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在校生・修了生インタビュー
東京都立大学大学院
人間健康科学研究科
人間健康科学専攻 看護科学域 理学療法科学域 作業療法科学域 放射線科学域 フロンティアヘルスサイエンス学域 ヘルスプロモーションサイエンス学域

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専門性を高めるため
現場で生じた疑問を解決するために進学。誰かの役に立つ研究を生涯続けていきたい。

佐藤 和之さん (30歳)

了徳寺大学理学療法学科卒業後、理学療法士として勤務しながら目白大学大学院リハビリテーション学研究科修了。2019年首都大学東京人間健康科学研究科ヘルスプロモーションサイエンス学域入学。

大学院への進学を決めた理由は?

理学療法士として臨床現場で生じた疑問を解決したいという思いから研究活動に興味を抱き、より専門性を深めるため博士課程への挑戦を決意。東京都立大学大学院を選んだ理由は、「知覚運動制御」をメインテーマに国際的に活躍されている樋口教授のもとで学ぶことが自らの成長を加速させ、楽しく研究に励むことができると確信したためです。そして3年間の学費で最長6年間在籍できる「長期履修制度」の活用により、無理なく仕事と研究を両立できる環境があることが決め手となり進学を決めました。

実際に学んでみて得られたことは?

現在私は、バーチャルリアリティを用いた高齢者の予測・状況判断能力について研究を進めています。自らプログラムした実験環境で、視知覚の観点から予測・判断能力低下の要因と適切な介入方法を明らかにするべく、高齢者の方々のご協力のもと実験を実施。そのデータを分析し、論文執筆や学会で研究成果を発表しています。研究を通して論理的思考力やプレゼンテーション力、文章力など各種スキルが培われていることを実感しており、研究者として活躍し続けるという目標に一歩ずつ近づいています。

私のオススメ科目

ヘルスプロモーションサイエンス研究法

プレゼンテーション方法や統計の活用方法など、研究を進める上で最低限必要となる研究法について学びます。思考を整理しアカデミックに書く・話すスキルは、あらゆるコミュニケーションの場に役立ちます。

ヘルスプロモーションサイエンス特別講義

年に数回開催される特別講義で、学内外の大学院教員の方々が登壇。各分野の最先端で活躍するプロフェッショナルから話を伺うことで新たな発見が得られるほか、自身のキャリアを考えるきっかけにもなります。

医療教育特論

大学などの教育機関で理学療法の専任教員となるための資格が得られる科目です。キャンパス内で効率よく将来の選択肢を広げることができるため、教育者を志す人にはもちろん、それ以外の学生にも好評です。

お金のやりくり法

公立の大学院は学費が安く抑えられるため、金銭面で困ったことは特にありません。日中は仕事に邁進し夜間は研究に没頭しているため無駄な出費が無いこともあり、忙しさが金銭面においてはメリットになっています。

ある一日のスケジュール

8:00起床。
9:00午前の勤務。在宅で療養される患者さまのご自宅を訪問し、理学療法士としてリハビリテーションなど身体機能強化の支援をします。
12:00昼休み。
13:00午後の勤務。午前に引き続き患者さまのご自宅を訪問し、ケアマネージャーと連携してより良い在宅生活のアドバイスを行います。
15:00患者さまの容態が悪化していると判断した場合には直ちに看護師や医師と連絡を取り、必要となる医療処置を実施していきます。
18:00勤務終了後、研究室へ。時には高齢者の方々にもご協力いただきながら、同じ研究室の学生や教員の助言のもと実験を進めます。
24:0023時から25時頃に帰宅。仕事と研究の両立は簡単ではありませんが、日々自身の成長を実感できる環境に感謝しています。
1:00就寝。何よりも研究を楽しんでいる私は休日も研究室に赴くことが多く、より良い研究成果を発表できるよう日夜奔走しています。
問合せ先03-3819-1211荒川キャンパス
042-677-1111南大沢キャンパスホームページはこちら
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