1日の仕事の流れ

  • レストラン・飲食店の場合
    ▼調理師の仕事は、野菜や魚の下ごしらえなどの食材準備や調理器具に
    不具合がないかなどの確認といったオープン前の準備から始まります。

    店舗にもよりますが、開店の2〜5時間前から準備するところが多く、
    ランチやディナーなどピーク時に向けた仕込みを行っています。

    ▼開店後は、自分の担当セクションでの調理を行います。

    セクション分けは店舗により大きく違い、肉・魚料理など担当する食材に
    よって分かれているところもあれば、揚げる・焼くなど工程別に分かれて
    いるお店もあります。

    同じテーブルに同じタイミングで料理を提供するためには、チームワークが
    大切。

    そのため、調理場を取り仕切るリーダーがいる場合もあります。

    また、小規模な店舗ではオーダーをすべて一人で調理する場合もあります。

    ▼休憩はオーダーが落ち着いたタイミングで取ることが多く、決まった
    時間で休めるとは限りません。

    休憩の際に作る賄いは、調理師にとって格好の練習の場。

    先輩に食べてもらいながら、アドバイスをもらうことでスキルアップを
    している調理師も多いですし、賄いから新たなメニュー創作につながること
    もあります。

    ▼閉店前には、オーダーと並行して翌日の仕込みや片付け・清掃を行い
    ます。

    食材の在庫を確認し、発注を行ったりすることも調理師の大切な仕事です。

    閉店後には、全体でのミーティングを行うお店が多く、業務改善や今後の
    方針、新メニュー開発など、さまざまな話をします。
  • 病院勤務の場合
    ▼病院での勤務の場合、その多くは早番・遅番に分かれています。

    早番勤務の場合は患者さんに朝食を提供する2~3時間前から仕込みを
    開始。

    管理栄養士の献立や医師からの指示に従い、患者さんの健康状態に
    合わせて流動食、減塩などの調理法を実践していきます。

    ▼調理したものを、患者さん用のトレイに一食分載せて配膳してもらう…

    ひとつでも提供間違いがあれば、患者さんの病状に影響する可能性もあり
    ます。

    調理中はもちろんですが、食事の提供まで気を配る必要があるのが病院
    調理師の特徴です。

    ▼献立をつくるのは管理栄養士の仕事ですが、その管理栄養士と
    打ち合わせしながら、どんな調理法をすれば美味しく食べてもらえるのかを
    考えるのは、調理師の仕事。

    食感や焼き目など、調理師ならではの観点で献立をより魅力的にしていき
    ます。

勤務時間と休日

生活スタイルの多様化に伴い、営業時間がこの20年で一気に長くなった
飲食店。

大変なイメージを持たれているかもしれませんが、最近は実働8時間、
月8日休みを実践するなど、調理師が働きやすい環境づくりを行う企業も
増えています。

もちろん、シフト制なので定期的な休みとはいきませんが、「平日休み
なので、人気スポットに遊びにいっても空いている」といった楽しみ方を
している人も。

一方、料理教室の講師や料理研究家などの道へ進んだ場合は比較的自由に
時間調整できる点も特徴です。