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教授紹介
多摩大学大学院
経営情報学研究科
MBAコース

目次

紺野 登
:知識創造、目的工学、イノベーション経営、シナリオプランニング
徳岡 晃一郎
:人事管理、コミュニケーション、リーダーシップ、企業変革 他
教員一覧

【インタビュー】人気教員は社会人をどのように指導しているのか?

専門分野:知識創造、目的工学、イノベーション経営、シナリオプランニングこんの のぼる紺野 登教授

多摩大学大学院
経営情報学研究科

イノベーションによって日本の企業・社会の発展・活性化に寄与する人材を育成

担当科目
知識創造経営のプリンシプル、イノベーションマネジメントシステム(IMS)と目的工学 他
経歴
早稲田大学理工学部建築学科卒業。多摩大学大学院経営情報学研究科・博士課程修了(学術・経営情報学博士)。(株)博報堂マーケティングディレクターを経てデザインマネジメントリサーチおよび知識創造コンサルティング会社を設立。現在エコシスラボ(株)代表。一般社団法人Japan Innovation Network代表理事、一般社団法人Future Center Alliance Japan理事。
著作物・論文
『イノベーション全書』東洋経済新報社(2020年)、『利益や売上げばかり考える人は、なぜ失敗してしまうのか』ダイヤモンド社(2013年)、『ビジネスのためのデザイン思考』東洋経済新報社(2010年)など。野中郁次郎氏(一橋大学名誉教授)との共著に『知識創造経営のプリンシプル』東洋経済新報社(2012年)、『知識創造の方法論』東洋経済新報社(2004年)など。
これまでどのような学生を指導してこられたのですか?
本学大学院はベンチャービジネス教育の草分け的な大学院であり、そのスピリットのもとにデザイン思考、ビジネスモデル、シナリオプランニング、イノベーションマネジメントシステムをはじめとした新たな領域をカリキュラムに導入することで先取的な学びを提供してきました。従って、本学大学院の院生は自分のビジネス経験を根底から問い直すとともに、新たな観点や知識を組み入れることで、10年、20年後を見据えた転換点にしようという思いから入学される方が多いように思います。企業のミドルマネージャークラスがデザイン思考や知識創造理論を学び、その後ビジネスリーダーや新事業会社のトップとして活躍する場を獲得する、あるいは、自身のスペシャリティを磨き転職や起業を実現された方が数多くいます。■これまで指導した社会人学生の研究テーマリーダー、イノベーター組織の特性研究/事業承継など中小企業の未来戦略/企業の知識創造研究/新規事業ビジネスモデル/デザイン思考・デザインマネジメント研究/イノベーションのための場の研究 など
ゼミや研究室ではどのような教育をされていますか?
院生の多くは現在のビジネス環境に閉塞感を感じており、新しい価値を創造・提供する企業・ビジネスパーソンに進化する必要があるという危機感を共有していると感じています。新しい価値の実現、すなわち「イノベーション」を起こすためには何をすべきかを理論と実践の両面から掘り下げていくのが私の授業。「講義+対話」と「ワークショップ」で構成されるプログラムによって、イノベーションマネジメントとは何か、意思決定プロセスにおけるシナリオプランニングの重要性とは、これからのリーダーシップはどうあるべきか、などの問いに対する答えを一人ひとりが自分のこととして深掘りする場と言っていいかもしれません。その考察を修士論文に結実させる過程においては、グループ形式で進捗状況を発表・意見交換するスタイルを採っており、年齢・キャリア・研究対象の異なる人々からのアドバイスにより、点と点だったものが線や面として繋がったという体験をするケースも珍しくありません。
どんな経験や関心を持つ学生に進学してほしいですか?
イノベーション経営によって自社をさらに発展させたい方、企業において重要な意味を持つ未来のリーダーシップについて知りたい方、モノや効率性のみを重視するのではなく企業の社会的責任や人間の本質的な価値を土台にした経営の在り方を模索したい方、そして知識創造をエンジンにして成長を期す知識経済に関心を持つ方にとって本学大学院での学びは意義深いものになると確信しています。実務に精通した教員から経営戦略やマーケティング、ビジネスモデルなども学びながら、それらを総合的に組み合わせて今後の自分に必要な知識を体系化し、それを修士論文として言語化するプロセスを通して新たな自分を確立していくのが本学大学院での2年間。漫然と未来に期待するのではなく、現実的な課題として新たな価値の創造・実現に取り組みたいという人に入学してほしいと考えています。

【インタビュー】人気教員は社会人をどのように指導しているのか?

