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教授紹介
立正大学大学院
社会福祉学研究科

目次

森田 久美子
:精神障害者の福祉、ケアラー支援、ソーシャルワーク教育
教員一覧

【インタビュー】人気教員は社会人をどのように指導しているのか?

専門分野:精神障害者の福祉、ケアラー支援、ソーシャルワーク教育もりた くみこ森田 久美子教授

立正大学大学院
社会福祉学研究科

社会人学生のキャリア・アップと現職経験のアカデミアへの貢献

担当科目
精神保健福祉特論、社会福祉研究ゼミナール、社会福祉特殊講義、研究指導
経歴
大正大学大学院人間学研究科心理・福祉学専攻博士後期課程修了 博士(人間学) 平成10年から立正大学に勤務、助手、講師、助教授、准教授を経て社会福祉学部教授、大学院社会福祉学研究科教授。他に一般社団法人日本ケアラー連盟理事、東京都ヤングケアラー支援検討委員会座長等を務める。
著作物・論文
『ヤングケアラーを支える:家族を支える子どもたち』日本看護協会出版会(2021年)、「ケイパビリティ―アプローチからみたヤングケアラーの問題とアプローチ」子ども学11号(2023年)、「学校におけるヤングケアラーへの支援」日本健康相談活動学会誌17巻1号(2022年)、「精神医療に期待されるヤングケアラーへの対応」精神医療178号(2021年)他
これまでどのような学生を指導してこられたのですか?
立正大学大学院社会福祉学研究科が設立されてから20年ほど経ちますが、本研究科では学部を卒業してストレートに大学院に進学する方よりも、社会人入学された現職者の院生が多く学んでいます。職場としては、病院の看護部長や保育所・幼稚園長、介護施設の介護部長などの管理職者、福祉系施設職員、看護師、保育士養成校の教員、精神保健センターの職員、小学校教員経験者などがいらっしゃいます。これらの方に、ご自身の現場実践体験をアカデミアや行政関係等に対して発信できるような指導・助言を行ってきております。大学院修了後は、現場に戻って指導者的な立場に就く方ばかりでなく、大学や専門学校等の教職に就く方も多数おられます。■これまで指導した社会人学生の研究テーマ福祉施設内での職員研修、精神保健センター職員の死生観、江戸期の嬰児に対する生命観、乳幼児に対する動物介在教育、終末期医療、知的障がい者支援、肢体不自由のある母親の子育て等。具体的な題名は学内学会誌『立正社会福祉研究』に掲載されています。
ゼミや研究室ではどのような教育をされていますか?
社会課題についての幅広い知識と研究の基礎力を身につけることを通じて、研究テーマについて多角的に検討し、主体的に取り組めるように教育・指導しています。具体的には、各学期の研究計画の作成と具体的な研究の進め方、NDL-ONLINEなど文献データベースを使った先行研究・関連研究の文献検索、参考文献の入手方法、情報倫理を踏まえたWeb情報の検索と扱い方、専門学術雑誌の読解・参照の仕方から、学会・研究会等での口頭・ポスター発表の仕方、それに伴うパワーポイントの作成法、専門雑誌への投稿の仕方とその後の対応等一連の流れを教育・指導しています。
講義科目も演習科目もすべてほぼマンツーマン指導の形をとっています。社会人院生が勤務を終えてから通学できるような平日夕方からおよび土曜日の時間帯に時間割が組まれていますし、個別事情を最大限考慮し、柔軟に学習の機会を提供できるように配慮しています。1年に中間発表2回と学内学会発表1回の3回、研究の進捗状況と成果報告を行う機会を設けています。これにより発表内容の充実とプレゼンテーション技法の向上が明瞭に感じられるようになります。
どんな経験や関心を持つ学生に進学してほしいですか?
学部からの進学者のみならず、広義の福祉に関して新たな理論的枠組の構築を目指している方や、早急に解決が望まれる福祉的、教育的課題に有効な方策を提案したいと考えている方等にも進学して欲しいと思っています。現代社会が抱えている問題に関心を抱いていれば自主的な勉学が進み、必要な知識は自然に身についてきます。現代社会が抱える問題に日頃より接している、広義の福祉施設に勤務されている方や保育・幼児教育関係の職場の方、特別支援学校や小学校教員、フリースクールなどの勤務者の方々に、リカレントやキャリアアップの機会として役立ていただきたいと思います。

