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教授紹介
京都情報大学院大学
応用情報技術研究科

目次

今井 正治
:IoT、人工知能
教員一覧

【インタビュー】人気教員は社会人をどのように指導しているのか?

専門分野:IoT、人工知能いまい まさはる今井 正治教授

京都情報大学院大学
応用情報技術研究科

多様性と包含性を実現し、ICTで社会的課題の解決を目指すリーダーを育成

担当科目
コンピュータプログラミング(Python)、IoTと人工知能、IoTと無線ネットワーク、ゲームと人工知能
経歴
名古屋大学工学士、同大学院博士課程修了(情報工学専攻)、工学博士。豊橋技術科学大学教授、米国サウスカロライナ大学客員助教授、大阪大学教授(現名誉教授)を経て、2018年より京都情報大学院大学教授。同学サステイナブル・オープンイノベーション・センター長。2016年~2019年 (株)テクサー 取締役CTO。エイシップ・ソリューションズ(株)代表取締役。
著作物・論文
今井正治編著 今井正治他著「論理回路」オーム社2016、今井正治編集 今井正治他著「ASIC技術の基礎と応用」電子情報通信学会1994 など
これまでどのような学生を指導してこられたのですか?
IoTを使いこなせるエンジニアの教育や、人工知能(機械学習)応用システムの構築ができるエンジニアの教育を行っています。近年では「IoTと人工知能」という科目を担当し、エッジコンピューティングでの機械学習の展開などについても指導しています。
VUCAと呼ばれる予測不可能な時代を生き抜くためのキーワードは「多様性」と「包含性」です。本学では設立当初から留学生を受け入れ、多様な国・地域の学生を指導してきました。海外に留学せずともインターナショナルな素地があり、多様な価値観に触れることができます。また、社会人のリスキリングを進め、エンジニアの方以外にも弁護士をはじめ文系領域の方も学ばれています。社会人学生の中にはAIが自分の仕事を奪うのではないかと危機感を持って入学される方もいますが、私はそのように考えていません。AIを使いこなすことでより高度な仕事や新しい仕事を生み出すことができます。そんな未来を自ら創造できるように教育をファシリテートすることが、私たちの役割だと考えています。■これまで指導した社会人学生の研究テーマクラウドコンピューティング環境でのタスク管理システム(Kubernetes)のセキュリティ強化のための構成情報の体系化と誤り検出手法の提案/科学技術分野に関連した主張(claim)の真偽判定を行うシステム(ファクトチェック) など
ゼミや研究室ではどのような教育をされていますか?
教育では、原理を深く理解し現実課題に応用できる力や、自らの考えを他分野の方に分かりやすく説明できる力、そして社会的課題としてSDGsへの理解を重要視しています。人間の生活を大きく変える技術を前にした今、従来の道徳感では事足りず、自分たちがどのように発展していきたいのかという新たな価値観や倫理観の共有が必要です。それに当たるのがSDGsだと考えています。ICTをいかに活用し、17の目標達成や、経済発展と社会的課題の解決が両立するSociety5.0を目指すのかを学生と共に考えています。
また、マスタープロジェクト(研究大学院での修論に相当)を履修する学生を対象に、若手教員数名と共に「Open innovation zeminar(Oz)」というゼミをつくり、研究活動を支援しています。様々な専門分野の教員からコメントをもらえるだけでなく、このゼミでは自分の研究を他領域の方に説明する力も育まれます。技術だけでなく、多様性・包含性を実現できる力を育みながら自らの目標をやり遂げられるように、学生を支援しています。
どんな経験や関心を持つ学生に進学してほしいですか?
本学では科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)に芸術・リベラルアーツ(Arts)を加えたSTEAM教育の考え方を重視しています。人工知能が出した「答」を盲信するのではなく、その「答」の真偽を見分けられる「感性(直感)」を身につけたいという方、そして、様々な社会的課題を解決するために、多様性と包含性を実現できる組織を構築し運営できるリーダーを目指したい方にぜひ進学していただきたいです。

【京都情報大学院大学応用情報技術研究科】の教員一覧

  • 富田 眞治教授(学長)●担当科目:コンピュータ構成論、応用情報学最先端

    京都大学工学士、同大学院博士課程修了(電気工学専攻)工学博士。京都大学名誉教授、元九州大学教授、元ハルピン工業大学顧問教授。現・京都情報大学院大学副学長。専門分野は、コンピュータアーキテクチャ、並列コンピュータのその応用超高速グラフィックシステム。『情報工学ハードウェア実験』(オーム社・1983年)他、著書・論文多数。

