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在校生・修了生インタビュー
日本社会事業大学大学院
福祉マネジメント研究科(専門職大学院)

  • 福祉・医療・健康・生活
  • 東京都
  • 大学院
新しい可能性を見つけるため
福祉領域の垣根を越えた複合施設をつくる。そのステップとして大学院を活用しました。

馬場 拓也さん(48歳)

外資系アパレルメーカーから、社会福祉法人愛川舜寿会の経営者に転身。2016年より仕事と両立しながら同大学院で学び、2018年に修了。その翌年、複合福祉施設をスタートさせた。

修了後の活躍

かつて日本には「縁側」があり、多様な人が関わり合いながら暮らしていました。しかしその後、福祉施設ができたことで徐々に分断が起こり、いつしか高齢者や障害者と触れ合うことが非日常のものになっていったんです。地域の「縁側」として、一人ひとりが認め合える社会をつくりたい。そんな想いから、大学院修了後に高齢者・障害者・児童の3つの福祉領域にまたがる複合施設をスタートさせました。地域の課題をつなぎ合わせることで、福祉の新たな可能性を育んでいく。それが今の私の目標です。

大学院の魅力

私が立ち上げた複合施設には、大学院で考え抜いたことが色濃く反映されています。私の場合は福祉の経営手法だけでなく、高齢者や障害者、児童などの複数領域の科目を幅広く受講。各分野の課題に衝撃を覚えながらも、福祉の全体像を俯瞰したことで「複合施設が目指すべき姿」を明確にすることができました。福祉には、日本が抱える社会課題が詰まっています。専門職の方はもちろんですが、ITやデザイン、建設に関わる方にも同大学院は大きな示唆を与えてくれると思います。

私のオススメ科目

組織行動論

福祉領域の経営者やマネージャーの方にお勧めしたい講義のひとつです。感情に重きを置きがちな福祉業界だからこそ、経営者として「アメーバ経営」や「ティール組織」などを学ぶことには大きな意味があると思います。

ニーズとイノベーション

イノベーションのメカニズムを考察。「ITの発想法で、福祉の課題を解決できないか」という気づきが得られたこともあり、修了後に「利用者の日常を見える化するアプリ」を共同開発。複合施設で運用を開始しました。

レジデンシャルサービス

病院や介護施設の事例をもとに、合理的な導線設計について学びました。この講義を通じて空間デザインのあり方を検討したことが、後に「縁側」という概念を複合施設に導入するきっかけのひとつになりました。

お金のやりくり法

法人の研修費からまかないました。同大学院は学費もリーズナブルですし、教育訓練給付制度や奨学金なども利用できます。今後は、私が経営する法人施設の職員たちにも、学びの機会を与えていけたらと考えています。

ある一日のスケジュール

8:30勤務開始。施設の庭は公園として地域に開放しているため、毎朝、植物に水をやりながら近所の方々と挨拶を交わします。
12:00スタッフとランチミーティング。ときには大学院で学んだことを交えながら、スタッフの教育を行うこともありました。大学院修了後は、月1回、施設内で勉強会を開催する予定です。
14:00テレビ会議。施設にいながら打合せなどを行えるので、ICTをフル活用して勤務していました。大学院に通学してから、タイムマネジメント能力がさらに磨かれたと思います。
16:30大学院へ出発。職場から2時間半かかるので、通学中もノートPCで課題作成をしたり課題図書に取り組んだりしていました。
18:30授業開始。1科目2コマを受講。30代、40代、50代、60代と年代の異なる学友たちとの熱い議論に臨みます。なかには北海道や沖縄から通っている方もいました。
22:00授業終了。仕事のメールなどをチェックします。車で来ているときは、講座やセミナーなどの音声を聞きながら帰宅。「この時間をどうやったら有益なものにできるか」そんな意識も身についたように思います。
24:00自宅に到着。深夜が一番集中できるので、課題の勉強をしてから就寝。明日に備えます。
問合せ先042-496-3080(入試広報課)ホームページはこちら
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