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在校生・修了生インタビュー
西南学院大学大学院
国際文化研究科

  • 社会・国際・環境・文化
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教養を身につけ自分らしく生きるため
仕事と向き合う中で出会ったテーマにじっくりと向き合い、修士論文としてまとめたい

飯田 和郎さん(63歳)

1983年毎日新聞社入社。新聞記者として中国総局長等の海外特派員を経験。計10年北京・台北で暮らす。2013年RKB毎日放送に移り、専務取締役等を経て2023年退社。2022年より同大学大学院で学ぶ。

なぜこの大学院を選んだのか?

海外特派員として中国、台湾と長く関わる中、何度も日中の難しい局面を目の当たりにしました。ジャーナリストとして「どうすれば状況が好転するのか」を考えるようになり、それが私の生涯の関心事となったのです。会社員生活を終えるにあたって、このことに学術的見地から向き合いたいと思い、在職中から懇意にしていた同学の教授に相談。私の研究テーマにあった教授を紹介していただきました。懸念していた年齢の不安なども取り除けたため、思い切ってチャレンジすることを決意しました。

大学院での学びを通して得たものや発見したこと

「日中関係における戦中・戦後のジャーナリズム」をテーマとし、戦前の上海に日本人が建てた高等教育機関・東亜同文書院大学について研究。中国を深く知る日本人たちによる中国問題への取り組みについて自分なりの考えを論文としてまとめることができました。大学院では年齢、経験分野が異なる方々と出会い、物事の新たな見方を学べたことが大きな収穫。40年間メディアの仕事に携わり、無意識に思考が型にはまっていることに気づきました。大学院での時間は今後生きていく上での私の財産です。

私のオススメ科目

日本文化論特殊講義

指導教授による講義。日本の戦前戦後のカルチャーを知ることで、戦前の上海研究に関する違う視点からのアドバイスをもらえました。物事の見え方が広がりました。

中国近現代文化論特殊講義

中国の現代文学の講義。現代の中国の文化人(作家など)が、自国をどう見つめているのかについて、作品を通じて学べました。

近現代中国歴史文化論特殊講義

北京駐在時の仕事上の関心事だった、中国共産党のプロパガンダについて学習。同党の国内・海外への宣伝工作への理解を深めました。修士論文執筆の参考になりました。

お金のやりくり法

40年の会社勤めでの蓄えを活用しました。

ある一日のスケジュール

7:00起床。朝食、支度をして大学院へ。8:30頃に家を出て、大学院までは徒歩で15分程度。入学した2022年は会社勤めでしたので、会社からの理解を得て、会社と大学院を往復し、会社勤めと大学院生を両立していました。
9:00スイッチを入れ替えるため、学習・研究はなるべく大学院で行いました。大学院には個人用の自習ブースがありますし、図書館もよく利用しました。学術書だけでなく、ベストセラーなども豊富に揃えてあります。
12:00昼食。登校の途中で買い込んだカップ麺を院内で食べたり、大学の食堂を利用したり。大学院の友人と食事することもあります。
13:10週2回、月金の3、4限は講義を受けます。2年間で30単位取得のため、無理なく必要単位の取得ができました。このほか午後は論文の執筆準備を行いました。
17:00空き時間には教授やクラスメイトと会話をすることも多いです。修士論文の執筆にあたっては論理立てなどのテクニカルな部分で参考になる意見を多く聞けましたし、他者の発表を聞いて自分の研究意欲も向上しました。
18:00大学院を出て家に着くまで歩きながら、その日の出来事や自分の考えを整理することが私の日課です。帰宅後はスイッチを切り替えて、友人と外食を楽しむことも多かったです。
問合せ先092-823-3368(西南学院大学大学院事務室)ホームページはこちら
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