大阪大学大学院医学系研究科科目等履修生高度プログラム「死因診断能力の向上と死因究明の攻究」大阪大学　履修証明プログラム通学制

対象とする職業の種類

医師、保健師、放射線技師、臨床検査技師、警察官、科捜研研究員、裁判官、検察官、弁護士、検察事務官

講座の目的・概要

警察が取り扱う異状死体は年々増え、かつ、その死因診断もより精度が求めらているため、高度な死因診断能力及び死因究明能力を持つ人材の育成が求められている。このプログラムは、死因究明にあたる実務家や将来、死因究明に従事したい希望者に対し、死因診断能力の向上と死因究明能力をもった人材の育成を目的とした高度な専門職プログラムです。
また、このプログラムは、わが国の「死因不明社会」から「死因究明可能な社会」への転換を図るためのプログラムであり、文部科学省特別研究費 大阪大学事業「「死因究明学」の創造と担い手養成プラン」とも連携しています。
このプログラムでは、死因究明の意義、死体所見の発生機序とその意味を学び、死因診断プロセスの理解、死因診断能力の滋養と向上を目指すともに、死因究明センター等の施設において、死後画像撮影の所見と、その医学的意義・解剖学的な裏付け、死体所見に加わる死後画像所見からの死因の診断について学び、死後画像診断力の向上を目指します。

身につけられる知識、技術、技能

死因に関する知識、死因診断の考え方、死体所見の読み方、死後画像所見の読影

得られる能力

死因不詳等の死体の死因究明に必要な
・死因診断能力
・正確な科学的検案能力
・死後画像読影能力
を取得していただく、増え続ける異状死体に対応して安寧かつ安心できる社会に貢献する。

土・日・祝日や長期休暇期間における集中開講

「死因診断学総論」や「死後画像診断学総論」により、死因究明の必要性を理解し所見の読み取りと診断へのプロセス、死後画像に関する基礎知識を習得します。「死因診断学各論I」、「死因診断学各論Ⅱ」においては、内因死、外因死の死因機序と病態等に関する知識や死因別の死後画像所見と解剖所見を理解します。また、「死因究明学」では、死因究明の意義を深く理解し、「死後画像診断学各論」では、死因別の死後画像所見と解剖学所見を深く理解します。

修了時に付与される学位・資格等	履修証明書
総授業時間数	12単位
受講料	検定料9800円、入学料28200円、授業料115200円
履修資格	学士号取得者あるいは、同等以上の学力を有すると認められた、 死因究明に従事、あるいは従事予定者

大阪府吹田市山田丘1-1

http://www.legal.med.osaka-u.ac.jp

最終更新日：2022年3月31日