国内唯一! 3大国際認証を取得したトリプルクラウン校 NUCB Business School 名古屋商科大学ビジネススクール

名古屋商科大学ビジネススクールは、2021年9月、EQUIS認証を取得。これにより、AACSB、AMBAとのトリプルクラウンを取得した国内唯一のビジネススクールとなった。その意味するものとMBA教育の在り方について研究科長の横山研治教授にお聞きした。

横山 研治 教授

立命館アジア太平洋大学国際経営学部長、経営管理研究科長、学長補佐、副学長、立命館学園理事などを歴任。2019年から2020年までアジア太平洋ビジネススクール協議会の会長を務め、現在は会長顧問。2017年から大学基準協会の経営系専門職大学院委員会副委員長。アジア太平洋地域の大学教育発展への貢献により2019年、2020年の2年連続でアジア貢献賞とアジア未来大賞に最終ノミネート。1992年、1998年に貿易奨励会賞、2002年、日本貿易学会奨励賞を受賞。2021年4月より現職。

国際的な教育品質評価機関が認める総合力 トリプルクラウンについて

AACSB、AMBA、EQUISは3大国際認証と言われますが、質の高いビジネス教育の普及・発展という共通点を持ちながら、それぞれの評価基準には特徴があります。各ビジネススクールのミッションに基づき永続的に発展させていく枠組みを重視するAACSB、MBA教育の高いスタンダードを示すとともに修了生のネットワークや生涯学習の仕組みを評価するAMBA、そしてEQUISは経済界との連携、国際化、研究の質などを大切な要素とみなします。この3つの国際認証を取得したことは本校がいずれの観点からも世界の一流基準をクリアしているということです。さらには、国際認証には継続的な審査が必要であり、前回より今回、今回より次回というように絶えず改善・進歩のためのPDCAサイクルを回し続けることが求められます。その高いハードルを自らに課し更なる教育・研究・運営の進化を図ることこそがMBAを目指す方々の信頼と期待に応えていく道だと考えています。

AACSBAMBAEQUIS

MBA教育の中心であるケースメソッド ケースメソッドについて

本校のMBA教育の神髄はケースメソッドにあります。独自に運営する日本ケースセンター※1には25,000以上のケースを持ち、ハーバード、アイビー、IMDなど、世界の著名なビジネススクールから毎月40〜50ケースが提供され続けています。人が経験できることには限りがありますが、周到に準備されたケースと卓越したファシリテーション・スキルを有する教員による対話型授業は、その経験値を飛躍的に伸ばす機会。ケースの主人公の視点でさまざまな課題を掘り下げて考え、解決策を模索する疑似体験を通して得られるものは、知識をいかに使うか、知識を何のために使うのかという本質的で実践的な力であり、2年間で学習する200近いケースに込められた多様なストーリーの主人公になることで新しい価値の創造を可能にしていけるものと考えています。また、ケーススタディの集大成として位置づけられているのが修了時に作成するケースライティングです。自分で選択・設定した課題についてリサーチした上でビジネスリーダーの視点から考察してまとめ上げていく過程により、研ぎ澄まされたものの見方、物事を客観的に深く判断する力が得られていくのです。

ケースメソッドでは予習・グループ討議・クラス討議の3ステップを繰り返すことで、分析力・論理的思考・プレゼンテーション能力・リーダーシップなど経営に必要な能力を培う。

※1 日本ケースセンターは、名古屋商科大学ビジネススクールが2019年より運営する組織で、ケースメソッドの普及とそのための教材の活用を促進するため、ケースの開発・収集・管理を行っている。

世界基準をクリアした教授陣 教授陣について

横山研治教授

ケースメソッドには正解が用意されているわけではなく、ディスカッションの仕方によっては、毎回、様々に展開します。従って、ディスカッションをリードしていく教員には高度な教育力が必要とされ、ケースメソッドは教員の力が如実に表れるものです。本校の教員は国際認証が定める厳格な国際基準をクリアしている精鋭であり、多くは高度な研究能力と実務能力を有する教員ですが、全員がケースの展開の仕方や多様な意見を引き出すためのトレーニングを継続的に受けています。さらに、ケースメソッドに関する学術的な研究や教授法の質的向上、社会への還元を目的としてケースメソッド研究所※2が設けられています。なお、学生の授業評価などを参考にしながらセメスターごとの見直しをした上で、改善点をシラバスに明記する仕組みを設け、教育の質の向上を図っています。

