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在校生・修了生インタビュー
日本工業大学専門職大学院
技術経営研究科

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仕事の幅を広げるため
旅館経営の合理化を支援することで地方再生に寄与できる能力を養おうと考えていました

新堀 毅さん(58歳)※修了時

慶應義塾大学卒業後、(株)日本交通公社に入社。営業・企画、法人向けコンサルティングなどに携わる。2018年、同研究科中小企業診断コースに入学。2019年、中小企業診断士、MOTを取得。

この大学院に入学した目的は?

仕事柄、地方に行く機会が多く、10数年前から県庁所在地でも市街地の空洞化が目立ち、中小旅館が大手チェーンに買収される姿を目の当たりにするようになりました。このままでは地方の個性が消えていくと危機感を覚え、その再生を支援できる力を蓄えようと考えたことが中小企業診断士を目指すきっかけです。同資格の2次試験挑戦中に本研究科を知り、地方再生のヒントが得られるのではないかと思い入学を決意。修了すると2次試験が免除され、MOTも取得できる点も惹かれた要因です。

この大学院で得られたものは?

経営者を目指す学生と、経営支援を行う中小企業診断士志望の学生が一緒に学ぶ相乗効果は絶大。課題に対する着眼点の違いから激論を交わすなど、会社員としては味わえない経験を通して、物事を論理的に捉え、自分の考えを平易に伝えようとする習慣がつきましたし、良き友、良き相談相手を得ることもできました。また、これまで曖昧だったものが学問を通すことではっきり認識できるようになり、組織と個人の関係性を明確化できたことは、今後の仕事、将来の自分にとって大きな収穫となりました。

私のオススメ科目

特別科目(経営診断実習I・II)

実際の中小企業を対象にして、約1カ月かけて診断。その企業が抱える課題を解決するための報告書を作成する必須科目。計5回の実習が行われるのですが、中小企業診断士の実務をシビアに経験することができました。

特定課題研究(技術経営プロジェクト研究I・II)

1年間の学習・研究の総仕上げとなる科目。中小企業診断コースとMOTコースの学生が、コンサルタントと経営者という異なる立場から意見を交わす場は刺激に満ちており、企業・経営・人に対する視野が広がりました。

組織診断の進め方

中小企業の組織上の問題の抽出と、その改善策を立案するために必要な知識や考え方を学ぶ科目です。第一線で活躍されている実務家の先生が担当されるため、そのまま企業診断に使えるノウハウが盛りだくさんでした。

お金のやりくり法

厚生労働省の教育訓練給付制度を利用させていただきました。また、2013年に中小企業診断士の勉強を始め、2次試験対策で苦戦していたことを知っていたので家族の理解があり、費用面でも支援してくれました。

ある一日のスケジュール

6:30~8:00起床は仕事のある平日と同じ6:30。シャワー、朝食の後、大学院に向かいます。※これは土曜日のスケジュール
8:00~8:30大学院へは乗り換えなし、徒歩を含めて15分。会社に行くよりもはるかに近いという恵まれたアクセス環境でした。
8:30~9:30始業の1時間前には大学院に到着するように心掛け、徐々に教室に集まってくる学友たちとあれこれ話すことを楽しみにしていました。
9:30~16:40授業(4コマ)。同じ目標に向かい、年代もバックグラウンドも異なる学友と学ぶ教室は、文字通りメルティングポット。自分の経験や知識、価値観がグルグルかき回されるような刺激を受けました。
16:40~20:00ゼミナール(2コマ)。利害・上下関係がない学友たちとディスカッションしていると、たとえ意見が異なる場合でも“なるほどそういう考え方もあるのか”と素直に受け入れられます。
20:00~23:00懇談。前期は毎週のように行っていましたが、実習や特定課題研究が忙しくなる後期は回数がぐっと減っていきました(笑)。
23:00帰宅。土曜日、平日の別なく、帰宅後、机に向かうことが習慣になりました。日曜日も実習や課題研究に取り組みます。
問合せ先03-3511-7591(技術経営研究科)ホームページはこちら
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