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在校生・修了生インタビュー
KIT虎ノ門大学院(金沢工業大学大学院)
イノベーションマネジメント研究科
イノベーションマネジメント専攻

  • MBA
  • 東京都
  • 大学院
仕事の幅を広げるため
悔いなき人生を送るため進学。日本発の革新により生まれた医療機器を世界に広めたい。

岡本 怜さん(43歳)

東京大学卒業後、外資系金融機関、日系創薬ベンチャー、外資系医療機器ベンチャー日本法人代表を経て、現在は大手外資系医療機器メーカーに勤務。仕事と家庭を両立しながら2023年にMBAを取得。

大学院への進学を決めた理由は?

2児のシングルマザーとして子育てに奔走しながら、ベンチャー企業の一員として目の前の仕事に全力で挑み続けてきた20~30代。この先をどう歩んでいくか、40歳を迎えるにあたり自らの生き方を改めて問い直したいという思いで大学院への進学を決めました。その中でKITを選んだ最大の理由は、1年間で学位を取得できる教育システムです。オンラインまたはハイフレックス形式の少人数制授業・ゼミで、受講形式を自由に選択。自分のペースで学びを深め、家庭と仕事と学業を両立することができました。

研究テーマが仕事に与えた影響は?

国内医療機器スタートアップの評価が世界的に低いことに課題感を持ち、「日本の医療機器エコシステムにおいて、大手医療機器メーカーが果たすべき役割」というテーマで論文を執筆。創業期のスタートアップが市場への理解を深められるよう、大手メーカーがメンタリングを実施することの有用性が判明したため、早速職場で実践したところ社内外から高い評価をいただきました。今後もスタートアップが世界に羽ばたく後押しができるよう、グローバル本社も巻き込んだ仕組み作りに挑戦していきます。

私のオススメ科目

フォロワーシップ・リーダーシップ特論

元海上自衛隊海将のご経歴を持つ伊藤教授のもと、人それぞれのリーダーシップやフォロワーシップについて考える科目です。私なりのリーダーシップを自らの言葉で語れるようになったことが、自信につながりました。

ビジネス分析特論

チームに分かれて実在する企業の売上予測数値を出し、実際の売上数値と比較した上で、業績向上のための新たなビジネスプランを提案する科目です。机上の学問では終わらない臨場感があり、大きな刺激が得られました。

IPランドスケープ要論

知財を経営の中核に据えた戦略であるIPランドスケープについて、最新事例をもとに理解を深めていく科目です。マネジメントと知財を結びつけるという発想がとても斬新で、MBAコースの方にこそぜひお勧めしたいです。

お金のやりくり法

金銭的な面での苦労よりも、時間をやりくりすることに難しさを感じていました。とにかく集中して早く修了したかったため、家事代行サービスや家庭教師などをフルに活用することで、時間の確保を優先していました。

進学を決めるまでの道のり

26歳大学卒業と同時に結婚・出産を経験し、1児の母に。法律家を志して念願の法科大学院(ロースクール)に進学するも、育児と学業の両立に苦戦し2年次で中退を余儀なくされました。
27歳数か月専業主婦として過ごした後、外資系金融機関の役員秘書を務めることに。当時は家計を支えるために働いているという意識が強く、育児が生活の中心でした。
29歳2度目の出産後に離婚を経験し、シングルマザーとして2人の子どもを育て上げることを決意。仕事の幅を広げるため大学院での学び直しも考えましたが、時間的・経済的に諦めざるをえず、もどかしさを感じていました。
30歳日系の創薬ベンチャーに転職し、オフィスマネージャー兼総務・法務を担当。ライセンス契約交渉を成功させたことをきっかけに事業開発部から声がかかり、事業開発やM&Aなどに従事することとなりました。
37歳外資系医療機器ベンチャーのM&Aを進めていましたが、経営方針の変更で断念せざるをえない状況に。そこで職を辞し自ら日本法人を立ち上げ、脳波解析プログラムを医療機器として開発するなど様々な挑戦を重ねました。
40歳製品開発は順調だったものの、投資家からの追加出資を受けられず資金難に陥り、やむなく事業を撤退。職を失い自信を失っていた時に偶然にもKITとの出会いがあり、学び直すことを決意しました。
41歳前職にて知的財産に関する知識や実務を身につけることの重要性を感じ、MIPM(知的財産マネジメント)の学位取得を目指すことに。仕事や家庭との両立に万全を期すため、まずは科目等履修生としてKITに入学しました。
42歳大手外資系医療機器メーカーへの就職をきっかけにマネジメントスキルを高めることが課題となり、MBAの学位取得に目標を変更。本科生として再入学し1年間でMBAを取得しました。
問合せ先0120-757-242ホームページはこちら
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