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在校生・修了生インタビュー
東京医療保健大学大学院
看護学研究科

  • 福祉・医療・健康・生活
  • 東京都
  • 大学院
専門性を高めるため
医療の現場のタスクシフティングにも貢献できる診療看護師になりたいと思います

江口 貴彦さん(37歳)※修了時

長崎市医師会看護専門学校を卒業後、(独)国立病院機構長崎医療センターに入職。2020年に休職して高度実践看護コースに入学。2022年3月修了後、同センターに戻りJNP研修生として勤務している。

この大学院に入学した動機は?

看護学校在籍時に訪れたハワイの大学で初めて診療看護師という存在を知りました。それ以来、看護学と医学の視点を併せ持ち、医師の指導のもとで一定の診療行為が行えるその専門職に憧れを持つようになったことが直接的なきっかけです。その後、長崎で診療看護師(JNP)を積極的に育成している病院があることを知り入職。内科病棟で患者さんと向き合いながら自己研鑽を積んできましたが、JNPとして活躍する先輩からのアドバイスもあり資格取得を決意し、本研究科に入学することにしました。

実際に学んで感じたことは?

各分野の実務家・研究者から最新のエビデンスに基づく多様な知見を得られるのが本研究科の魅力。幅広い学びの中から自分の長所や弱点を客観視し、次に何をすべきかを主体的に考えるようになりました。また、医学的な知識が増えるに従い、大きな視野から患者さんを診ることの大切さや多職種連携の重要性を深く理解できるようになったと感じています。JNPは裁量権が増える分、責任も重くなりますが、先を見据えた行動で自分の役割を果たせる医療人を目指して今後も頑張っていきたいと思います。

私のオススメ科目

研究特論

研究に対する基本的な考え方や統計学をはじめとした具体的な手法を学ぶ科目。最新のエビデンスにアクセスする論文検索のノウハウや、論文を読み解く方法論など、今後、臨床で行う研究に生かせる知識ばかりでした。

臨床推論

解剖、病態生理、症状などから疾患を見定める臨床推論の知識と技術を学ぶ科目です。各診療科の医師の指導を受けることでその思考過程を理解できるようになり、JNPに必要な論理思考のトレーニングにもなりました。

診断のためのNP実践演習

クリティカル領域の医療現場において対応することが多い特徴的な症状の診断プロセスを科学的な根拠や思考法とともに学ぶ科目。また、特定行為(動脈からの採血など)の知識や手技を実習で修得することもできます。

お金のやりくり法

元々、本研究科への入学を想定して貯金をしていました。また、長崎県からの奨学金や厚生労働省の教育訓練給付制度といった手厚い支援もあり、費用面での苦労は感じていません。

ある一日のスケジュール

7:00起床。身支度、朝食の後、リモート授業に向けてPCの準備をします。※コロナ禍の影響で現在は学生寮の自室で1日を過ごしているため、あまり他の方の参考にはならないかもしれません。
8:30授業開始。午前中は120分の授業が2コマ。履修科目が多い時期は昼休みを挟んで8:30から17:10まで1日4コマの授業が連続することもあり、かなりハードでした。
12:40昼休み。20分しかないので作り置きした料理を急いで食べます。介護士をしていた時に利用者さんの食事を作っていたこともあるので自炊は苦になりません。
13:00授業再開。少人数ごとのグループ・ディスカッションなど、TV会議システムの機能を駆使したさまざまな授業形態が用意されているので、リモート授業が続いても緊張感が緩むことはありません。
17:10授業終了。同期生たちと情報交換やディスカッション、共同課題に関するミーティングなどを行います。登校できる時期には教室などで行っていましたが、現在はほとんどリモートです。
23:00夕食、休憩をはさんで自己学修。その日の授業の復習をして、分からなかったことは自分で調べるようにしています。また、翌日の授業の予習やレポートのまとめ、研究テーマに関する文献検索なども行います。
2:30就寝。学べば学ぶほど医療従事者としての責任の重さを感じるようになり、臨床で生かせる幅広い知識・技術を身につけたいという気持ちが強くなってきました。その結果、床に就く時間はこうなります。
問合せ先03-5779-5031(大学院担当)ホームページはこちら
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