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在校生・修了生インタビュー
名古屋外国語大学大学院
国際コミュニケーション研究科

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  • 大学院
専門性を高めるため
実務と研究の間を行き来し、指導スキルを高めています

下薗 一恵さん(32歳)

日本語学校や専門学校で非常勤講師として働き続けながら、2020年に名古屋外国語大学大学院に入学し、2022年3月修了。同年4月に同大学院博士後期課程に進学し、仕事をしながら研究を続けている。

進学しようと思った動機

大学在学中にも大学院進学を検討していましたが、教育の現場を知ってから進学する方が得るものが多いと考えて就職しました。進学を決めたのは社会人5年目の頃のこと。いろいろと任される職務も増えてきたものの、教育者としての土台が固まったという自信がもてない時期でした。各種セミナーを探しても自分の求めているプログラムがあまりなく、スキルアップの手立てを探していたときにたまたま現在の指導教授のセミナーを受講。この教授のもとで直接学びたいと考えて本学への入学を決めました。

学ぶことで得たもの

大学院入学前は「学生に対して何ができるか」と、学習者中心の意識で指導していた半面、知らず知らずのうちに自分のやり方を押しつけていることがありました。現在は相手が求めるものを引き出しつつ、様々な選択肢のなかから目の前の学習者に合った支援ができるようになってきたと感じています。「教師としてどうありたいか」と、自身の教育観を見つめながら仕事に臨めるようにもなりました。研究の場と実践の場を行き来しているいま、自分の成長に手応えを感じています。

私のオススメ科目

日本語教育学研究I 、II (第二言語習得論)

第二言語習得の基本的な知識や流れを学習。他者の論文内容をクリティカルに論評する力も身につきます。日本語教育において豊かな知見をもつ教授から、経験に根差した教育現場のお話を聞ける貴重な授業です。

日本語学研究IV、V (日本語音声学・音韻論、日本語学特論)

音声学の基礎から音声の加工、分析方法などを学びます。履修前は苦手意識があった科目ですが、基本の「き」から丁寧に教えていただいたため楽しく学んでいます。修士論文のテーマもこの分野で書くことにしました。

総合研究II (量的研究法)、III (質的研究法)

研究者としての土台となる知見が得られるので、1年目に受講することをお勧めします。例えば自分が統計分析を行わないとしても、統計の知識と分析法を学ぶことで、データを読む力や論文を書く力が上がります。

お金のやりくり法

学内の給付型奨学金を活用しており、学費が半額になるので助かっています。残りの授業料については、預金や月々の収入から捻出。学外の奨学金もあるので、条件によっては複数の奨学金を利用することも可能です。

ある一日のスケジュール

6:00起床。身支度をして7時に自宅を出ます。現在は家族と一緒に住んでいますが、学習に集中する環境をつくるために協力してもらっており、とても助かっています。
8:30~11:308時に職場に到着。授業の準備をした後、8:30~11:30まで授業を行いました。大学院で得た知見を日本語学校の授業で実践しながら、自身の学びを深めています。
11:30~13:20昼食を食べた後、キャンパスへ移動。自宅からオンライン授業を受講するときには、昼食後の時間を睡眠に充てていました。
13:20~18:10学部の教職課程の講義も受講しているため、1年次のときには毎日3~4コマ受講していました。仕事の負担が大きい方は、『長期履修制度』を利用することで、3年または4年での修了を目指すこともできます。
19:30~帰宅して夕食を食べた後、仕事の準備をすませてから大学院の課題や予習復習などを行います。私は睡眠時間が少なくても大丈夫なタイプなので、午前2時あるいは4時ぐらいまで学習してから就寝します。
問合せ先0561-75-1740(日進キャンパス大学院事務室)ホームページはこちら
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