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教授紹介
京都情報大学院大学
応用情報技術研究科

目次

甲斐 良隆
:ビジネス戦略、ファイナンス、リアルオプション
教員一覧

【インタビュー】人気教員は社会人をどのように指導しているのか?

専門分野:ビジネス戦略、ファイナンス、リアルオプションかい よしたか甲斐 良隆教授

京都情報大学院大学
応用情報技術研究科

金融業界のIT化に貢献してきた経験を生かしながら、生涯学び続ける力を育む。

担当科目
経営学特論、金融論、フィンテック論、経営戦略論、マスタープロジェクト
経歴
京都大学大学院・工学修士、関西学院大学大学院・博士(商学)帝人株式会社勤務(1975~1987年)。同社にて、納期と輸送コストのトレードオフを解決する「最適物流システム」や、AIを用いたアパレルマーチャンダイザーシステムなどを開発した。三菱信託銀行株式会社勤務(1987~2003年)。同社にて、株式投資手法の研究・システム開発、債券オプションシステムの開発、年金ALMモデルの開発などに携わった。元神戸大学経営学研究科助教授、元関西学院大学専門職大学院教授(経営戦略研究科長)。関西学院大学名誉教授。
著作物・論文
『心とお金を繋ぐ地域金融』関西学院大学出版会(共著、2012年)、「ブランド商品における最適販売価格の設定」関西学院大学商学論究(2014年)
これまでどのような学生を指導してこられたのですか?
社会人が大学院で経営を学ぼうと考えるきっかけは、大きく3つに分けられると思います。1つめは専門性を高めるため。たとえばマーケティング部門で働く人が、それを理論的に整理して研究したいと考えて進学するケースです。2つめは技術者・研究者が管理者になるとき。研究・開発に携わっていた人が、専門外である経営や管理の知識を得るために進学するケースです。3つめは転身を考えるとき。転職、あるいは新しい事業を始めるときなどに進学するケースです。私が指導する学生は、1つめのきっかけをもつ人が多いように思います。
修了生は、修了後に社内でキャリアアップを果たし、企画や管理に携わるようになる人が多いようです。中には、大学院で出会った修了生同士で起業した人もいます。共に学習・研究に取り組んだ仲間は、利害関係を超えた一生の友人にもなり得ます。修了した後も大学院でのネットワークが維持され、互いの経験や研究から学び合える場ができるように、私もサポートをしていきたいと思っています。
私自身は、金融機関のシステム開発などに携わってきました。数字を扱う金融業務はITと親和性が高く、テクノロジーの進化と共に急速に普及・成長を遂げました。しかし今後は、たとえば営業や人事や研究など、幅広い領域に「+IT」の動きが広がることは明らかです。指導してきた学生が関心をもつ対象も、その研究テーマが示す通り、幅広い領域に広がっています。■これまで指導した社会人学生の研究テーマ無形資産の可視化・戦略/ブランド/技術のマネジメント/金融関連/マーケティング/研究開発/人事など。
ゼミや研究室ではどのような教育をされていますか?
学生を指導する上で重視していることは、「書くこと」の実践です。昨今の学生は、文献から情報を探す力や、その情報をまとめる力には長けています。しかし、何もないところから新しい物事を生み出すことは苦手であるように感じます。創造力や思考力はビジネスに欠かせない重要な能力です。自身の考えを整理し、その考えを発展させる訓練のために、文献に頼らず「書く」という作業を重視しています。
マスタープロジェクトのテーマは、各自の関心に応じて自由に選択していただいています。ただしそのテーマは、半年や1年で結論が出るようなものではいけません。10年や20年をかけて考え続ける必要がある題材、あるいは修了後も追求し続けたいと思える題材であることを求めています。本大学院ではマスタープロジェクトを1年から1年半で完成させることになりますが、その後もテーマを追い続けられるように、必要があれば修了後も学習や研究の相談に応じます。私自身の実務経験や指導経験を最大限に生かしながら、一人ひとりの研究に丁寧に寄り添いたいと考えています。
どんな経験や関心を持つ学生に進学してほしいですか?
問題意識の高い学生や、学ぶことで自身を高めたいと願う学生を求めています。努力して学ぶ姿勢があれば、入学時点の知識レベルは問いません。金融・IT分野などにこだわらず、現実の課題を解決へと導きたいと考える学生を歓迎します。

【京都情報大学院大学応用情報技術研究科】の教員一覧

  • 富田 眞治教授(学長)●担当科目:コンピュータ構成論、応用情報学最先端

    京都大学工学士、同大学院博士課程修了(電気工学専攻)工学博士。京都大学名誉教授、元九州大学教授、元ハルピン工業大学顧問教授。現・京都情報大学院大学副学長。専門分野は、コンピュータアーキテクチャ、並列コンピュータのその応用超高速グラフィックシステム。『情報工学ハードウェア実験』(オーム社・1983年)他、著書・論文多数。