※2 リーダー育成のためのケースメソッド教育の研究や実践支援を行うケースメソッド研究所は、2018年に名古屋商科大学ビジネススクールが設立した。

世界を視野にビジネスを学ぶ グローバル・ネットワークについて

ビジネスの世界は、国、人種、宗教を超えて繋がるボーダーレス社会です。ビジネス教育においても国際化された環境が重視され、ビジネススクール同士の提携強化が重要となっています。本校では、世界のトップレベルのビジネススクールと提携して、短期交換留学、ダブルディグリー、ジョイントディグリー、サマープログラムなど、グローバルに学ぶ機会を数多く提供しています。また、研究・教育活動を国際的に進めていくため、国連のPRME(Principles for Responsible Management Education)への参画や、GSBN(Global Business School Network)、EMBAC(Executive MBA Council)、EFMD(European Foundation for Management Development)、PIM(Partnership of International Management)への加盟など、国内のビジネススクールに先んじて積極的なグローバル・ネットワークを構築。さらに、ケースメソッド、ケースライティングの教授法をアジア各国のビジネススクールに普及させることを目的として、AAPBS(Association of Asia-Pacific Business Schools)の活動にも力を入れています。

社会に貢献するビジネスリーダーの育成 ミッションについて

本校は東京・名古屋・大阪にキャンパスを設置して多くのビジネスパーソンが働きながら学べる環境を提供しています。1科目は2週末・4日間で完結しますので、週末に学び、翌週の仕事に生かすことも可能です。また長期的に自分の人生を捉えて学ぶということも大事にしてほしいと考えています。自分が身につけた知識・技術を一生の財産にして社会の経済的発展や人々の幸福で豊かな暮らしに貢献しようというミッションを持ち、そのために自分がどう行動できるかを真剣に考えている方にとって、その道筋を明らかにしていくことができるのが本校だと確信しています。自社の経済活動の向こう側には、まだ姿が見えない次世代、次々世代の人間がいるということを意識して、世界の持続可能な発展を考えられるビジネスリーダーを育成することを今後も本校のミッションとしていきます。

修士課程

■マネジメント研究科 マネジメント専攻

課程履修モデルトラック選抜区分キャンパス入学定員
EMBA総合マネジメント日本語社会人選抜
事業承継選抜
企業派遣推薦
東京
名古屋
大阪
185名
中小企業診断士養成
MBA経営管理東京
名古屋
国際経営英語名古屋
MiM一般選抜
事業承継選抜
企業派遣推薦

■会計ファイナンス研究科 会計ファイナンス専攻

課程履修モデルトラック選抜区分キャンパス入学定員
MSc会計ファイナンス日本語社会人選抜
事業承継選抜
企業派遣推薦
一般選抜
東京
名古屋
65名
税法学

※名古屋校のみ

修士認定課程

課程履修モデルトラックキャンパス入学定員
PreMBA1年制日本語オンライン65名
2年制

※大学および大学院卒業の方は1年制、高等学校卒業の方は2年制、専門学校および短期大学卒業の方は受講審査によって履修モデルを決定

説明会・個別相談について 説明会

プログラムの説明、EMBAとMBAの違い、国際認証MBAの価値、土日授業の特徴、出願に関する相談など、各キャンパス・オンラインで実施しています。模擬授業や修了生の体験談付きの説明会もあります。

個別相談

随時オンラインまたは来校に対応しています。以下のような悩みや相談に個別で説明します。

  • MBAの取得方法は?
  • MBAが仕事に役に立つのか知りたい
  • MBAを取得された方の声を聞きたい
  • MBA取得と仕事の両立の方法を知りたい
  • MBA入学までに必要な準備を知りたい