専門分野:人事管理、コミュニケーション、リーダーシップ、企業変革 他とくおか こういちろう徳岡 晃一郎特任教授

多摩大学大学院
経営情報学研究科

“知の再武装”を後押しし、人生100年時代のイノベーターを育成

担当科目
ヒュ-マンリソース概論、MBB・思いのマネジメント実践 他
経歴
東京大学教養学部卒業。オックスフォード大学経営学修士課程修了(1984~1986)。1980年に日産自動車株式会社に入社。同社人事部、欧州日産を経て1999年にフライシュマンヒラードジャパンに入社。現在は同社SVP/パートナー。2006年より多摩大学大学院教授として活躍し、2014年には研究科長に就任。2017年に株式会社ライフシフトを設立し、現在は同社CEOを務める。
著作物・論文
『40代からのライフシフト』東洋経済新報社(2019年)、『イノベーターシップ』東洋経済新報社(2016年)、『MBB:思いのマネジメント』東洋経済新報社(2010年)
これまでどのような学生を指導してこられたのですか?
大企業の社員から中堅・中小企業の経営者、ミドルマネージャーなど、様々な経歴をもつ院生が本学大学院で学んでいます。年齢は40歳代を中心に、30歳から70歳代までと幅広く、アジア圏を中心に欧米などからの留学生も数多く在籍しており、多様なバックグラウンドを持つ院生を指導しています。
「イノベーターシップ」をコンセプトとして授業をデザインしている本学大学院では、変革のための実践力を養うことを、学習研究の目標にしています。自社の事業や社会にイノベーションを起こすために必要なセオリーやスキルを、経験豊富な実務家の教授たちから学べる環境です。■これまで指導した社会人学生の研究テーマMBB(Management By Belief:思いのマネジメント)による新しい人事制度改革/MBB for kids/釧路発  大自然を活かした250年続く企業をつくる/事務職のための病院内大学院の運営 など
ゼミや研究室ではどのような教育をされていますか?
私の専門分野である人事管理やコミュニケーション、リーダーシップ、企業変革などの分野において、院生自身が抱えるビジネス上の課題や、近年注目されている組織改革の諸制度などを取り上げ、理論と議論を車の両輪として授業を展開。クリティカルシンキングを身につけるとともに、多面的な視点を養い、院生が自らの価値観やポリシーを明確化できるよう指導しています。
自分のビジネス上の課題や、社会が抱える課題を解決したいという思いを抱えて入学してくる院生が多く、学習研究に対する院生の姿勢はとても真摯です。そのような学習研究の結実ともいえる修士論文では、多くの院生が自身のオリジナルともいえるコンテンツを確立できるようになります。職業人として、会社や社会にどう貢献し、いかに生きていくか──。そうした「志」に結びつくようなテーマに取り組んでほしいという思いをもって指導しています。
どんな経験や関心を持つ学生に進学してほしいですか?
「人生100年時代」といわれる今日、60歳で定年を迎えた後も80歳まで働き、100歳まで健康を目指すという時代を迎えようとしています。そのような時代には、60歳以降の人生戦略を早期のうちから考える必要があります。プロとして日々の仕事のクオリティを高めるのはもちろんのこと、自分の数年後のビジョンを描きながら“知の再武装”をしていくことが肝要だといえるでしょう。そうした時世を迎えるにあたって、社会人大学院が果たす役割は大きいと考えています。定年後に迎える第二のワークライフをより充実したものにするために、良質な学びの場をもつことが重要です。
本学大学院は、1クラスの平均人数が12人という小規模な大学院です。院生同士または、院生と教授とが濃密な関係を築き、仕事と学習研究を両立させるために支え合いながら、学習研究に取り組んでいます。職業人としての将来に漠然とした不安を抱えている人や、人生戦略を見直して知識と教養をさらに磨きたいという人に、本学大学院への進学をお勧めします。

