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科目一覧
日本女子大学
家政学部
通信教育課程 児童学科、食物学科

授業科目一覧(抜粋)

『児童学科』『食物学科』ともに多彩な開講科目を揃えている。それぞれに必修科目と選択科目が多数用意されているほか、卒業目前の学生には必修科目として同学独自の「卒業セミナー」の履修が課される。家政学を広く学べるよう、所属学科以外の学科の開講科目も一部を除き履修可能となっている。シラバスはホームページで公開されている。

児童学科専門科目

発達心理学 1・2(必修科目)

受精卵として母体の中で誕生したヒトは、多種多様な環境と相互作用を行いながら、唯一無二の“その人らしさ”を持つ個人として、成長・発達していく。授業では、そのような個性や自己意識が、生涯を通じて、どのように形成されていくかを中心に学んでいく。子どもたちの成長・発達を促す社会的な担い手や、人格や認識の発達過程などが取り上げられる。生涯発達という観点を大切にしていきたいと考えている。

表現アートセラピー 1(選択科目)

表現アートセラピーは、様々な表現(絵や粘土、ダンス・ムーブメント、音楽、ドラマ、詩や物語等)を用いる芸術療法。アート表現がどのように人を癒し、心理的成長を促進し、共感力や協働する力、コミュニケーション力を高めるかを学ぶ。人間性心理学に根ざすカウンセリングマインドを習得し、実習を通して自己の内面を探求し、自己理解を深めることも目標となる。

幼児教育方法論(必修科目)

子どもの豊かな成長や発達には、保育・教育を成り立たせるための大人の働きかけが必要となる。しかし近年、子どもたちを取り囲む状況は大きく変化。中でもインターネットなどの情報技術の革新による生活環境の変化は、子どもたちの日常に大きな影響を及ぼしている。現代社会で育つ子どもの豊かな成長・発達を実現する、保育・教育目標に合致した適切な教育の方法及び技術とは何か。教育学、心理学などの立場から学んでいく。

小児保健学 1(必修科目)

小児保健学では、小児の心身の健全な成長を図るための育児や保育の考え方、方法を習得する。また、心身の健康におよぼす環境の影響、事故防止、安全教育、感染症に対する予防などについても学ぶ。子どもの場合、特に心身未分化なため、心と身体の両面を、いつも留意する視点を養うことが重要となる。

児童文学(必修科目)

児童文学(子どものためにおとなが書く読み物)はいつ、どんなところから発生し、発展して来たのか、児童文学が持つ二つの働き「楽しませること」「教えること」との関連を含めて学ぶ。一見、単純に見える物語の中に、おとなが子どもをどう見ているか、子どもを取り巻く社会はどう変わってきているか、などの問題が浮かび上がってくるだろう。児童文学の世界の深さに様々な角度から迫り、その多彩さを詳しく検証していく。

食物学科専門科目

食品・栄養学基礎実験 II(必修科目)

本実験は、食品に関する種々な定量分析法の理論を理解し、これを実践することを目的としている。主要な食品成分(デンプン、たんぱく質、脂質)、水分、ビタミンCについて定量分析を行う。本実験で用いている分析方法は、食品成分表に記載されている成分量の算出法にほぼ準拠している。従って履修により、世の中で実際に行われている分析手法を理解し、身につけることができる。

食品学(必修科目)

食品の情報は世の中に氾濫しているが、食品について正しく理解することは栄養摂取上、調理・加工上とても重要となる。食品学では、食品の成分組成、理化学的性状、栄養特性、利用法など、基礎的なことを広く学び、正確な知識を得ることを目的としている。含有成分の特徴により食品を分類し、主要な食品を中心に学ぶ。さらに各々の食品の類似点、相違点についても理解を深める。

調理学実習 I・II(必修科目)

調理学(テキスト科目)では理論を勉強し、それを実際に体得するための実習となる。I では操作論の基礎を、II では応用として和洋中の供応食を学ぶ。同学では、1901年の開校当初から実習教育を重視し、調理学実習を行ってきた。その伝統・文化を引き継いだ高度な調理を、現在の科学的理論の裏づけも含めた講義を交え、実演する。各グループに分かれ、個別に実習を行うことにより調理学を完結させる。

栄養学 I(必修科目)

栄養の概念、食物の果たす役割を考え、食物から供給される各栄養素、すなわち炭水化物、脂質、たんぱく質、ミネラル、ビタミンおよび水について体内での機能を理解する。これらの栄養素は、生体の構成成分として代謝(利用)され異化されていく。私たちの周囲にある食べ物を栄養学的見地からながめ、食べ物が健康維持・増進のために、いかに重要であるかを、実際の食生活に結びつけて把握し、栄養学の意義や使命を追究する。

社会・環境と健康(必修科目)

衛生学・公衆衛生学という社会医学の一分野を学ぶ。19世紀半ば、まだ細菌も発見されていない時代に、環境を改善すれば疾病は防げるという方法論(疫学)から始められた学問領域で、現在でも疾病予防が主要な目標。集団、コミュニティを基本的な研究対象にし、保健統計、人口問題、環境問題、保健・医療・栄養・衛生行政、社会保障などについて広く学ぶ。「健康科学と予防医学」(選択科目)とワンセットで学んでほしい科目。

各学科共通科目

基礎科目(略)
教養科目(略)
学部共通科目

家政学概論、生活と児童、生活と食物、生活と被服、生活と住居、生活と経済、商品・サービス等の品質と安全性

卒業セミナー

卒業の必須条件になっており、卒業に必要なスクーリング単位に含められる。学長による講話、各学科の教員を中心に進めるグループ討議や対話など、通信教育課程の学習の総仕上げに相応しい人間形成を含む学習内容で、同学ならではの魅力ある授業。

問合せ先03-5981-3200(通信教育課・直通)ホームページはこちら
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