  • 茨木 俊秀教授(名誉学長)●担当科目:システム理論特論

    京都大学工学士。同大学院修士課程修了(電子工学専攻)工学博士。京都大学名誉教授、元京都大学大学院情報学研究科長、イリノイ大学等客員研究員および客員教授。現・京都情報大学院大学学長。専門分野は、アルゴリズム、計算の複雑さ、最適化とその応用。『最適化の数学』(共立出版、2011年)、『Cによるアルゴリズムとデータ構造』(オーム社、2014年)などの著書のほか、論文・研究発表多数。

  • 寺下 陽一教授(副学長)●担当科目:データベース概論、データベース特論、マスタープロジェクト

    京都大学理学士。アイオワ大学大学院博士課程修了(物理天文学専攻)Ph.D.。金沢工業大学名誉教授、元国際協力事業団派遣専門家(情報工学)。現・京都情報大学院大学副学長。専門分野は、データベース、データウェアハウス、データマイニング、ビジネスインテリジェンス(BI)。「サービス・サイエンスは定着するか?」(2005年)、「データベース理論とその発展」など論文・研究発表多数。

  • 英保 茂教授(副学長)●担当科目:ビジュアル・プロセッシング

    京都大学工学士。同大学院修士課程修了(電子工学専攻)工学博士。京都大学名誉教授、元システム制御情報学会会長、同学会名誉会員、一般社団法人電子情報通信学会フェロー。現・京都情報大学院大学副学長。専門分野は、画像の計測・処理・表示システム開発、医療情報処理。「冠動脈造影像のパノラマ動画像の作成」など論文・研究発表多数。

  • 土持 ゲーリー法一教授(副学長)●担当科目:グローバル人材開発論、学校・企業内教育国際比較研究、マスタープロジェクト

    (米国)カリフォルニア州立大学卒、Bachelor of Arts、カリフォルニア州立大学大学院教育学修士課程修了(Master of Arts),コロンビア大学教育大学院修士課程修了(Ed.M.)、コロンビア大学教育大学院博士課程修了(Ed.D.)、東京大学教育学博士。専門分野は比較国際教育、戦後教育改革史、リベラルアーツ教育。『社会で通用する持続可能なアクティブラーニング~ICEモデルが大学と社会をつなぐ~』他、著書・論文多数。

  • 中村 真規教授(札幌サテライト長)●担当科目:IT企業実践論

    青山学院大学経営学士。日本ユニシス株式会社(旧:バロース株式会社)勤務後、1987年に株式会社デジック設立。代表取締役社長。一般社団法人北海道情報システム産業協会(HISA)会長、一般社団法人全国地域情報産業団体連合会(ANIA)理事、北海道コンピュータ関連産業健康保険組合理事長。現・京都情報大学院大学札幌サテライト長。著書は『日本IT産業の課題と極東ロシアIT産業の可能性』(ユーラシア研究所・2008年)など。

  • 田中 久也教授(東京サテライト長)●担当科目:ロジカルシンキング

    早稲田大学工学士。元富士通株式会社システムサポート本部長代理、元株式会社FUJITSUユニバーシティ取締役、元独立行政法人情報処理推進機構IT人材育成本部長・理事。現・京都情報大学院大学東京サテライト長。日本工学教育協会上級教育士、日本工学教育協会事業企画委員、一般社団法人未踏 理事。専門分野は、企業システムの企画・設計・開発、システム運用技術など。これまで企業・団体等で多数の人材育成プロジェクトに携わる。

  • 伊藤 博之教授●担当科目:ディジタル・オーディオ制作

    北海学園大学経済学士。北海道大学で職員として勤務後、1995年にクリプトン・フューチャー・メディア株式会社設立。代表取締役。「初音ミク」を創出。日本文化を海外に発信している功績が高く評価され、2013年秋に藍綬褒章を受章。専門分野は、コンピュータと音を接点としたソフトウェアの開発。

  • 武田 康廣教授●担当科目:アニメ企画・製作・プロモーション特論

    株式会社GAINAX京都代表取締役。空想とアートのミュージアム福島さくら遊学舎館長。『新世紀エヴァンゲリオン』をはじめ、日本を代表する数々のアニメーションを製作する株式会社ガイナックスの設立メンバー。アニメーションプロデューサーとして、「ぷちぷりユーシィ」「トップをねらえ2!」、ゲーム・新世紀エヴァンゲリオン「鋼鉄のガールフレンド」など多数の作品を手懸ける。

  • 内藤 昭三教授●担当科目:情報セキュリティ、マスタープロジェクト

    京都大学工学士。同大学院修士課程修了(数理工学専攻)工学修士。元日本電信電話株式会社情報流通プラットフォーム研究所主任研究員。元電子情報通信学会インターネット研究会幹事。前韓国情報保護振興院(KISA)諮問教授。専門分野は、情報セキュリティ、情報ネットワーク。

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