく、ニーズに合わせて花の色を組み合わせることができる力を審査する。たとえば、花束を贈るというケース。贈る相手のイメージを聞き出し、ぴったりマッチした花束をつくれることは、プロとして活動するうえで重要なファクターだ。
これら2つの資格を取得後に活かせる場は、幅広い。フラワーショップはもちろん、ホテル、ディスプレイ会社、結婚式場などでは、FCCとしての専門知識を持ったフラワーデコレーターは不可欠だ。結婚・出産後も花の仕事を続けたいなら、教室を開くという道がある。2級取得でFDA認定教室、1級でFDA認定校を開設でき、認定校になると花のアレンジメントだけでなく、2級受験者へのライセンス指導もできる。教室の開設にあたっては指導用マニュアル・カリキュラムの提供、リーフレットの提供や資材の割引販売などFDAがフォローしてくれる。