【多摩大学大学院経営情報学研究科MBAコース】の教員一覧

  • 河野 龍太教授(研究科長)●担当科目:ビジネスモデルイノベーション、マーケティングマネジメント概論 他

    「企業の目的は、顧客の創造である」。マネジメントの創造者であるドラッカー氏はこう指摘している。さらに、そのための2つの基本機能として、マーケティングとイノベーションをあげている。本カリキュラムでは、ビッグデータなど最先端のテーマを織り込み、成果を上げるリーダーにとってパワフルな武器となる「顧客創造の経営戦略」の新しい枠組みと理論、現場で鍛えた実践知を身につけることができる。

  • 堀内 勉教授●担当科目:コーポレートファイナンス基礎理論と実践 他

    “これからの世界の金融は社会的投資にシフトする”2015年に国連がSDGsを提唱して以降、金融の国際的潮流は、社会的価値の実現を目指すソーシャルインパクト投資の方向に大きく舵を切っている。多摩大学では、多種多様な社会的課題を、民間資金の活用を通じて解決するソーシャルファイナンスのエコシステム構築に資するシンクタンクとして、社会的投資研究所を設立した。

  • 川田 英樹教授●担当科目:知識創造とSECIモデルの実践、社会課題解決とグローバル・シチズンシップ 他

    主体的な思いがあって、知識は生まれ、そして未来は創られる。想定外の状況に直面しても、リーダーは多様な人々とスクラムを組んで知を結集し、新たな未来を共創しなければならない。目の前の現実に「自分ごと」として向き合い、五感を駆使して直観し、日々の実践と反省の中で、新しい仮説を生成し、「より善い未来」に向かう実践知を共に身体化していきましょう。

  • 荻原 直紀教授●担当科目:チェンジマネジメント実践論、知識資産マネジメント実践論 他

    業種や業界に関わらず、知をベースとした経営への変革が求められている。そのためには、ホリスティックに経営システムを見る力と、長い変革の道のりを制御するチェンジマネジメントの能力が欠かせない。これからのリーダーに必ず求められる、「変化を起こしてマネージし、そこから新たな価値を生み出す実践能力」を一緒に身につけていきましょう。

  • 今泉 忠教授●担当科目:データ活用入門 他

    デジタル経営フィールドでは、ビジネス現場に携わるすべてのビジネスパーソンにこそ、ツールを活用しながら「データの背景理解」ができる力をもとにしたデータサイエンス力を修得し、現場での課題解決のために解決策を提案して実施できるITプロジェクトマネジャー・デジタルマーケター・データエンジニア・データサイエンティストなどになってほしいと考えている。

  • 國分 俊史教授●担当科目:社会課題と経済安全保障を巡るルール形成戦略

    グローバル経営では、社会課題解決力をビジネスモデルに組み込み、自社の成長に比例して高めることが不可欠だ。また地政学リスクの高まりを受けて通商政策や安全保障経済政策に対して企業はこれまでとは比較にならない次元で能動的な関与、戦略的な対応をしていかなければならない。構想から実行まで一貫したスキルを築き上げるために、座学で理論を体得し、フィールドワークで実行力が得られるカリキュラムとなっている。

  • 田坂 広志名誉/特任教授●担当科目:スーパージェネラリスト、ネオ・リベラルアーツ

    ー志、智恵、人間力を併せ持つ社会起業家を育成ー 多摩大学大学院の建学の精神は、この社会の生々しい現実と格闘し、粘り強く、その変革を実現できる人材の輩出である。しかし、その人材とは、ただ一分野に秀でたエキスパートやスペシャリストではない。そうした専門家の叡智を束ね、目の前の現実を変革するプロジェクトや組織、企業を統括し、牽引できる人材こそが、いま求められている。

問合せ先03-5769-4170 (品川サテライト)ホームページはこちら
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