2001年10月から導入された確定拠出年金制度は、加入者個人が運用方法を決め、その結果に応じた年金額の給付を受けるという、日本においてはまったく新しい年金制度だ。
そのため、確定拠出年金制度を採り入れる個人や企業には、制度の仕組みや金融に関する知識などが必要となる。そんな加入者に対し、この制度のみならず、年金制度全般にわたる専門的な知識と、投資やライフプランに関する知識までを併せ持ち、資産を有効に運用するためのプランニングなどを提案するのが、“企業年金のエキスパート”であるDCプランナーだ。
日本商工会議所と(社)金融財政事情研究会が共同で主催する認定試験には、1級、2級試験がある。
このうち2級試験では、年金制度および金融商品、投資に関する一般的な知識が問われる。マークシート形式による四答択一式問題45問程度が出題され、100点満点で70点以上が合格となる。
1級試験では、年金制度全般と金融商品、投資教育などに関する専門的な知識が問われる。こちらはマークシート形式の問題に加え、記述式問題があり、200点満点で140点以上が合格基準。合格者のうち希望者に対し、日本商工会議所がDCプランナーとして認定する。
<DCプランナー(2級)認定試験出題範囲>
(1)これまでの年金制度の仕組み、企業年金と個人年金、退職給付制度など
(2)企業年金(厚生年金)の危機的状況や雇用の流動化といった制度の背景、確定拠出年金制度の仕組み、企業・個人におけるメリット・デメリットなど
(3)投資の基本概念や金融商品(預貯金、株、債券、投資信託など)についての説明、投資商品の選定基準など
(4)ライフプランニング(運用設計)の基本概念、退職時・後の所得にかかる税金の知識、退職金の運用方法など