日本舞踊の演目

日本舞踊にはさまざまな種類の演目があります。

歌舞伎舞踊で用いられる演奏の種類

長唄・・・出囃子(でばやし)の明快でリズム感が魅力の
躍動感ある種目です。

義太夫〔ぎだゆう〕・・・歌舞伎専門の演奏者によって
歌舞伎の舞台で演奏される義太夫節です。

舞台の設定・登場人物の紹介・その心理などを語り手の
「太夫」が「三味線」の伴奏とともに語ります。

常磐津節〔ときわづぶし〕・・・ドラマチックな演目に合わせた
叙情的な演奏が特長の種目です。

清元節〔きよもとぶし〕・・・江戸で生まれた、派手で軽妙な語り節が
特徴です。

ここでは演目の一部をご紹介します。

内容はいくつかピックアップしています。

  • 浅妻船(長唄)
    朝妻は近江の琵琶湖東岸の地名で、
    この港町にいた舟遊女が主人公。

    舟遊女の恋のはかなさが訴えられています。
  • 傀儡師〔かいらいし〕(清元・長唄)
    傀儡師は人形遣いのこと。

    古くは傀儡〔くぐつ〕まわし、でくまわしと呼ばれた遊芸人で、
    求めに応じて箱から人形を出して遣って見せます。
  • 賎機帯〔しずはたおび〕(長唄)
    子を失った母親が狂乱の態で
    隅田川のほとりにて探し歩くさまを、からかって踊り戯れる話。

    能の「隅田川」などをもとに歌舞伎風に作られたものです。
  • 二人椀久(長唄)
    物狂いの椀屋九兵衛(おいらんの松山太夫に入れあげたため、
    座敷牢に軟禁されて発狂したとか)が松山を思い焦がれ、
    踊るという話です。
  • 高尾さんげ(長唄)
    傾城高尾の亡魂が現世に浮かび上がって、
    ありし日の苦界の四季折々の物語を描出するという構成になっています。
  • 棒しばり(長唄)
    主人に縛られてしまった大名の召使い二人が、
    縛られたままで酒を飲ませあうという話です。

    酒に酔いつつ、両手を縛られたまま踊るところが作品の見せ場となっています。
  • 藤娘(長唄)
    藤娘、は古くは遊女、今日では美しい藤の精の宿った
    美しい娘となっています。

    若い娘が男に恋して踊るという作品で、娘の切なさや可愛さが表現されます。
  • 身替座禅(長唄・常盤津)
    男の浮気を女房にしっかりと押さえつけられる、
    という男性にとっては怖いお話。

    家来を身替りにして出かけた主人が、家来と奥方が
    入れ替わっているのを知らず、何もかもしゃべってしまいます。

    激高する奥方から主人が逃げまどうところが笑いを誘います。
  • 屋敷娘(常盤津・長唄)
    大名屋敷に奉公する腰元の宿下がりの情景を
    スケッチした曲です。

    途中、蝶とたわむれる箇所があるので、「蝶々娘」の別称もあります。

他、演目名のみのご紹介です。

妹背山道行(義太夫・常盤津)
浮かれ坊主(清元)
靭猿〔うつぼざる〕(常磐津)
江島生島(長唄)
越後獅子(長唄)
近江のお兼(長唄)
鴛鴦〔おしどり〕(長唄)
お染(清元)
落人(清元)
お夏狂乱(常盤津)
大原女・国入奴(長唄)
お祭り(清元)

鏡獅子(長唄)
角兵衛(常盤津・長唄)
かさね(清元)
かっぽれ(常盤津)
勧進帳(長唄)
神田祭(清元)
勢獅子〔きおいじし〕(常盤津)
紀州道成寺(長唄)
京鹿子娘道成寺〔きょうがのこむすめどうじょうじ〕(長唄)
京人形(常盤津・長唄)
漁しょう問答(長唄)
草摺引〔くさずりびき〕(長唄)
鞍馬獅子(清元)
黒塚(長唄)
傾城〔けいせい〕(長唄)
外記猿(長唄)
小鍛冶(義太夫・長唄)
寿式三番叟(義太夫・長唄)
子守(清元)
鷺娘〔さぎむすめ〕(長唄)
三社祭(清元)
汐汲(長唄)
時雨西行(長唄)
執着獅子(長唄)
猩々〔しょうじょう〕(義太夫・常盤津ほか)
新曲浦島(長唄)
素襖落〔すおうおとし〕(長唄・義太夫)
助六(長唄・清元)
須磨の写絵(清元)
隅田川(清元)
関の扉(積恋雪関扉・つもるこいゆきのせきのと)(常盤津)
玉兎(清元)
玉や(清元)
団子売(義太夫)
蝶の道行(義太夫)
釣女(常盤津)
手習子〔てならいこ〕(長唄)
年増(常盤津)
鳥羽絵(清元)
供奴〔ともやっこ〕(長唄)
二十四孝・狐火(義太夫)
乗合船(常盤津)
羽根のかむろ(長唄)
双面水照月〔ふたおもてみずにてるつき〕(義太夫・常盤津)
船弁慶(長唄)
将門(常盤津)
松廼羽衣〔まつのはごろも〕(常盤津)
戻駕〔もどりかご〕(常盤津)
紅葉狩(長唄・常盤津・義太夫)
保名〔やすな〕(清元)

山帰り(清元)
山姥〔やまんば〕(常盤津)
吉野山(常盤津・義太夫・清元)
吉原雀(長唄・清元)
流星(清元)
連獅子(長唄)
六歌仙容彩〔ろっかせんすがたのいろどり〕(長唄・清元・義太夫)