1. 大学 大学院トップ
  2. 大学院[福祉・医療・健康・生活]一覧
  3. 日本社会事業大学大学院 福祉マネジメント研究科(専門職大学院) 教授紹介

教授紹介
日本社会事業大学大学院
福祉マネジメント研究科(専門職大学院)

目次

鶴岡 浩樹
:地域医療、在宅医療、多職種連携、人材育成
教員一覧

【インタビュー】人気教員は社会人をどのように指導しているのか?

専門分野:地域医療、在宅医療、多職種連携、人材育成つるおか こうき鶴岡 浩樹教授

日本社会事業大学大学院
福祉マネジメント研究科(専門職大学院)

現場経験が、学びの材料。リアリティのある実践力、マネジメント力を磨きます

担当科目
福祉と疾病、在宅療養支援の方法、福祉人材育成論、実践の省察と評価、実践研究方法論 他
経歴
1993年、順天堂大学医学部卒業。自治医科大学地域医療学教室入局。1996年岩手県藤沢町民病院内科派遣。2001年、米国ケース・ウェスタン・リザーブ大学家庭医療学講座客員研究員。2004年自治医科大学附属病院総合診療部外来医長。2007年つるかめ診療所開設。2013年現職。
著作物・論文
鶴岡浩樹『スゴくわかる!すぐ役立つ!ケアマネ・介護職のための医学知識ガイド』中央法規(2023年)、大塚眞理子 木戸宜子 鶴岡浩樹『地域共生社会をつくる多職種連携・協働のあり方とは』ワールドプランニング(2023年)、井上由紀子 鶴岡浩樹 宮島渡 ほか『現場で役立つ介護・福祉リーダーのためのチームマネジメント』中央法規(2019年)
これまでどのような学生を指導してこられたのですか?
本学は福祉系専門職大学院としては最も古く、約20年の歴史があります。長年にわたって福祉現場に特化した教育を続けてきたこと、平日夜間・土曜日開講ということもあり、本学には「理論とともに、実践力を磨きたい」という福祉専門職の方をはじめ、「人材育成や経営を学びたい」というマネジメント層、「包括的な福祉サービスを模索したい」という行政職、「福祉の実態を知りたい」という医療・教育・司法職など多種多様な方が入学されています。私たちが重視しているのは、経験を学びに変える力を養うこと。一人ひとりのエピソードを材料にして「なぜそれが起きたのか」「なにが課題だったのか」「どうするのが最善だったのか」を幾度となく言語化し、様々な専門性を持つ教員、院生と対話を繰り返すことで不確実な現場における実践力、マネジメント力の向上を図っています。■これまで指導した社会人学生の研究テーマ災害時保健活動に備えたA市保健師の人材育成の取組み/多職種多機関が関わる訪問型サービスC提供における共通言語と共通概念の醸成に関する研究/ALS在宅ケアチームの介護困難感の言語化と改善への取組み 等
ゼミや研究室ではどのような教育をされていますか?
喜び、怒り、哀しみ、楽しみ。院生それぞれの感情を大切にしています。なにかを経験したときに心が揺り動かされるのは、「知識と経験の間にギャップ」があるからです。たとえば、多職種で行う在宅医療。当初は「同じ認知症の方に接しているのに連携が上手くいかない」というモヤモヤかもしれませんが、この感情を様々な立場の院生と議論していくと「あれ、自分の業界の言葉では別業種の方に伝わらない」「もしかすると共通言語、共通認識が異なるのかもしれない」と課題解決の糸口が見つかることも少なくないんです。こうした職場の身近な問題を取り上げ、研究の成果を現場にフィードバックすることも本学の特徴のひとつ。そのため修士論文にあたる実践研究課題のテーマもリアリティのあるものが多く、院生のなかには自身の職場での多職種連携勉強会の開催、事業所の起業といった具体的なプロジェクトの実現を目標にする方も大勢いらっしゃいます。
どんな経験や関心を持つ学生に進学してほしいですか?
福祉・介護・保健・医療などに関わる方であれば、どのような経験をお持ちの方でもかまいません。専門職大学院のため有資格者の入学が中心ではありますが、異業種の方が入学されても、実りある学びが得られるのではないかと考えています。働きながら通学することにハードルの高さを感じられる方もいるかもしれませんが、修了間近になると院生から「卒業したくない」「もう1年いたい」という声を聞きますし、大学院で得た学びはきっとみなさんの大きな財産となるはずです。20年間、リカレント教育に力を注いできた本学。そのノウハウも最大限に駆使して院生一人ひとりを支えたいと考えていますので、ぜひ安心して本学に飛び込んできていただければと思います。

