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甲南大学大学院

フロンティアサイエンス研究科

生命化学専攻

バイオサイエンス

生命高分子科学、腫瘍分子生物学、分子細胞発生学、遺伝子薬学

ナノサイエンス

機能システム化学、ナノ材料化学、無機光化学

ナノバイオサイエンス

生命分子化学、バイオ計測化学、分子設計化学、バイオ分子機能

ケミカルサイエンス

生物有機化学、生物無機化学、有機合成化学、機能性高分子

ナノとバイオの融合新領域「ナノバイオテクノロジー」を学ぶ

フロンティアサイエンス研究科は、「生命化学専攻」の1専攻からなる研究科。学術的・産業的に重要な役割が期待されるナノテクノロジーとバイオテクノロジーの融合新領域「ナノバイオテクノロジー」を研究・教育する研究科として2009年4月、神戸市が推進する神戸医療産業都市の中心地、中央区のポートアイランドにフロンティアサイエンス学部と同時開設された。研究分野は、化学と生物学の融合領域であり、ペプチド工学、核酸化学、有機合成化学、ナノ材料化学、固体光化学、腫瘍分子生物学、発生学など多岐に渡る。生命現象をヒントにナノバイオテクノロジーや材料を、医療、創薬、食品、化粧品、エレクトロニクス、新素材開発などに応用する。

混じり合い生まれる新たな発想

同研究科は、「ケミカルサイエンス」「ナノサイエンス」「バイオサイエンス」「ナノバイオサイエンス」という4つの研究グループから構成されている。有機分子や金属錯体の高機能化を目指す「ケミカル」、ナノ材料や有機・無機・複合材料の創製を目指す「ナノ」、生物個体や細胞のもつ機能発現、分子間相互作用などに注目し、生物の総合的理解を目指す「バイオ」、生命現象を物理化学的側面から解明し、得られた知見の医療などへの応用を目指す「ナノバイオ」。同研究科では、学生の副担当教員を所属する研究グループ以外から選び、ポリバレントな視点から研究をサポート。分野の垣根を越え、広い視野をもった独創的な人材育成を行う。

神戸医療産業都市の企業や研究機関との産官学連携に適した立地

ポートアイランドは、バイオ、食品、化粧品、医療、創薬関連の企業や公的研究機関が集積した世界有数のバイオクラスターとなっており、キャンパスの周辺には350以上の企業や公的研究機関がある。同研究科では、この立地を活かし、次世代医療の創出に不可欠な医療周辺技術や薬剤の開発に発展させるための研究基盤の形成に取り組んでいる。また、企業との共同研究はもとより、近隣企業との交流を図る「産学連携サロン」、学んだ研究スキルを活かして近隣企業で就業体験を行う「ナノバイオコンビニエントプラン」、企業での研究開発を知ることができる「リードオフセミナー」「企業見学」など、地の利を生かした研究・教育を展開している。

開講科目(修士のみ記載）

上級バイオサイエンス／上級ナノサイエンス／上級ナノバイオサイエンス／上級ケミカルサイエンス／バイオサイエンス特殊講義／ナノサイエンス特殊講義／ナノバイオサイエンス特殊講義／ケミカルサイエンス特殊講義／ナノバイオ機能材料特論／ナノバイオ医療診断特論／ナノバイオ創薬特論／ナノバイオ材科工学特論／フロンティアサイエンス特論1・2／ナノバイオ研究演習1・2／ナノバイオ研究実験／ナノバイオ国際演習／ナノサイエンスゼミナール／バイオサイエンスゼミナール／ナノバイオサイエンスゼミナール／ケミカルサイエンスゼミナール

男女内訳

◎修士
　　男性：21名
　　女性：17名
◎博士後期
　　男性：7名
　　女性：2名

同大学院調べ（2022年4月1日）