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在校生・修了生インタビュー
学習院大学大学院
人文科学研究科
心理学専攻・臨床心理学専攻

  • 心理・人間
  • 東京都
  • 大学院
専門性を高めるため
臨床を重視したカリキュラムで学修し、幅広い領域で活躍できる心理職をめざしたい!

古賀 めぐみさん(31歳)

大学卒業後、フランスの日本料理店で勤務していたが、2019年退職。2020年4月、臨床心理士をめざして同研究科に進学。多彩な実習先で心理臨床の現場を経験しながら、学修・研究を続けている。

師事したい教授の存在が学習院に進学する決め手に

学部時代は心理学系のゼミに所属。臨床心理士の仕事に関心があったものの、卒業後はパリの日本料理店に就職しました。接客に携わる中、刹那的に多くの人と触れ合うのではなく、一人ひとりと深く関わる仕事がしたいという想いが強くなり、憧れだった臨床心理士に転身することを決意。大学院進学のため帰国しました。学習院を選んだ決め手は、心理臨床の第一線で活躍し「この先生の指導を受けたい」と思える教授の存在。5名の教授による「全員指導体制」で学修を深められることも魅力でした。

在学中に豊富な心理臨床を経験できることが大きな財産に

多彩な領域や施設から実習先を選択できるのは、臨床に重点を置く学習院ならでは。小学校、児童養護施設での実習に加え、精神科の外来クリニックでは医師と臨床心理士の先生の指導の下、心理検査の経験を重ねています。理論と実践を両軸で学ぶことで心理職のスキルが磨かれていると実感します。大学院で得た知見や経験を医療現場での心理検査を通したセラピーや、教育現場での子どもたちのサポートに役立てたい。将来は働く人のメンタルヘルス対策など産業領域の心理臨床にも取り組みたいですね。

私のオススメ科目

臨床心理学特論

博士後期課程の先輩や同期の心理臨床の現場、実習先のケースを通して、話し手の表情や語りの雰囲気はもちろん、自分の身体の感覚も通じて全身で話を聞く大切さなど「臨床家としての人との関わり方」を学べました。

臨床心理査定演習 I ・ II

前期は心理検査について幅広く学修。その内容を踏まえて複数の心理検査を組み合わせて実施し、所見を書き、結果報告までを行います。複合的な検査により、1人の人物を多角的にじっくり検討できる貴重な経験でした。

福祉心理支援特論

児童養護施設で働く臨床心理士の先生による授業。社会的養護下で暮らす子どもたちの姿から、「子どもが育つ」という、当たり前だけれども、かけがいのない時間とプロセスについて考え直す機会を得られました。

お金のやりくり法

これまでの貯金で学費や生活費をやりくりしています。1年次は授業と実習の毎日で忙しかったのですが、先輩や先生、実習先の施設から声をかけていただいて、心理の現場で院生ならではのアルバイトも経験できました。

ある一週間のスケジュール

月曜日午前から午後まで1日授業。午後には専攻全体のケース・カンファレンスが開かれます。教授や院生の意見交換から多角的な視点を得られたり、多彩なアプローチ法があることを学べたりと、毎回大きな収穫があります。
火曜日1限目から午後まで授業です。学習院のカリキュラムは、心理学全般を学んで、自分の専門分野を見極めていけるもの。偏りなく学修を進められるので、将来の選択肢も広がります。
水曜日午前は授業、午後は近隣の小学校で学習支援ボランティアとして教育現場での実習を行います。学んだ理論を現場で実践し、現場での課題を大学院の学びを通じて再考するという良いサイクルで学修・研究ができています。
木曜日授業は午後から。午前中や空いた時間に実習先の医療機関で担当した心理検査の所見を書きます。クライエントの方と接したり、事例を考察したりする時間にこそ、私が本当に学びたいことが詰まっていると感じています。
金曜日午前は授業、午後はレポートや心理検査の所見作成、夕方からは児童養護施設で実習。授業は興味深いものばかり。複数の授業の内容、実習先での自分の体験が関連していることに気づくと、さらに関心が高まりますね。
土曜日医療機関で実習。午前の診察時間は受付補助や心理検査などを担当し、午後は院長先生や実習指導担当の臨床心理士の先生と話したり、実習生同士お互いの担当ケースを検討したり。貴重で充実した時間を過ごしています。
日曜日午後に短時間の実習があります。その前後は休息時間にしたり、翌週の授業の準備をしたりしています。心理学の学びを深めるため、時間が合えばセミナーにも参加しています。
問合せ先03-5992-1083(アドミッションセンター)ホームページはこちら
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