「大学院で研究するに値するようなテーマをどうやって見つければいいのだろう？」……一般の社会人の場合、こう戸惑う人も多いのではないだろうか？ しかし、このページを見ている人なら、少なくとも大学・大学院進学に興味は持っているはず。それなら「学びたい」という動機はすでに何かしら持っているはずだ。

もちろん、アカデミックな研究に携わったことがない人が、いきなり教授も納得するようなハイレベルな研究テーマを設定するのは難しい。しかし、最初から無理して自分に縁のない高尚なテーマを考える必要はないのだ。この時点で大事なのは何より「動機」。その動機の出所は今の仕事に関連することだろうか？ 今後のキャリアに関することだろうか？ あるいは新聞で知った社会問題だろうか？
例えば、人事部で働いている人なら、会社組織や人事評価制度に関心があるかもしれない。時節柄、環境問題に深い興味を持っている人もいるかもしれない。まずは自分が「普段から興味を持っていること」を思い浮かべてみよう。