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MBA・ビジネススクールガイド
MBA・ビジネススクールの選び方/学費と奨学金/Q&A

都市部を中心にビジネススクールの数が増え、多様化も進んでいるなかで、自分に合った進学先を見つけるには? 9つの視点から、間違いのないビジネススクール選びのポイントを解説します。さらに、気になる学費や奨学金についての情報を掲載。要チェックです。

MBA・ビジネススクールの選び方・9ポイント

POINT1 各ビジネススクールの得意分野は何か?

ビジネススクールを選ぶ際に、まず注目すべきなのは「どんなことが学べる大学院なのか?」。自分の目的に合致したカリキュラムであることは当然ながら最優先事項です。MBAの場合、経営戦略、マーケティング、会計・財務、人事・組織といった基本科目はおおむね共通していますが、マーケティングに強い大学院、財務に強い大学院、組織論に強い大学院など、それぞれに得意分野があります。また、最先端のビジネス事情に対応した科目を取り揃えていたり、個性あるプログラム、コースを設けていたりするビジネススクールも。例えば、「IT」「サプライチェーンマネジメント」「リスクマネジメント」「サービス経営」をテーマとしたコースや、「ナレッジマネジメント」「知的財産戦略」「コンプライアンス」「アジアビジネス」といった先端的テーマを扱った科目がそれに該当します。

大学院のHPやパンフレットでその点を強調している場合もありますし、該当分野の科目の充実ぶり、教員陣のラインナップを調べてチェックすることがオススメです。

POINT2 師事したい教員はいるか?

ゼミで指導を受ける教授とは、いわば「師匠と弟子」のような関係になるものです。それだけに、大学名のブランドよりも、「どの教授の下で学ぶか」を重視してビジネススクールを選ぶ社会人学生は少なくありません。

ビジネススクールで人気が高いのは、ビジネスの現場で豊富な経験・実績を残してきた実務家教員。企業の第一線で活躍した経験を持ちながら自身もビジネススクールなどで学び、今は教員に専従している教員や、現役の経営者やコンサルタントが教員を務めている場合も。一方、大学やシンクタンクなどで研究・調査活動を重ねてきた研究者教員は、理論系の科目では頼りになります。また、実務家→研究者というキャリアを重ねている教員も。それぞれの魅力、持ち味を理解したうえで、師事したい教授を探しましょう。

大学院の教員の場合、論文はもちろん、著作がある場合も多数。大学院のHPやパンフレットに教授陣のプロフィールが紹介されているので、自分の関心があるテーマを研究している教員が見つかったら、経歴のチェックと併せて、ぜひ著作を読んでみましょう。また、説明会などで体験授業を実施している大学院も多く、授業の進め方やファシリテーション能力をチェックする機会にもなります。

POINT3 ケースメソッド中心? 講義中心?

ビジネススクールの授業方法で代表的なのは、実際の企業の事例を教員、学生らがディスカッションしながら研究するケースメソッド。ただし、一口にケースメソッドといっても、海外ビジネススクールのケースを使用するタイプ、身近な国内企業の事例から作成したオリジナルのケースを使用するタイプ、さらには現在進行形の企業事例を取り上げるタイプなど、いくつかの種類があります。このほか、学生自身が主役となるビジネスゲーム、投資シミュレーションといったシミュレーション型の授業を取り入れている大学院もあります。なお、講義型の授業が比較的多い大学院もあるので、自分が求める授業方法を検討したうえでリサーチしてみましょう。

POINT4 修士論文は必須?

大学院修士課程の場合、通常、修士論文かリサーチペーパー(課題研究論文)の提出が修了の要件。しかし、専門職大学院の場合、この限りではありません。また、起業家養成に力を入れているビジネススクールの場合、修士課程であっても、通常の修士論文やリサーチペーパーに代わり、事業計画書を提出させる大学院も。

修士論文が課される大学院の場合は、1年次から論文のための調査や執筆が大学院生活の中心を占めるケースも多く、指導教員との関係も密接になります。一方、修士論文が課されない、または課題研究などの比重が小さい大学院の場合は、授業科目中心の学習で、研究活動に要する負担を抑えることができます。一つのテーマについて深く研究したいのか、効率的に総合力を高めたいのか、どちらを選ぶかは自分の目的次第といえるでしょう。

POINT5 主要科目以外の充実度は?

ビジネスクールには、主要科目以外にも魅力的な科目もたくさんあります。例えば、プレゼンテーション、ネゴシエーション、コーチングといったビジネススキルに関する科目に強みを持つ大学院もあります。ほかに、学外の経営者や各界の第一人者を招いた連続講演会形式の科目やインターンシップ科目なども。また、同じ大学の他の研究科(例えば法科大学院など)の科目を履修できるケースもあるので、チェックしてみましょう。

POINT6 授業は英語?日本語?

