在校生・修了生インタビュー
東洋英和女学院大学大学院
人間科学研究科
人間科学専攻
- 心理・人間
- 東京都
- 大学院
- 昔からの夢を叶えるため
- クライエント・ファーストとは何かを考え続けられる心理職になりたいと思っています!
生貝 綾菜さん(27歳)
2018年、立教大学現代心理学部心理学科卒業後、広告代理店(編集職)に入社したが、心理職を目指すことを決意して2021年11月に退職。約3か月間の受験勉強を経て、2022年、本研究科に入学。
この大学院に入学した動機は?
中学時代に悩み事を打ち明けてくれた友だちのために何かしてあげたい、でも自分に何ができるだろう、と考えたことが心理学に興味を持つきっかけでした。大学卒業後、経済的な事情もあり一度は社会に出ましたが、臨床心理士・公認心理師を目指したいという気持ちは持ち続けていました。その後、専門実践教育訓練給付金の存在を知り、その対象講座になっている本研究科なら金銭的な負担をあまり感じずに勉強できると思い挑戦を決意。夜間開講のため日中の実習に集中できる点にも惹かれました。
この大学院で得られたことは?
ある授業で「不登校」に隠された心理を多角的に学ぶ機会があったのですが、世間では良く思われない言動にも表面からは伺い知れない背景があり、常識に捕らわれず、それを探ることが重要なのだと気づかされました。また、自信をもって臨んだゼミ発表で思いがけない視点から意見をいただくことがあり、それも新たな学びや気づきの機会になっています。これからも修得すべき知識・スキルは多いと思いますが、常に事象の背景を考え続け、クライエントを支えられる心理職を目指して頑張っていきます。
私のオススメ科目
臨床心理学特論(ゼミ)
それぞれの研究テーマや学内実習で担当させていただいているケースの検討をゼミ生全員で行っています。先生や先輩・同期の方々から多様な意見をいただいたことで自分でも想像しなかった方向に研究が発展しました。
行動療法特論
心理療法の一つである「行動療法」についての授業。講義で理論を学んだ後、グループワークで目標設定やアプローチ法の検討、発表が行われます。グループごとの発表内容の多様さには驚きと感動を覚えました。
福祉分野に関する理論と支援の展開
児童養護施設で働かれている先生の授業です。家庭での養育を受けられない子どもたちへの社会的養護における支援について、自分の子ども時代の「日々の生活」を振り返りながら考えていった講義が印象に残っています。
お金のやりくり法
必要なお金は社会人時代の貯金と受給した専門実践教育訓練給付金で賄っています。社会人時代は一人暮らしでしたが、進学にあたって実家に戻りましたので「家族の理解」に支えられていると言えます。
ある一週間のスケジュール
月曜日 | 午前中は生活困窮家庭の支援をしているNPO法人でのアルバイト。昼過ぎに大学院に着いて授業の予習や課題に取り組み、18:30から2コマ(2科目)の授業を受けます。 ※1年次後期のスケジュールです。 |
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火曜日 | 遅め(9:00前後)に起きて、食事をしてから大学院に向かいます。昼過ぎから授業の予習や課題、そして自分自身の研究を進め、18:30から2コマの授業。大学院への往復の電車内でも文献を読んでいます。 |
水曜日 | 10:00~18:00は放課後等デイサービスにて学外実習。その後、大学院に行き、19:00からは学内に併設された「こころの相談室」でクライエントさんと面接(学内実習)。終了後はすぐに記録を作成します。 |
木曜日 | 午前中は外部のスーパーバイザーから学内実習に関するアドバイスをいただき、15:20~20:00はゼミに参加。さまざまなバックグラウンドを持つ方々との意見交換はいつも刺激的です。 |
金曜日 | 午前中は少しゆっくりすることもあれば、研究に関する文献を求めて国会図書館まで足を運ぶこともあります。図書館から大学院までは近いので、18:30から授業がある日でも時間はたっぷり取れます。 |
土曜日 | 10:40~14:30が授業。その後は院生研究室に残って研究もしくは課題を行います。時には20:00くらいまで勉強や研究をすることもありますが、体調を維持するために睡眠時間はなるべく削らないようにしています。 |
日曜日 | ゆっくり身体を休めたり、友人とご飯を食べてリフレッシュしたりします。研究や課題が煮詰まっていたりすると、近くのファミレスに行き「課題を終わらせるまで帰らない!」と頑張ることも…。 |
問合せ先 | 03-3583-4031(大学院事務室)ホームページはこちら |
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