“食”を創る世界は専門化と深化が進み、さまざまな領域のスペシャリストが活躍しているが、各専門分野が細分化され、相互の連携、情報伝達が機能していないのが現状だ。そこで、より幅広い知識を習得して総合的な視点とホスピタリティーを持ち、調理師、栄養士、メニュープランナー、テーブルデザイナー、マーケッターなど各専門分野のスペシャリストたちの連携を図り、フードビジネスをトータルにマネージメントするフードコーディネーターに対する期待が高まっている。
フードコーディネーターの資格認定制度がスタートしたのは1998年。資格は1〜3級の3段階に分かれており、3級に続き2003年から2級の試験が実施されている。試験内容は、基本知識の習得を図る3級は(1)デザイン・アート、(2)経済・経営、(3)科学、(4)文化の4科目。より深い専門知識とフードサービス・ビジネスにおける経験を問う2級は、共通1次試験が(1)レストランプロデュース、(2)食の商品開発、(3)ホスピタリティー&ライフサポート、(4)食のイベント・メディアで、1次試験合格者が専門分野別に問題を選択する2次試験を受けることができる。また、短大あるいは専門学校を主とする認定校制度もあり、3級資格認定校は現在全国36校、資格保持者のためのスキルアップ講座も実施されている。