【日本社会事業大学大学院福祉マネジメント研究科(専門職大学院)】の教員一覧

  • 井上 由起子教授●担当科目:組織行動論、チームマネジメント、サービス管理論、居住福祉、福祉会計 他

    1990年、日本女子大学卒業。清水建設勤務を経て、横浜国立大学工学研究科修了。博士(工学)。2001年、国立医療・病院管理研究所 主任研究官。組織再編により、国立保健医療科学院 医療・福祉サービス研究部 上席主任研究官。2012年より現職。一級建築士、社会福祉士、宅地建物取引士。

  • 木戸 宜子教授●担当科目:実践研究方法論、スーパービジョンI、インタープロフェッショナルワーク、SWアプローチ 他

    1989年、日本社会事業大学卒業。社会福祉士。1990年、国立東京病院ソーシャルワーカーとして勤務。2002年、日本社会事業学校研究科専任教員。2003年、日本社会事業大学大学院博士後期課程修了。博士(社会福祉学)。2004年、日本社会事業大学専門職大学院助教授を経て現職。

  • 曽根 直樹教授●担当科目:障害者支援分野事例研究、障害者の地域生活支援と協議会 他

    1982年、文教大学教育学部卒業。2020年、東洋大学大学院ライフデザイン学研究科修士課程修了。社会福祉士。埼玉県社会福祉事業団、社会福祉法人昴、東松山市社会福祉協議会で、障害児・者の入所施設、通園施設、グループホーム、相談支援事業等の現場職員、管理職を経験した後、2012年、厚生労働省障害福祉課・専門官を経て現職。

  • 宮島 渡特任教授●担当科目:認知症ケアの基礎理論、ニーズとイノベーション、福祉アドミニストレーション 他

    日本大学商学部会計学科卒業、筑波大学大学院人間総合科学研究科生涯発達専攻カウンセリングコース修了、介護福祉士ファーストステップ研修講師、社会福祉士、認知症介護指導者、社会福祉法人恵仁福祉協会理事長を歴任。一般社団法人全国認知症介護指導者ネットワーク代表、NPO法人全国小規模多機能型居宅介護事業者連絡会理事長。

  • 北川 進講師●担当科目:福祉基盤特別講義I(コミュニティソーシャルワーク)、生活困窮者支援、地域共生分野事例研究 他

    1996年、日本社会事業大学卒業。東北福祉大学大学院総合福祉学研究科修士課程修了。児童養護施設指導員を経て宮城県社会福祉協議会入職。主に地域福祉業務に携わり、2012年4月より2年間、東日本大震災被災地である石巻市社会福祉協議会に派遣され、ささえあい総括センター所長として被災者支援業務に従事。発災から11年間被災者支援業務を担当。2023年4月より現職。社会福祉士。

  • 須江 泰子講師●担当科目:子ども家庭福祉の理論と方法、児童虐待対応ソーシャルワーク、子ども家庭福祉分野事例研究 他

    1992年、立教大学文学部教育学科卒業。2003年、筑波大学大学院修士課程教育研究科カウンセリング専攻修了。社会福祉士、公認心理師、臨床心理士。浦和市役所を経て埼玉県庁入職。児童相談所勤務21年。東京大学医学部附属病院精神神経科を経て2022年4月より現職。

問合せ先042-496-3080(入試広報課)ホームページはこちら
リストの資料をまとめて取り寄せる