楽器が弾けなくてもなれる?作曲家への道 | ケイコとマナブ.net

楽器が弾けなくてもなれる?作曲家への道

ミュージシャンがピアノやギターを弾きながら作曲をしている光景をテレビなどで目にすることがあります。あんな風に作曲する姿に憧れるけど、自分は楽器が弾けないからと諦めてしまっていませんか?楽器が弾けなくても作曲できる方法があります。今回は、DTM作曲という方法について紹介します。

楽器が弾けない初心者でもできる作曲方法

楽器が弾けない初心者は、作曲をする前に楽器を弾けるようにならなければ、と思いがちです。しかし、楽器を習得するにはそれなりに時間がかかります。
楽器の練習が楽しければいいですが、目的が作曲をすることなのであれば、楽器が弾けなくても作曲できる方法にアクセスした方が近道です。

そこで、楽器が弾けなくても作曲できる「DTM作曲」という手法をご紹介します。DTM作曲とは、「desk top music」の略です。コンピュータを使って音楽をつくっていく手法を「DTM作曲」と呼んでいます。
アマチュアからプロの方まで、多くの人がこのDTMを使って作曲しています。DTM作曲は、映画やドラマのサントラなどにも多く使われています。

DTM作曲の歴史

DTM作曲がいつごろ誕生し、どのような歴史をたどってきているのかについて簡単に触れておきましょう。

・デジタル音源開発

DTM作曲の誕生は、1980年代に遡ります。かつては、アナログシンセサイザといって、電気信号音をアナログで組み合わせることで音を作り出すという手法でした。
1980年代に入り、ピアノ音やストリングスなどのいろいろな音がすでに設定されている「デジタルシンセサイザ」が登場します。デジタルシンセサイザでは、音そのものを作り出す必要がありません。すでにある音を組み合わせることでメロディーを作っていくことができるようになりました。

・MIDIシーケンサの登場とDTM

電子楽器の急速な普及にともなって、メーカーごとに異なるインターフェースを統合しようという動きが生まれました。1982年にMIDI規格が生まれます。そして、ピアノ音やドラム音などの素材をどのように流すのか、それを指示するシーケンサが発売されました。

・ソフトウェア音源の普及(DAW)

作曲のデジタル化が進むと、パソコン上で楽器の音を出して演奏し、曲を作るという作業ができるDAWというソフトが普及してきました。1990年代に入ると、パソコンが高性能化したことにより、多くの人がDAWを利用できる環境がやってきました。

・VOCALOID

ブロードバンド化し、インターネットを通じて動画を見ることが当たり前の時代になりました。2007年から、ヤマハが発売した音声合成技術である「VOCALOID」がDTMにも多く使用されることになりました。DTM用に作られたボーカル音源としては、「初音ミク」が有名です。こちらもVOCALOIDに対応しています。

一般的なDTM作曲の流れ

では、実際にどうやってDTMで作曲をするのかをご紹介します。

・DTMで作曲するために必要なもの

DTMで作曲するためには、多くの機材は必要ありません。最低限持っておきたいのは、パソコン・DTM作業のためのソフト(DAW)・MIDI鍵盤の3つです。このほか、作曲した音楽を確認するためのスピーカーやヘッドホンがあるとなお便利です。

・DTMでどうやって作曲するのか

DTMを使っての作曲方法は、DJやミキサーをイメージするとわかりやすいかもしれません。彼らは、ボード上のいろいろな機能を操作することでメロディーを作成します。DAWはパソコン上で同じような操作ができるソフトです。
まず使用するのは、パソコンとDAWです。パソコン上でDAWを使って、いろいろな音を組み合わせて曲を作ります。曲を作るために必要なのがMIDI鍵盤です。MIDI鍵盤をパソコンにつなぎ、鍵盤を押せば、押した鍵盤の音がパソコンに反映されます。MIDI鍵盤がなければ、作曲の直感的な作業は難しいといえます。

DTM作曲と楽器作曲の相違点

DTM作曲と楽器作曲では、それぞれ作曲方法がかなり異なります。

・楽器作曲の場合

楽器を使った作曲の場合は、ほとんどアナログ作業になります。使用する楽器は、ピアノやギターといった主旋律を奏でられる楽器です。この楽器を実際に弾いて音を出し、コード表を楽譜やメモ帳などにメモしていきます。そのため、楽器が演奏できることのほか、基本的な楽譜が読めることが作曲をするために必要になってきます。
ちなみに、携帯電話の普及によって、楽譜にコード表を書かずに携帯の音声メモで演奏を録音して作曲作業を進める人もいます。

・DTM作曲の場合

一方、DTM作曲の場合は楽器に触ることはまずありません。そのため、楽器を弾ける必要はありません。目の前に鍵盤はありますが、これはパソコンと接続されています。基本的に、DTM作曲のソフトとコード表を使って作曲していくことになります。

まずは無料体験を受けてみよう

楽器は弾けないけど、作曲をしてみたいと思ったとき、選ぶ選択肢には大きく分けて2つあります。ひとつは、楽器を弾けるようになること。そしてもうひとつが、DTM作曲の手法をマスターすることです。

・無料体験を受けて、作曲のノウハウや理論を学ぶ

パソコンやDTM作曲ソフトなどの必要なものがあれば、DTM作曲をマスターすることは可能です。作曲のスキルがある程度ある場合、パソコンを触ることに抵抗がないのであれば、独学で習得することも難しくないかもしれません。実際に、独学でDTM作曲をマスターしている人も多くいます。
しかし、独学の場合、わからないことがあってもすぐに聞ける人が周りにいません。また、基本的に自分で知識を全て習得していかなければならないのですが、学習のポイントやコツをつかむことが難しいケースは少なくありません。
効率よくDTM作曲をマスターするためには、できれば指導を受けることがおすすめです。
スクールの多くは、クラスに通う前に無料体験や見学会を実施していますので、参加して感触をつかんでみましょう。

まとめ

楽器が弾けなくても、DTM作曲であれば作曲することは可能です。パソコンやDTM作曲ソフトなど、必要なものがあれば、自宅で1人でも作曲作業をすることができます。
効率良くDTM作曲について学びたいのであれば、独学よりもスクールに通うことがおすすめといえるでしょう。