国内ビジネススクールでは日本語で授業を行うのが主流です。しかし、国際ビジネスに力を入れている大学院や留学生を多く受け入れている大学院では、授業をすべて英語で行う、あるいは、日本語による授業と英語による授業を両方設けているといったケースも。国際的に通用するビジネス感覚や語学スキルを養いたい人には、英語での講義やディスカッション、レポート作成は貴重なトレーニングになるはずです。

POINT7 学生の年齢層、プロフィールは?

「人脈を広げたい!」という目的でビジネススクールを志望する人は少なくないはず。大学院の個性によって学生層にも違いが出ます。そのため、自分が志望するビジネススクールに、どのような世代の、どのような業界・職種のビジネスパーソンが集まっているかは大事なチェックポイントです。大学院によっては、HPやパンフレットなどで学生層のデータを公開していますし、説明会で参加者・在学生の雰囲気を実際にチェックすることも可能です。

POINT8 修了生の進路、活躍ぶりは?

ビジネススクールの実力を最もよく表すのは、修了生のその後の進路や活躍ぶり。大学院のHPやパンフレット、さらには大学院情報をまとめているWebサイト、書籍に紹介されている修了生コメントをチェックしてみましょう。もし、「営業職からコンサルタントに転身したい」「エンジニアから企画職をめざしたい」といった目標が明確になっていれば、そのような転身事例があるかどうか大学院に直接問い合わせてもいいでしょう。そのほか、MBA修了生が開催するイベントなどに参加するのも有効な方法の一つです。

POINT9 学び続けられる条件は揃っているか?

忙しい盛りのビジネスパーソンが働きながら大学院に通うのは、予想以上にハードなものです。そのため、大学院選びにあたっては、「通学の便」も重視しなければならない項目。サテライトキャンパスを含めた立地、平日夜間の授業開始時刻などを調べ、自分の業務の状況と照らし合わせて、無理なく通学できるかどうかシミュレーションをしておきましょう。例えば、平日夜間の通学が難しそうな場合は、土日のみで通える大学院や通信制大学院という選択肢もあります。

MBA・ビジネススクールの学費と奨学金

学費

国立の大学院は、入学金28万2000円、授業料53万5800円としているケースが多いです。公立は国立に準じる額か、多少安い程度が相場。私立は大学院によって金額が大きく異なります。入学金は20〜30万円が相場ですが、なかには数万円台というところも。授業料は年額50〜150万円あたりが多いですが、180万円クラスの大学院もあります。そのほか。数万円〜10万円台程度の施設費などが別途必要となります。

奨学金

メジャーなのは日本学生支援機構の奨学金。卒業後に返済が必要な貸与型で、無利息の第一種と利息付きの第二種とがあります。第一種は月額5万円か8万8000円、第二種は月額5万円、8万円、10万円、13万円、15万円から選択します。学力や家計状況の審査がありますが、社会人学生でも利用可能です。返済は卒業後7カ月目からスタートします。

大学が独自に給付型奨学金を設けているケースも多いです。入学試験の成績優秀者を対象に授業料の全額または半額を給付する大学院も。募集人数は数名〜十数名が一般的です。

このほか、地方自治体や民間団体が設けている奨学金もあるので、幅広く情報収集することをお勧めします。

なお、出願時に申請が必要なものもあり、制度ごとに併用の可・不可もあるので、できるだけ早めに情報を集め、プランを立てておくことが大切です。

MBA・ビジネススクールに関するQ&A

Q MBAは転職に有効ですか?
A 一般論として、転職の際には、まず経験や実績が評価されるので、「MBAの学位を取得すれば希望する転職を実現できる」というほど甘くはありません。ただし、ビジネススクールでスキルを高め、それを活かして実績を残すことによって、キャリアアップにつながる転職を実現することは十分可能です。また、外資系企業や、社内にMBAホルダーが多く在籍し、MBAの価値をよく認識している国内企業では、MBAの学位がプラスαとして評価されることも当然あるでしょう。
Q 起業を考えているのですが、ビジネススクールに通うべき?
A 業界知識や業務経験、ビジネスアイデアはあっても、例えば、会計・財務に弱い、事業計画が甘いなどの弱みがあると、事業に失敗するリスクは高まります。ビジネススクールで経営に必要な知識を体系的に習得し、教員の指導の下で事業計画を練り上げることは、リスクを軽減し、事業を成功に導くための大きなプラス材料になります。また、アントレプレナーシップ(起業家精神)を養うことができる、人脈が広がるといった点も、ビジネススクール通学のメリットといえます。