在校生・修了生インタビュー
京都産業大学大学院
経済学研究科(通信教育課程)
経済学専攻(修士課程)
- 経済・経営・商学
- 京都府
- 通信制
- 専門性を高めるため
- 人生100年時代を見据え、経済を深く学び直し、新たな視野を獲得するために入学
内田 稔さん(50歳 ※取材時)
(株)三菱UFJ銀行 チーフアナリスト。外国為替の市場調査と相場予測に従事。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2021年京都産業大学大学院経済学研究科(通信教育課程)修了。(※取材時)
学んだきっかけは?
国家財政と円相場の関係は、多くの方が関心を寄せるテーマです。ユーロ圏といった先進国でさえ、責務危機による大幅な通貨安に見舞われました。日本にとっても対岸の火事とは言えず、深く分析したかったことがきっかけです。
また、法学部出身のため、経済学修士の取得にも関心がありました。経済学とは、アナリストの資格試験や日々の分析業務の中で向き合ってきましたが、人生100年時代を見据え、将来のキャリア転換も視野に、より一層理解を深めたいと考えていました。
仕事に役立っていることは?
結論を導くプロセスをより深く丁寧に考える習慣が身に付きました。
例えば、Aの原因がBという結果をもたらしているように映っても、それが見せかけの疑似相関であったり、Cという異なる原因がAやBに影響している可能性も意識するようになりました。また、そうした分析スキルも得ることができたと思います。これは、日々の課題学習はもちろん、特に修士論文を作成する過程で、マンツーマンによる教授からの細やかな指導があったからこそ、身につけられたのだと感じています。
私のオススメ科目
財政学
日本の公的債務を巡り、いずれ円の信認が失墜するといった不安を煽る論調がある一方、円建てを条件に債務膨張を正当化する声もきかれます。財政学では国家財政の本質を見つめ直し、自分の視座を持つことができます。
計量分析実習
計量経済分析を行うソフトを用いて、研究で必要なデータ分析の基本スキルを学びます。大学院では研究内容を主張する際、必ず裏付けとなるデータや分析結果を求められるため、修士論文を書く上で必修に近い科目です。
地域経済論
日本で乱立するタワーマンション、空き家や相続問題といったいわゆる“負”動産などについて、地域と経済から要因を解き明かす科目です。日常の中で感じた疑問の背景に迫ることができ、興味深い科目でした。
お金のやりくり法
通学スタイルの修士課程に比べ、学費はかなり低く抑えられていますし、分割して納めることもできます。また、「教育訓練給付制度」の対象講座にも指定されており、条件を満たせば経費の一部が修了後に支給されます。
ある一日のスケジュール
7:30 | オフィスに出社。 |
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~20:00 | 為替市場に関する分析レポートを執筆するほか、数多くの講演会や企業・投資家とのディスカッションを行います。 遠方へ出張する際は、飛行機や新幹線の中で課題を行う時も少なくありませんでした。 |
21:00~23:00 | 大体21時ごろに帰宅。 平日は勉強できても2時間程度が限度なので、集中して学習を進めます。メールベースで指導教授と密にコミュニケーションをとれるので、非常に助かりました。 |
24:00 | 就寝。平日に進めきれなかった部分は土日に学習します。 |
問合せ先 | 075-705-1452経済学部事務室※カリキュラム等 075-705-1913教学センター(大学院担当)※入試についてホームページはこちら |
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