  • 茨木 俊秀教授(名誉学長)●担当科目:システム理論特論

    京都大学工学士。同大学院修士課程修了(電子工学専攻)工学博士。京都大学名誉教授、元京都大学大学院情報学研究科長、イリノイ大学等客員研究員および客員教授。現・京都情報大学院大学学長。専門分野は、アルゴリズム、計算の複雑さ、最適化とその応用。『最適化の数学』(共立出版、2011年)、『Cによるアルゴリズムとデータ構造』(オーム社、2014年)などの著書のほか、論文・研究発表多数。

  • 寺下 陽一教授(副学長)●担当科目:データベース概論、データベース特論、マスタープロジェクト

    京都大学理学士。アイオワ大学大学院博士課程修了(物理天文学専攻)Ph.D.。金沢工業大学名誉教授、元国際協力事業団派遣専門家(情報工学)。現・京都情報大学院大学副学長。専門分野は、データベース、データウェアハウス、データマイニング、ビジネスインテリジェンス(BI)。「サービス・サイエンスは定着するか?」(2005年)「データベース理論とその発展」など論文・研究発表多数。

  • 英保 茂教授(副学長)●担当科目:ビジュアル・プロセッシング

    京都大学工学士。同大学院修士課程修了(電子工学専攻)工学博士。京都大学名誉教授、元システム制御情報学会会長、同学会名誉会員、一般社団法人電子情報通信学会フェロー。現・京都情報大学院大学副学長。専門分野は、画像の計測・処理・表示システム開発、医療情報処理。「冠動脈造影像のパノラマ動画像の作成」など論文・研究発表多数。

  • 土持 ゲーリー法一教授(副学長)●担当科目:グローバル人材開発論、学校・企業内教育国際比較研究、マスタープロジェクト

    (米国)カリフォルニア州立大学卒、Bachelor of Arts、カリフォルニア州立大学大学院教育学修士課程修了(Master of Arts)、コロンビア大学教育大学院修士課程修了(Ed.M.)、コロンビア大学教育大学院博士課程修了(Ed.D.)、東京大学教育学博士。専門分野は比較国際教育、戦後教育改革史、リベラルアーツ教育。『社会で通用する持続可能なアクティブラーニング~ICEモデルが大学と社会をつなぐ~』他、著書・論文多数。

  • 中村 真規教授(札幌サテライト長)●担当科目:IT企業実践論

    青山学院大学経営学士。日本ユニシス株式会社(旧:バロース株式会社)勤務後、1987年に株式会社デジック設立。代表取締役社長。一般社団法人北海道情報システム産業協会(HISA)会長、一般社団法人全国地域情報産業団体連合会(ANIA)理事、北海道コンピュータ関連産業健康保険組合理事長。現・京都情報大学院大学札幌サテライト長。著書は『日本IT産業の課題と極東ロシアIT産業の可能性』(ユーラシア研究所・2008年)など。

  • 田中 久也教授(東京サテライト長)●担当科目:ロジカルシンキング

    早稲田大学工学士。元富士通株式会社システムサポート本部長代理、元株式会社FUJITSUユニバーシティ取締役、元独立行政法人情報処理推進機構IT人材育成本部長・理事。現・京都情報大学院大学東京サテライト長。日本工学教育協会上級教育士、日本工学教育協会事業企画委員、一般社団法人未踏 理事。専門分野は、企業システムの企画・設計・開発、システム運用技術など。これまで企業・団体等で多数の人材育成プロジェクトに携わる。

  • 伊藤 博之教授●担当科目:ディジタル・オーディオ制作

    北海学園大学経済学士。北海道大学で職員として勤務後、1995年にクリプトン・フューチャー・メディア株式会社設立。代表取締役。「初音ミク」を創出。日本文化を海外に発信している功績が高く評価され、2013年秋に藍綬褒章を受章。専門分野は、コンピュータと音を接点としたソフトウェアの開発。

  • 武田 康廣教授●担当科目:アニメ企画・製作・プロモーション特論

    株式会社GAINAX京都代表取締役。空想とアートのミュージアム福島さくら遊学舎館長。『新世紀エヴァンゲリオン』をはじめ、日本を代表する数々のアニメーションを製作する株式会社ガイナックスの設立メンバー。アニメーションプロデューサーとして、「ぷちぷりユーシィ」「トップをねらえ2!」、ゲーム・新世紀エヴァンゲリオン「鋼鉄のガールフレンド」など多数の作品を手懸ける。

  • 内藤 昭三教授●担当科目:情報セキュリティ、マスタープロジェクト

    京都大学工学士。同大学院修士課程修了(数理工学専攻)工学修士。元日本電信電話株式会社情報流通プラットフォーム研究所主任研究員。元電子情報通信学会インターネット研究会幹事。前韓国情報保護振興院(KISA)諮問教授。専門分野は、情報セキュリティ、情報ネットワーク。

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