日本舞踊を始めるのに必要なもの | ケイコとマナブ.net

日本舞踊を始めるのに必要なもの・こと

日本舞踊のお稽古をはじめるときは、大小なりとも誰でも不安を抱くものです。

ここでは着る物、持ち物、など知っておきたい準備についてまとめています。

また、各教室やお稽古場では流派や先生の考えなどによって、
それぞれ特色があります。

入門したいお稽古場を見つけたら、稽古の見学をしてみたり、発表会などが
近ければ一度見てみたりすると良いでしょう。

  • お稽古はじめに最低限、必要なもの
    ●浴衣
    ●半巾帯(男性は、角帯など)
    ●肌じゅばん
    ●裾除け(男性はステテコ。

    おどりで足を割ることがあるため、舞踊用の女性用ステテコもあります。)

    ●ひも 2~3本
    ●足袋
    ●あれば、伊達締め1本(女性のみ)
  • 浴衣の次に、もしくは代わりに用意するもの
    浴衣のほかに(もしくは代わりに)
    ●着物(冬はウールか袷〔あわせ〕、
    夏は絽〔ろ〕など)
    ●衿じゅばん(上半身のみの半じゅばんでも長じゅばんでも可)
    ●衿芯(衿じゅばんの衿にいれます)

    半巾帯のほかに(もしくは代わりに)
    ●名古屋帯もしくは袋帯
    ●帯まくら
    ●帯揚げ
    ●帯締め
  • 【一般的な一年間の着物】
    1月   袷(あわせ)=裏地のついた着物
    2月   袷(あわせ)=裏地のついた着物
    3月   袷(あわせ)=裏地のついた着物
    4月   袷(あわせ)=裏地のついた着物
    5月   袷(あわせ)=裏地のついた着物
    6月   単衣(ひとえ)=裏地のない着物
    7月   絽(ろ)紗(しゃ)、浴衣など
    8月   絽(ろ)紗(しゃ)、浴衣など
    9月   単衣(ひとえ)
    10月   袷(あわせ)
    11月   袷(あわせ)
    12月   袷(あわせ)

お稽古着について

必要なものと聞いて一番に思いつくのはやはり着物でしょう。

着物は日本の民族衣装というだけでなく、日本舞踊の表現を支えています。

人体の曲線を覆い、手足のなめらかな表現を際立たせることができます。

お稽古で初めて自分で着物を着る場合、先生や先輩が着方を教えてくれます。

比較的着付けがやさしい浴衣や、冬であればウールの着物に半巾帯から
始めるのが良いでしょう。

また、痩せている人ウエストのくびれが大きい人はスポーツタオルや
ガーゼのタオルなどのはばを三つ折り程度に細長く折り、胴の細い部分に
あてるなど、補正して体型を整えてから着付けると、着くずれせずに
きちんと着ることができます。

こうしたポイントも初心者から参加できる教室では丁寧に教えてくれますので
心配いりません。

浴衣や着物を用意する際はいくつか注意するポイントがあります。

お稽古着を用意する際の注意点

  • 【浴衣・着物】
    反物で購入し、自身の体に合わせて仕立ててもらう方法と、
    仕立て上がりのものを購入する方法があります。

    仕立ててもらう場合は裄(ゆき・着物の背の縫い目から袖口まで)と
    身丈を計ってもらい、おどりの稽古で着るむねを伝えて、裄も身幅もゆったりと
    大きめにしてもらいます。

    仕立て上がりを購入する際は、S・M・Lなどの表記になっていることもありますが、
    ほとんどの着物に裄と身丈が明記してありますので、
    自分のサイズを知っておくことが大切です。

    踊りの際は、袖を持ったり、裾を割ったりすることがありますので、
    裄や身幅を普通よりたっぷりとって購入しましょう。
  • 【足袋】
    足袋は、はいた時にしわが寄るのをきらうため、靴よりも
    ワンサイズ程度小さいものを選びます。

    そのまま使うと糊で滑りやすかったり、つま先が固まっていて
    足にあわなかったりするため、おろす前には軽く洗うなどして
    糊を落としてから使用しましょう。

    模様がある足袋や色足袋などもありますが、稽古の時は白足袋が基本です。

小物について

  • 扇子
    日本舞踊のお稽古には、扇子が欠かせません。

    扇子は舞踊扇子専門の店や和装小物の店などで手に入ります。

    踊りで使う扇子は骨が10本、長さは九寸五分か一尺です。

    日本舞踊の扇子は骨の間が等間隔に開いており、端にある太い親骨だけでなく
    中の骨を持って踊ることも出来るようになっています。

    扇子の柄などによって値段が変わりますが、教室によって決まりなどが
    あると思いますので確認してから用意しましょう。

    <お扇子の各部名称>

    地紙

    親骨(おやぼね)
    中の八本は小骨(こぼね)
    要(かなめ)
  • 手ぬぐい
    お稽古では、手ぬぐいも重要な小道具として活躍します。

    通常お祭りなどで配られるものや市販されているものはおどりのお稽古には
    短くて使い勝手が悪いため、長尺となっているものを準備します。

    使いやすい長さの目安は、頭にかぶって端が胸を隠す位置までくること。

    棒にして持って首へかけ、それぞれの端を握りこぶし一つ分強、
    残して持って手が胸のやや下までおりていることです。

    このあたりは着付けや髪型で変わってきますので、教室に確認しましょう。
  • その他の小道具
    扇子や手ぬぐい以外の小道具を持って踊る曲もたくさんあります。

    日傘や蛇の目傘、頭にかぶる笠など屋外で使うもの、きせるや煙草盆、
    巻き手紙など室内で使うもの、刀や藤の枝など曲目によって実に様々です。

    初心者の方がこうした小物を準備する必要はありませんが、
    発表会など舞台では必要になることがあるかもしれません。

    その際も教室や先生に確認しましょう。