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教授紹介
名古屋商科大学ビジネススクール
マネジメント研究科 名古屋校

目次

加藤 和彦
:競争戦略、DX、ベンチャー経営
教員一覧

【インタビュー】人気教員は社会人をどのように指導しているのか?

専門分野:競争戦略、DX、ベンチャー経営かとう かずひこ加藤 和彦教授

名古屋商科大学ビジネススクール
マネジメント研究科 名古屋校

発想力・創造力に加えフロンティアスピリッツあふれる人材を育成する

担当科目
Changing the Game、Driving Digital Transformation
経歴
早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程修了 博士(商学)、豪シドニー大学(MA in International Studies)、豪BOND大学(MBA)。DDI(現在のKDDI)にて新設事務所開設や国内営業企画等に従事した後、豪州現地法人のシニア・マネージャーを務める。帰国後、サン・マイクロシステムズ、シスコシステムズなど、世界的IT企業の日本法人で役職を歴任。中京地区の医工連携・産学官連携のコーディネイトに従事した後、2017年より現職。
著作物・論文
『IoT時代のプラットフォーム競争戦略』中央経済社(2016年)、「可動産創出のためのプラットフォーム戦略におけるネットワーク効果促進要因の考察―MONET Technologies社のMaaS事例からの考察 (共著)」BMAジャーナル(2021年)など多数。
これまでどのような学生を指導してこられたのですか?
業種や職種はさまざまですが30代から40代前半にかけての中間管理層が多いと感じています。その学生たちに共通するのは、時代の変化に対する自社の対応に速度感が足りない、その変化に対応できる自分を用意しなければいけないという高い問題意識を持っていることです。例えば、私の専門分野のDXに関して言えば、その必要性はある程度認識していたとしても、これまで実績を上げてきた経営思想から脱却できず、DXを戦略的に活用するための投資や組織の改編になかなか踏み込めないという企業も多くあります。その現状を打破するため、まず自分が一歩先の経営戦力、DX戦略に関する知識やスキルを高めることで上司や経営層に説得力のある提案をしていこうと意気込んでいる方たちが集まっていると言って良いでしょう。従って、その学修意欲はとても高いものです。
ゼミや研究室ではどのような教育をされていますか?
授業に参加するためには事前にケースや推薦図書を読み込み、DX戦略に関する基本的な知識や必要なフレームワークをインプットしておくことが求められますが、それは学修のスタートラインにすぎません。本学が導入しているケースメソッド、つまり教室で国内外の企業の経営事例を自らの視点で追体験するとともに、その中でディスカッションが繰り広げられ、これこそが本質的な学びの場となります。取り上げるケースに登場する主人公(経営者や事業部長など)は経営課題に悩んでおり、その解決策を学生自身が探していくことになります。教員が決められたゴールに向かって学生を無理に導くことはなく、教室に30人の学生がいたら30通りのゴール(答え)があって良いのです。大切なのは、事前にケースや推薦図書を読んでいた時には思いも及ばなかったことに気づくこと。30人が30の気づきを得られた時がその授業の完成形となるというイメージです。また、修了課題として専任教授による指導の下でケースライティングに取り組みますが、そこでの学生同士の絆は強く、修了後も長く続くネットワークが起業や転職に繋がったという例も多々あります。
どんな経験や関心を持つ学生に進学してほしいですか?
ビジネス社会のリーダーとならんという志を秘めた方や自分の業務上に役立つ実践的な学びを得たいと考えている方、さらにはディスカッションや人的交流を通して知的探究心を深めたいという方など、多様な方々に入学していただきたいと思います。様々な考え方や感性を持った方たちの意見に触発され、気づきの幅が広がると思うからです。もちろん、ディスカッションで質の高い発言をするためには事前学修において深く考察しておく必要があり、社会人学生にとって険しくとも実りある2年間になると思います。しかし、ここで培われる競争戦略、DX戦略の思考や発想、論理的思考プロセスはビジネスパーソンとしての人生を豊かにするものと確信しています。模擬授業に参加し、教室で何が行われているのか、何が得られるのか、そして何が貢献できるのかを自分の目で確かめた上で入学をご検討ください。

【名古屋商科大学ビジネススクールマネジメント研究科 名古屋校】の教員一覧

  • 北原 康富教授●担当科目:Driving Data-driven Decision Making、Innovation & Creative Thinking

    東京理科大学理学部応用数学科卒業、早稲田大学アジア太平洋研究科博士後期課程修了(Ph.D.)。日米のコンピュータメーカにてシステムエンジニア及びマネジメントコンサルタントとして活躍後、ITベンチャー“日本インテグラート(株)”を設立。現在は、インテグラート・リサーチ(株) CEO、サイボウズ(株) シニア・フェロー。事業価値評価、戦略意思決定、イノベーション、チームワークの分野での実績を活かした授業が支持されている。

  • 長沢 雄次教授●担当科目:Strategic Thinking、Entrepreneur & Strategy

    東京大学工学部卒業後、日商岩井株式会社入社、ハーバード大学経営大学院修了(MBA)後、同社経営企画部にて全社経営戦略策定業務に従事。多数企業の情報通信&マルチメディア分野の戦略展開や営業でも活躍。ソフトバンク株式会社では、ジオシティーズ株式会社COO、カーポイント株式会社副社長として、インターネット事業に従事。ベンチャー企業を起業した経験が活きた講義では実践的なディスカッションが展開されている。

  • 矢本 成恒教授●担当科目:Technology & Operations Management、Innovation Management

    東京大学教養学部基礎科学科卒業。筑波大学修士(経営学)、東京大学博士(工学)。NTTにて、経営企画や新規事業開発を中心に、経営戦略策定、グループ会社経営支援、新規事業企画を経験。後、IT&放送コンサルティング会社に取締役として従事。コンサルタントの集合組織の設立に携わり、現在もコンサルタント&中小企業診断士の活動を継続中。教育者としては、論文指導や技術経営(MOT)分野での科目を担当している。

  • 澤谷 由里子教授●担当科目:Service Design、Service Innovation

    東京工業大学大学院総合理工学研究科システム科学専攻修了。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(Ph.D.)。株式会社日本IBM入社。情報技術の研究開発、IBM東京基礎研究所にてサービス研究に従事。科学技術振興機構サービス科学プログラムフェロー、早稲田大学教授などを経て2018年より現職。経済産業省産業構造審議会商務流通情報分科会「情報経済小委員会」委員「サービス産業の高付加価値化に関する研究会」座長代理等。

  • 大槻 奈那教授●担当科目:Crisis Management and Business Continuity、MBA Finance

    東京大学文学部卒業。ロンドンビジネススクール修士課程修了(MBA)、一橋大学大学院ICS博士課程修了(DBA)。内外の金融機関、格付機関にて金融システムの調査研究に従事。現在、ピクテ・ジャパン株式会社シニア・フェロー、株式会社クレディセゾン社外取締役、持田製薬株式会社社外取締役、財務省の財政制度等審議会委員、内閣府の規制改革推進会議議長、日本貿易保険第三者評価委員、ロンドン証券取引所グループのアドバイザー等。

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