日本舞踊の主な流派

日本舞踊には、現在200を越える流派が存在します。

その中でも特に、花柳流・藤間流・若柳流・西川流・坂東流の5つが
「五大流派」と呼ばれています。

下記の五つに限らず、各流派が日本舞踊の教室を開いており、
着物の着付けや扇子の持ち方など基礎から教えてくれます。

  • 花柳流(はなやぎりゅう)
    嘉永2年(1849年)、花柳壽輔が創始しました。

    花柳壽輔は四代目西川扇蔵に学び、歌舞伎舞踊の振付師として
    重きをなしました。

    当初は子女の習い事として浸透しましたが、現在では組織力の強さで
    名取約1万5000名を擁する最大の流派となっています。
  • 藤間流(ふじまりゅう)
    宝永年間に初代藤間勘兵衛が創始しました。

    のち茅場町の勘十郎家と浜町の勘右衛門家に分かれます。

    また勘右衛門家からは三世藤間勘右衛門(七代目松本幸四郎)が出て
    松本流を派生させています。
  • 若柳流(わかやぎりゅう)
    明治26年(1893年)、初代花柳壽輔の門から出た花柳芳松が若柳吉松
    (のち若柳壽童)と改名して創始しました。

    花柳界で発展したため手振りが多く、品のある舞踊だといえます。
  • 西川流(にしかわりゅう)
    元禄年間に始まり、二代目西川仙蔵が確立し、300年の歴史をもつ流派です。
  • 坂東流(ばんどうりゅう)
    化政期を代表する歌舞伎役者、三代目坂東三津五郎を流祖とする流派です。

    三代目三津五郎は江戸歌舞伎きっての舞踊の名手で、
    所作事に多くの名作を残しています。

    単に踊るだけのそれではなく、作品を常に演劇的にとらえ、
    “演じる”ことを大切に扱うところに特徴があります。