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在校生・修了生インタビュー
明治大学法科大学院
法務研究科

  • 法科大学院(ロースクール)
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昔からの夢を叶えるため
依頼者の不安や困惑した気持ちに、しっかり寄り添える弁護士になりたいと思います

稲葉 洋人さん(31歳)

京都大学法学部卒業後、一般企業に就職したが法曹を目指すことを決意して退職。2018年本研究科既修者コースに入学。2020年修了。同年の司法試験で一発合格を果たし2022年から弁護士活動を開始。

この大学院の魅力は?

徹底した少人数教育により法学の基礎を丁寧に学んでいける点です。ほとんどの授業が少人数かつ双方向形式で行われており、学生は主体的・積極的に授業に関わることが求められます。その分、予習は不可欠となりますが、予習、授業中の質疑応答、復習というサイクルを繰り返すことで理解度が増し、知識の定着もスムーズだったと思います。また、学生一人ひとりの得手不得手を把握した上で的確な指導をしてくださる先生方のおかげで疑問や不明点などを先送りせず、効率よく学習が進められました。

この大学院で得られたものは?

「考える力」を養うことができたと感じています。定義・条文は調べればわかりますが、何故そのような定義・条文になっているのか、あるいはこの判例の背景には何があるのかなどを考える必要がある場合も多く、司法試験においても未知の論点について検討しなければならない問題が出された時には、暗記に頼らず、自分で結論を導き出さなくてはなりません。「自分で考え自分の言葉で表現する力」を双方向形式の授業やレポート作成を通して鍛えられたことが一発合格に繋がったのだと思っています。

私のオススメ科目

刑事法総合指導(刑事訴訟法)A

具体的な事例を検討しながら刑事訴訟法に関する総仕上げを行う科目です。マン・ツー・マンに近い環境で丁寧な指導を受けられたことで理解が深まり、司法試験の本番でも刑事訴訟法は高得点を得ることができました。

少年法

法改正があり少年法や少年犯罪に対する社会的な関心が高まっている中、法の理念と法曹としての義務を改めて学ぶことができた科目。刑事事件に興味を持っている方には「犯罪学」とともに履修することをお勧めします。

模擬裁判・法文書作成(刑事)

学生が裁判官・検察官・弁護人それぞれの役に分かれて行われるロールプレイング形式の科目。訴訟手続の進め方や尋問ルールなど、実務に直結した知識を「法廷に立つ自分」をイメージしながら学ぶことができます。

お金のやりくり法

社会人経験が短く貯金もほとんどなかったため、生活費は親の援助を受けていました。学費は明治大学法科大学院給費奨学金(学費全額免除)の恩恵にあずかり、金銭面で頭を悩ませることなく学業に集中できました。

ある一日のスケジュール

7:00起床。朝食は抜くことが多く、食べるとしてもコンビニで買っておいた簡単なもので済ませ、シャワーを浴びて頭も体もシャキッとさせて大学院に向かいます。通学時間は短く、ドア・ツー・ドアで30分程度でした。
9:00授業。午前2コマ、午後は0~1科目というのが標準的なスケジュール。どの科目も少人数クラスなので教授に質問しやすく、若手弁護士が務められる教育補助講師からは司法試験に向けた実践的な指導も受けました。
12:00昼休み。専用自習室(院生共同研究室)がある14号館のラウンジで学友と昼食。キャンパス周辺には多種多様な飲食店があり、外食も楽しいのですが、12:00~13:00は混雑するのが難点。
13:00授業。午後は授業のない日もあるので、そんな時は専用自習室で翌日の授業の予習に励みます。また、法科大学院生専用のローライブラリーがあり、レポートを作成するときなどはとても助かりました。
19:00夕食。時には夕方で勉強を終え、帰宅して自炊することもありましたが、基本的には14号館のラウンジでコンビニ弁当などを食べていました。
20:00自習。自分専用の机とロッカーが用意されている自習室は23:00まで利用できてとても便利。一日の大半を過ごす場所でしたが、空間が広く、清潔に保たれている快適な環境でした。
23:00勉強終了。帰宅後は入浴をして24:00~25:00に就寝します。平日は目いっぱい頑張り、日曜日は完全休養というのが私のスタイル。そのon、offの切り替えが結果的に良い方向に作用したと思っています。
問合せ先03-3296-4318(専門職大学院事務室/法務研究科)ホームページはこちら
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