【立正大学大学院社会福祉学研究科】の教員一覧

  • 安達  映子教授●担当科目:ソーシャルワーク特論

    研究テーマは、家族ソーシャルワークおよび家族福祉論。

  • 新井 利民教授●担当科目:地域福祉特論

    研究テーマは、自治体福祉政策のガバナンスに関する研究。

  • 池谷 秀登教授●担当科目:社会保障特論

    研究テーマは、生活保護法、生活保護行政に関する研究。

  • 北島 健一教授●担当科目:非営利組織特論

    研究テーマは、社会経済学をベースにしたサードセクターに関する研究。

  • 児嶋 芳郎教授●担当科目:障害児家族援助特論

    研究テーマは、障害児教育の制度のあり方、教育内容・方法に関する研究。

  • 白井 健次教授●担当科目:特別支援教育特論

    研究テーマは、特別支援教育の制度および諸問題に関する研究。

  • 土屋 典子教授●担当科目:高齢者福祉特論

    研究テーマは、高齢者介護施設における虐待予防のための職場環境マネジメントに関する研究。

  • 濱畑 芳和教授●担当科目:少年司法特論

    研究テーマは、権利主張をし得ない者に対する社会福祉のあり方と権利擁護に関する研究。

  • 森田 久美子教授●担当科目:精神保健福祉特論

    研究テーマは、精神障害者の地域生活支援とケアラー支援に関する研究。

  • 打浪 文子准教授●担当科目:現代の社会福祉課題特論

    研究テーマは、知的障害のある人たちへの「わかりやすい」情報提供、コミュニケーション支援。

  • 白神 晃子准教授●担当科目:現代の社会福祉課題特論

    研究テーマは、障害児者の当事者活動、家族支援、災害準備。

  • 鈴木 浩之准教授●担当科目:児童福祉特論

    研究テーマは、子ども虐待対応におけるソーシャルワーク。

  • 中島 和郎准教授●担当科目:現代の社会福祉課題特論

    研究テーマは、外国語としての英語での読解活動、コーパスを用いた言語分析等。

  • 板野 晴子教授●担当科目:音楽表現特論

    研究テーマは、音楽教育メソードの理論と実践に関する研究。

  • 大竹 智教授●担当科目:児童養護問題特論

    研究テーマは、要養護児童の発生要因と社会的養護のあり方。

  • 岡本 依子教授●担当科目:発達心理学特論

    研究テーマは、親子コミュニケーションの発達,地域子育て・子育て支援,海外の子育てや保育・幼児教育。

  • 奥富 庸一教授●担当科目:領域研究[表現・身体]

    研究テーマは、運動遊びを通した親子ふれあいプログラムに関する研究、幼児期の運動遊びとその指導法。

  • 志村 聡子教授●担当科目:現代保育特論、教育福祉研究ゼミナールI~IV

    研究テーマは、母親教育の歴史、保育者養成の歴史、女性史。

  • 村尾  泰弘教授●担当科目:教育相談特論

    研究テーマは、非行や問題行動、虐待などさまざまな家庭問題の臨床心理学的な理解と対応、家族療法の視点からのソーシャルネットワーキング活動。

  • 高橋 洋行准教授●担当科目:教育学特論

    研究テーマは、学校教育における知識の深化と道徳との関係。

  • 藤高 直之准教授●担当科目:家庭福祉特論

    研究テーマは、地域における子育て支援のあり方に関する研究。

  • 山田 修平准教授●担当科目:領域研究[表現・造形]

    研究テーマは、幼児期の造形表現活動、保育における物的環境。

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