柔道整復師になるには

これから柔道整復師を目指す人のために、柔道整復師になる方法をご紹介します。
柔道整復師といっても、さまざまなキャリアアップの方向性があるため、どのようなプランで活動していきたいのか明確にしておくことが重要です。

柔道整復師になるための資格について

柔道整復師になるためには、厚生労働省が指定した3年制以上の専門学校や短期大学、4年制大学で柔道整復学について専門知識や技術を身に付け、国家試験に合格する必要があります。

各種学校では、在学中に認定実技試験に合格する必要があるため、柔道実技や柔道整復実技など、柔道に関する幅広い知識や技術を在学中に習得することが不可欠です。

柔道整復師を目指せる専門学校の学費

柔道整復師を目指せる専門学校やスクールの学費の一例を紹介します。

  • 【某3年制専門学校の柔道整復コースの場合】
    入学金:25万円
    授業料:45万円
    その他施設利用料や教材費:19万円
    年間学費:69万円
  • 【某3年制短期大学のライフケア学科の場合】
    入学金:25万円
    授業料:80万円
    その他施設利用料や教材費:19万9600円
    年間学費:99万円
  • 【某4年制大学柔道整復学科の場合】
    入学金:25万円
    授業料:100万円
    その他施設利用料や教材費:59万円
    年間学費:159万円

柔道整復師に向いている人・適性

以下のような適性を持っている人であれば、柔道整復師に向いているといえるでしょう。

  • 柔道整復師に向いている人・適性 例)
    ・体力に自信がある人
    ・他人とのコミュニケーション能力がある人
    ・謙虚な心構えで物事を判断できる
    ・スポーツ経験がある人
    ・向上心や探究心がある

柔道整復師は、広い年代の患者を対象に施術を進めていかなければいけません。
そのため、どのような人からも親しまれ、信頼されるような人間性と、施術をスムーズに進めるためのコミュニケーション能力が求められます。

また、柔道整復師は力を使う仕事の一つです。
そのため、自分の体力に自信がある人、過去にスポーツをしていた経験がある人なども向いていると言えるでしょう。

柔道整復師の現状と需要について

柔道整復師業界は、身体の構造に精通した医療従事者として現在需要が高まっているようです。
手技を用いた施術は、患者が持つ自然治癒力を高めることにつながるため、身体への負担が少ないと言われています。

各種施設でのリハビリやスポーツチームでは、こうした柔道整体師ならではの施術にニーズを見出し、身体の健康維持やサポートに応用できるのではないかと期待されています。
また、日本の高齢化も関係しており、今後も柔道整復師の需要は増えると思われます。

柔道整復師を目指した志望動機

柔道整復師として働く方、目指している方の多くは、人の役に立ちたいという想いからこの職業に辿り着くケースが多いようです。

また、過去に自分がスポーツでケガなどをしてしまい、つらい思いをしたからこそ、ほかの人にはつらい思いをしてほしくない、と柔道整復師を目指すケースもあります。

人によっては、自分の身内にすでに柔道整復師として働いている人がおり、その人の影響で柔道整復師を目指すようになった人もいます。

柔道整復師になるなら解剖学と運動学を勉強しよう 

柔道整復師は、医療従事者として活躍できる場が広がっています。
筋肉や関節の損傷に対する適切なアプローチをかけていくためにも、解剖学と運動学を深く学んでおくことが欠かせません。
解剖学と運動学を学ぶことは、筋肉、骨、関節の専門家であるための重要な要素と言えるでしょう。

柔道整復師の勤務先

柔道整復師の勤務先には、主に以下のようなものがあります。

・整骨院
柔道整復師の中でもっともメジャーな勤務先です。経験を積むことで独立開業を目指すことができ、医院数が豊富なことから自分の希望にあった勤務先を見つけやすいと言えるでしょう。

・介護施設
機能訓練指導員として従事します。特別養護老人ホームやデイサービスセンターなど、介護をはじめとした幅広い福祉施設に勤務先があります。

・独立開業
独立が認められている柔道整復師は、経験を積んで自身の整骨院を持つことも可能です。柔道整復師と似ている職種に理学療法士がありますが、独立開業が認められているのは柔道整復師のみです。

・医療機関
総合病院、整形外科、リハビリテーション科で働くケースです。現在では、骨折・脱臼などの柔道整復師分野の新鮮外傷の多くは、病院を受診することが多いため、新鮮外傷のスキルや経験を積みたいと考える方の多くは医療機関に勤務します。

柔道整復師のさまざまな雇用形態

柔道整復師の雇用形態は、業務委託契約、派遣契約、正社員、パートなどがあります。
長期間継続して勤務を希望する場合は、福利厚生などの待遇が整った正社員雇用を選んでおくと、キャリアアップも見込めるでしょう。

派遣契約やパートなどは、多くの勤務先で経験を積みたい場合におすすめです。
また、業務委託契約は、働き方の制限が少ないため、自分のペースで仕事を続けたいと考えている方に適しています。

雇用形態によって異なる働き方のスタイルを理解して、自身のキャリアプランに合わせた勤務先、雇用形態を選んでみましょう。

柔道整復師が開業するまでの道のりや必要な資金

ここでは、柔道整復師の勤務先としてメジャーな整骨院を例に、開業するまでの道のりや必要な資金について見ていきましょう。

【整骨院開業の道のり】
資金調達

場所の選定
施術圏調査

院内レイアウト
機器選定

開業届提出

広告宣伝

人材採用、教育

開業開始

柔道整体師の国家資格を取得すると、整骨院などを開業し医療従事者として働くことができます。
また、整骨院の開業には600万円~1000万円ほどの開業資金が必要だといわれています。
その内訳には以下のようなものがあります。

例)
・土地や建物の賃借料、光熱費(自宅の場合は光熱費のみ)
・相談者との打ち合わせにかかる接待交際費
・準備活動に必要な交通費
・通信費
・保険費用
・書籍などの資料費
・名刺や印鑑などの購入費
・広告宣伝費

開業資金は金融機関や保証協会からの融資を受けて調達することができるため、独立開業の目標がある場合は学校在学中から情報収集をしておくことが大切です。

(監修者:柔道整復師 / 松岡裕右)

この仕事に関する講座を受けた方の声

shimaさん

私は、スポーツを行っていた際に柔道整復師の方にお世話になったことから、この資格のことを知り、自分でもそのような仕事をいつか行ってみたいと思うようになりました。詳しく調べると簡単に取ることのできるようなものではなく、悩みましたが、できるかぎりやってみようと受講を決意したのがきっかけです。

実際に講座を受けてみて、身体の治療に関する様々なことを学べたことが良かった点です。手術を用いない治療というのはどのような方法があり、どういった原理でその効果が出ているのかなどを習うことができて、とても勉強になっています。

まだ講座を受講している途中ですが、既に学んだことをあくまで軽くですが知り合いのけがなどで生かす機会がありました。