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京都大学大学院

医学研究科

社会健康医学系専攻

社会健康医学

疫学、統計学、環境科学、保健医療管理、行動科学など国際標準科目

臨床研究

専門的に臨床研究を行う医師および非医師の臨床研究専門職を養成

遺伝医療

認定遺伝カウンセラーを目指す人のための高度専門的内容

臨床統計

臨床試験の実務を行う生物統計家を育成するための高度専門的内容

知的財産経営学

知的財産ディレクターを育成するための高度専門的内容

医学・医療と社会をつなぐ、わが国初の本格的SPH専門職大学院

2000年に日本初の公衆衛生専門職大学院として設立。社会健康医学修士（専門職）/博士（MPH,DrPH）の称号を付与する。19分野、2特別コース、5特別プログラムに及ぶ教育・研究のコンテンツはわが国でも最も充実した大学院のひとつといえる。「医学と社会をつなぐ」のミッションのもと、「社会における人間」という視点から医療をとらえなおし、社会科学、人文科学、数理科学を包括し、健康増進、保健・医療・福祉の問題を教育、研究すること。さらに、医学・医療と社会・環境とのインターフェースを機軸とし、教育、研究、成果の還元、専門的貢献とその相互作用を通して、人々の健康と福祉を向上させることを理念としている。

5つのコア領域に豊富で多彩な選択科目が魅力

専門職大学院にふさわしく、教育の重視が同学の大きな特色。特に、「疫学」「医療統計学」「環境保健」「行動科学・医療倫理」「保健医療政策・制度」の5つのコア領域と、豊富で多様な選択科目の設定は最大の魅力といえる。こうした教育の成果として、大学院開設から680名を超える（同専攻博士後期課程、医学専攻博士課程修了を含む）の卒業生を社会に送り出している。またその卒業生の進路として、アカデミック分野はもちろん、医療施設、企業（製薬など）、官公庁等が挙げられ、こうした幅広い分野で卒業生は活躍している。また2018年4月には「臨床統計家育成コース」を新設し、中核病院等で働く生物統計家の育成を行う。

より良い社会の健康・医療に関心のある方々へ

「パブリックヘルスは、必ずや社会的ニーズが益々拡大し重要化していく領域です。当専攻（京大 SPH）は日本初の公衆衛生大学院として2000年に開設され我が国をリードし（今では約20大学でMPHを出す）、最前線で活躍する多くの人材を輩出してきました（学位取得者約700名）。
京大 SPH は、自由を尊ぶ風土のもと、世界を舞台にフロンティア精神と最大規模の教員陣を擁し、個々人の意思と特性を礎に存分に力を伸ばし発揮できるよう、学びあい高めあう絶好の場となっています。貴重な人的ネットワークが育まれ、将来に展開していきます。」
京都大学 大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 専攻長    今中 雄 一

開講科目

疫学/医療統計学/感染症疫学/産業・環境衛生学/医療制度・政策/医薬政策・行政/保健・医療の経済評価/行動科学/医療倫理学/医学コミュニケーション/医学基礎/社会疫学/観察疫学研究/文献検索法/文献評価法/ヘルスサイエンス研究の進め方/医療の質評価/医療社会学/統計遺伝子学/臨床試験/アントレプレナーシップ/メディカル分野技術経営学/知的財産経営学/特許法/遺伝医療と倫理・社会/遺伝カウンセリング/人間生態学/交絡調整の方法/解析計画実習/中毒学/医薬品・医療機器の開発計画、薬事と審査/EBM研究/ゲノム科学と医療/健康情報学/臨床研究計画法/エビデンスユーザ入門/臨床研究データ管理学/系統的レビュー/臨床統計/グローバルヘルス

入学者プロフィール

＜性別＞男性14名、女性20名
＜入学時年齢＞20代18名、30代9名、40代6名、50代以上1名
＜入学前バックグラウンド＞医学・歯学・看護学部、その他理系学部、文系学部と広汎

同学調べ（2023年4月入学者）