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在校生・修了生インタビュー
学習院大学大学院
経営学研究科
経営学専攻(博士前期課程・博士後期課程)

  • 経済・経営・商学
  • 東京都
  • 大学院
専門性を高めるため
会計学の研究と監査の実務を両立し、企業会計基準の開発を担える専門性を修得したい

岡村 晋太郎さん(29歳)

大学卒業後、アカウンティングスクール在学中に公認会計士資格を取得。在学中から監査法人で働き始める。2018年4月、同研究科博士後期課程入学。仕事と研究を両立し、2024年3月単位修得退学。

少人数の指導体制で自由度高く研究に打ち込める環境

公認会計士の受験を通して会計学を学ぶ一方で、学部のゼミで会計学を研究する面白さを実感。監査法人就職後は会計の実務の奥深さを知り、会計の研究と実務の両方に取り組みたいという思いが強くなりました。学修・研究の場として学習院を選んだ理由は、学部時代に会計を「考える」面白さの気づきを与えてくれた先生の指導が受けられること。少人数の学修体制も魅力のひとつです。教員との距離も近く、手厚い指導を受けながら、自由度高く研究に打ち込める環境は学習院だからこそだと思います。

研究と実務の両軸を活かして、新たな可能性を模索

研究テーマは「なぜ除去費用は資産なのか」。除去費用は有形固定資産の除去にかかる費用で、公認会計士受験時代から関心を持っているテーマです。アカデミックな研究と実務の両軸から会計基準を考えられることは、私の強みにもなっています。この強みを活かす場として考えているのが、会計基準の開発です。理論と実務の整合性を図りながら、私ならではの付加価値のある提案ができるのではないか。日本における会計基準の設定主体である企業会計基準委員会で、基準開発に従事することが目標です。

私のオススメ科目

会計学演習

企業会計の分野における基礎的及び応用的な分析方法を用いて独自の研究を自立して行うことを目標とした授業です。自身の研究を発表し、ディスカッションを行う中で、的確な研究指導を受けることができました。

会計学特殊研究

企業会計の分野においてより高度な水準の専門的な研究を行うための分析力の修得を目指す授業。シラバスにとらわれず、受講者の研究内容に応じた授業を柔軟に展開していただいたのも少人数制ならではだと思います。

会計監査論演習

経営者の会計的裁量行動に焦点を当てて企業分析を行い独自の知見を導出する科目です。経営戦略や財務、会計政策などの企業分析を通して、学術的な定量/定性分析の方法論について深い理解を得ることができました。

お金のやりくり法

研究活動を経済面から支える制度も充実しています。学会への参加費・宿泊費、図書購入費等に充てられる「院生特別研究費」、学習院独自の給付型奨学金(推薦制)で経済的な負担を軽減できました。

ある一日のスケジュール

6:00起床。研究と仕事を両立するため、平日は始業前と終業後を研究活動の時間として活用。研究指導は土曜日に設定するなど、院生の事情に合わせてフレキシブルに対応してもらえることも少人数制の魅力です。
7:00~9:00朝の研究活動の時間。先行研究の論文、資料となる書籍を読むことが多いですね。授業やゼミ、学会や研究会の資料を作成することもあります。月に1~2回参加する学会や研究会は、研究活動の良い刺激になっています。
9:15~17:15仕事(在宅ワーク)。監査業務では、複雑な企業活動によって生じる取引や事象が適切に財務諸表に表されているかを監査することが重要な業務のひとつ。研究で得た思考力が活かせていると感じています。
17:30~20:001時間ほど入浴した後、夕食の時間。仕事と研究の内容が違うので、頭を切り替えるためにリフレッシュの時間を作っています。
20:00~22:30研究の時間。人と意見を交換し、考えをより深めていくことが研究においては重要です。院生研究室ではお互いの研究について院生同士が気軽に話し合える環境。意見交換を通して新たな発見や気づきを得られました。
23:00就寝。次の日に備えてしっかりと休みます。研究活動を毎日続け、1日の中でリフレッシュできる時間も取る。それが研究と仕事を両立するコツになっていると思います。
問合せ先03-5992-1083(アドミッションセンター)ホームページはこちら
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