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札幌学院大学大学院

臨床心理学研究科

心理アセスメント

心理テストなどを用いて心の状態を把握する技術

精神分析的心理療法

S.フロイトによって創始された「精神分析」を応用した技法

認知行動療法

実証に基づく理論を重んじ適応的な考えや行動を増やす技法

発達臨床

生涯にわたる人の発達とそれに対する支援についての学問

アート・セラピー

芸術作品の制作をとおして心の問題を取り扱う技法

「臨床心理士養成指定大学院第1種校」として認定され約20年

2001年、北海道で「臨床心理士養成指定大学院第1種校」として認定された。約20年にわたり多くの修了生を輩出(2022年3月時点：176名)。北海道内を中心に全国各地の医療、教育、司法、行政等の臨床関係分野で活躍している。現代社会が抱えるさまざまな「心の問題」を心理臨床の視点から取り上げ、病める時代の要請に応え、臨床心理士、公認心理師という高度職業人を養成。人間尊重の立場を学び、臨床心理学の発展に寄与するとともに、地域社会に貢献できる人材の育成に努めている。実践的な学習を基本とし、教員と院生が共に成長することを重視している。

臨床心理士、公認心理師のダブルライセンスの受験資格取得可能

同研究科は、臨床心理学を中心に心理臨床に関連する諸分野との連携を得ながら、様々の心の問題を心理臨床の視点から取り上げ、公認心理師及び臨床心理士という高度の専門性を備えた職業人を養成することを目的としている。精神分析、認知行動療法、アートセラピー、認知リハビリテーションなど様々な専門分野において臨床実践研究をしている教授陣が充実している。さらに、事例ごとに異なるスーパーバイザーと毎回のスーパービジョン、豊富な外部実習、多様な学内実習など、実践力を身に付けられる多くの体制が用意されている。専門的・多角的・実践的プログラムで地域社会に貢献する人材を育成している。

「心理臨床センター」で実践力養成

公認心理師と臨床心理士のカリキュラムにおいて、学内に設置されている心理臨床センターでの実習は大きな役割を占めている。同心理臨床センターは、1998年には地域からの要請に応えて心理臨床活動を開始し、2000年に大学付属の心理臨床センターへと変更された。現在は年間1,000回ほどのケースに対応しており、大学院生は様々なケースに触れ臨床実践を積んでいる。更に大学院修了後も研修員として引き続き研修を受けるシステムも整っている。 教員のみならず、熟練した心理臨床センタースタッフ（室員）、礎を築いた諸先輩、そして地域住民に支えられ、大学院生は心理の専門家になるべく、自らの心も育てられている。

学習内容および講義で扱う科目例

教育心理学特論/学校臨床心理学/保健医療分野に関する理論と支援の展開(医療心理臨床)/心理療法学特論/心の健康教育に関する理論と実践(健康援助学)/家族関係・集団・地域社会における心理支援に関する理論と実践/保健医療分野に関する理論と支援の展開(精神医学特論)/心理実践実習/臨床心理実習/社会心理学特論/芸術療法特論/心理学研究法特論/心理臨床の倫理と法規/心理統計法特論/司法・犯罪分野に関する理論と支援の展開(犯罪心理学)/福祉分野に関する理論と支援の展開(障害者(児)心理臨床特論/産業・労働分野に関する理論と支援の展開/心理的アセスメントに関する理論と実践/臨床心理面接特論/心理支援に関する理論と実践　等

修了生の就職状況

医療(精神科病院、クリニックなど)：48.5%、教育(スクールカウンセラー、学習相談など)：12.3%、福祉(児童相談所、児童養護施設、児童心理治療施設など)：17.8％、他

同大学調べ（2020年4月現在）